SFファンタジーRPGの代表格、スターオーシャン(1)、スターオーシャンセカンドストーリー(2)の感想を書きます。
良ければ何かしらの参考にどうぞ。
※ネタバレ無しです。
- 「スターオーシャン」1996年7月19日エニックスよりSFCにて発売
- 「スターオーシャンセカンドストーリー」1998年7月30日エニックスよりPSにて発売
- スペースオペラ的な世界観
- 緻密なドット絵
- キャラクターボイスあり
- アクション寄りの戦闘
- 街でパーティメンバーと会話できる「プライベートアクション」
- 素材を組み合わせてアイテムを作成できる「アイテムクリエーション」
- 主人公を二人のキャラから選べる(スターオーシャンセカンドストーリー)
スターオーシャン 感想
スターオーシャンシリーズの特徴といえばやはりスペースオペラ的世界観と凝った戦闘システム。
シリーズ初作品のスターオーシャン発売当時はファンタジーのRPGが全盛だったためか、SF要素は割と薄めだったと思います。後半になりようやくSF色が出てきて盛り上がってきたころにはエンディングとなりちょっと残念な感じでした。
ストーリーに関してもファンタジー王道RPG色が強めだったと思います。
戦闘システムはシリーズ初作品からリアルタイムで進行する方式で当時としては結構珍しかったと思います。
ただアクション要素は低く敵ターゲットを選択しA、L、Rのボタンに対応した攻撃方法で自動的に攻撃する方式。基本ボタンを連打しているだけで何とかなってしまう感じでした。
個人的にはRPGにアクション要素は必要に感じないので問題はないですがアクションの戦闘になったシリーズから遊んだプレイヤーがスターオーシャン1をプレイすると違和感のある仕様なんじゃないかと思います。
敵も基本弱いしあまりやりごたえのある戦闘ではありませんでした。
スターオーシャンシリーズの特徴、スペースオペラ的SF世界観と凝った戦闘システムはシリーズ初作品ではまだ発展途上という感じだったと思います。
印象に残った要素といえばやはり美しいドットグラフィックとキャラボイス。
ドットはかなり緻密に描き込まれていて落ち着いた色合いで家の小物や植物など緻密に表現され美しいドット絵を堪能することができました。
キャラボイスもスーパーファミコンのゲームではあまりなかったので新鮮でした。さすがに今となっては物足りないでしょうが当時としてはゲームの中で声が聴けるだけですごいと思える演出だったと思います。
ストーリー、戦闘システム共に微妙な面があるとはいえドット絵は美しいしチャレンジ精神があるゲーム性は結構記憶に残るゲームだったと思います。
スターオーシャンセカンドストーリー 感想
スターオーシャンらしくなってきたのは個人的にはセカンドストーリーからというイメージ。
二人から選べる主人公はクロードを選択しました。
戦闘はアクション風となり自由にフィールドを移動できるのでランダムエンカウント方式とはいえ結構現代のアクション要素が強いRPGに近い感じだと思います。
敵も強くなったのでやりごたえがかなり増しました。
あまりアクションで戦闘するRPGは好きではないですがスターオーシャンセカンドストーリーの戦闘は面白く楽しめたと思います。
個人的にスターオーシャンセカンドストーリーで一番良かったのはキャラクターで、見た目と内面共に魅力的、特徴的でさらにボイスが付いているおかげで戦闘シーンでより感情移入して操作することができたと思います。
一番好きなキャラは二匹の竜が取り付いてしまった不幸青年「アシュトン」でギャグ要員の面もありパーティの雰囲気を和ませてくれるのでありがたいキャラでした。
意外と戦力になるキャラだったのでそういう意味でもお気に入りです。
キャラは魅力的でしたが反面ストーリーは何かいまいちな感じでそこまでハマれませんでした。前作とは違いSF要素は十分だっただけにちょっと残念です。
グラフィックは相変わらず美しいし、曲はさすがに桜庭統氏だけあり戦闘曲を筆頭に印象に残るものが多いです。
個人的にストーリーはいまいちでもシステム面を大幅強化しRPGとしてかなりやり込めスターオーシャンシリーズの代表作と言える出来だったんじゃないかと思います。
まとめ
失礼ながら個人的にストーリーはいまいちでも戦闘などのシステム面に光るものがあれば楽しめると思わせてくれたのがこのスターオーシャン1と2。やはりゲームはシステムが大事なのかもしれません。
SF要素があるというのも良いし、曲が良曲ぞろいというのも名作の証でしょう。
最新作スターオーシャン6もおそらくシステム重視の路線で行くだろうし、システムにこだわるゲーマーは要注目のゲームになりそうです。
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