オーソドックスな中世ヨーロッパ風ファンタジーのRPGで魅力あるキャラ、音楽が今なお根強い人気のあるスーパーファミコン用ソフト「エストポリス伝記(1)と2」。
今回は「エストポリス伝記(1)と2」の感想を書くので良ければご一読していただけたらと思います。
エストポリス伝記(1)、2とは
エストポリス伝記の主な特徴はというと、
- エストポリス伝記 1993年6月25日タイトーよりスーパーファミコンで発売
- エストポリス伝記2 1995年2月24日タイトーよりスーパーファミコンで発売
- オーソドックスなターン制コマンド式RPG
- 恋愛要素が割と強めな物語
- パズル的謎解き要素(エストポリス伝記2)
※タイトーは現在スクウェア・エニックスの子会社、ゲームの著作権はタイトーが所持(ウィキペディア調べ)
というところ。
管理人がプレイしたのは結構な大人になってから。それでもエストポリス伝記2は面白かったです。何よりキャラの魅力があります。
恋愛要素も強めなので子供の頃やっていたらまた違った印象を持っていたかもしれませんが「なぜやってなかった?」というぐらいの名作だと思います。
エストポリス伝記(1)、2感想
※ネタバレ無しです。
備考:クリアまでのプレイ時間は30時間ほど。
エストポリス伝記(1)そして2という順番でプレイしてまずエストポリス伝記はドラクエ風のごく普通のRPGという感じがしました。
1993年だとドラクエ風のRPGは多かったのでその中で埋もれがちですが、主人公とヒロインの恋愛要素強めというのが特徴的だと思います。
個人的には道中主人公とヒロインの痴話げんかなどの熱々な長めのイベントがあったりして少女漫画を読んでいるような気分に。
ニヤニヤ展開が好みなら楽しいですがいい年になったおじさんになった身としてはちょっと長すぎて飽きてしまう面はありました。
その他のイベントもやや恋愛を感じさせるネタが多くあまり自分には合わないかなという感じでした。
ただ、ストーリー自体は主人公が強大な四狂神という敵たちと戦うというベタかつ非常に王道的展開で、昔のRPGらしいご都合主義、お使い的な所がありながらも全体的にまとまっていて最後まで楽しめたと思います。
BGMも良曲ぞろいなので雰囲気は良く物語を盛り上げてくれます。
戦闘難易度的には恋愛要素の甘めな雰囲気とは裏腹に意外と歯ごたえがあったと思います。全滅することもままありました。
ボスとのバトルはBGMの盛り上がりもありアツい。
エンカウント率が高めなのでそこはストレスでした。
全体的にシリーズ初作品だけあってかややブラッシュアップされていない感じはあるものの結構完成度が高く、さすが名作と呼ばれているだけあるタイトルだと感じました。
一方、エストポリス伝記2に関しては初作と比べるとかなりブラッシュアップされて完成度の高い作品に。
恋愛要素強めのストーリーは変わらずでさらに仲間との友情もしっかり入っているので少年漫画的な感じが懐かしい気分で楽しめました。ちょっと主人公の年齢は高めですが・・(21歳、ウィキペディア調べ)。
ちょっと意外な展開もあったりと王道の物語の範囲内での意外性があったのも良かったです。
ボス戦の曲も相変わらずのカッコよさでボスとのバトルは盛り上がります。
戦闘難易度でいうと敵は弱めというかパーティが強化されやすいせいか簡単なのでそこまで緊張感はなくかっこいいバトル曲を活かしきれていない感があるのは少し残念でした。
意外と気に入ったのがエストポリス伝記2で初登場したダンジョンの謎解きアクション要素。
謎解きアクションはゼルダの伝説で苦手意識があってもエストポリス伝記2は丁度良い難易度の謎解きアクションだったので普通に楽しめました。シンボルエンカウントで謎解きに集中できるのもポイントが高いです。
まとめ
スーパーファミコン時代としては結構珍しい恋愛要素強めなストーリーが特徴的のエストポリス伝記1と2。
ただ、ストーリーの本筋自体は強大な敵を倒すという非常に昔のRPGらしいものでよくまとまっていたので恋愛要素があまり得意でない管理人でも十分に楽しめました。
戦闘はオーソドックスなターン制のコマンドバトルで至って普通。BGMがいいので戦闘を盛り上げてくれます。
エストポリス伝記2からは謎解きパズル要素が追加されゲーム的楽しさが増え、作品自体もブラッシュアップされたのでデキ自体はエストポリス伝記2の方が上でしょうか。
エストポリス伝記1も結構ストーリーが泣かせてくれるのでできればセットで遊びたい作品だと思います。
個人的には予定されていたエストポリス伝記3か1,2のリメイクを出してほしいのですがタイトーがスクウェア・エニックスの子会社になったのでかなり厳しそうですね・・。
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