キックスターターによるクラウドファンディングも大成功し、長い開発期間を経てようやく発売日が2024年4月23日に決定した「百英雄伝」。
スーパーファミコンやPS世代のRPGで育ってきた人間としては待ちに待った作品ですが、なぜこの百英雄伝がここまで期待できるのかその理由を3つ、そして、百英雄伝のストーリーやシステムなどゲーム内容について書くのでよかったら参考にしていただけてらと思います。
発売日 | 2024年4月23日 |
価格 | 5,830円(税込み) |
メーカー | 発売元:505GAMES 開発元:Rabbit & Bear Studios |
対応ハード | STEAM スイッチ PS5/PS4 XboxSeriesX|S/Xbox One Epic Games Store |
ジャンル | RPG |
CERO | ? |
百英雄伝に期待できる理由3つ
1、幻想水滸伝のような戦記、群像劇の内容
まず、百英雄伝というタイトルからも分かるように仲間の数が109人いる戦記物のRPGです。
幻想水滸伝の制作陣が制作している精神的続編というキャッチコピーもあるし、となるとまたあの幻想水滸伝のような多くの仲間が活躍する感動的で濃厚な戦記物語が楽しめるんじゃないかと。
伝統的なRPG的物語の新作ゲームというのは久しぶりだし期待値は上がります。
幻想水滸伝とは
PS初期に発売されたRPG。水滸伝をモデルにした戦記、群像劇を描いた作品で魅力的なキャラも相まってファンが多い。
システム的にも108人のキャラを仲間にでき、6人でパーティを組めるなどと戦記物ならでは。
魔法の代わりになる紋章システムや本拠地を大きくしていくなど、独自の要素もある。
※百英雄伝は幻想水滸伝と内容的な繋がりはありません
2、幻想水滸伝の原作者、村山義隆氏のシナリオその他スタッフも集結
やっぱり幻想水滸伝の原作者、村山義隆氏がシナリオを書くのは大きなポイントです。
フリューから出た「アライアンスアライブ」は幻想水滸伝とまではいかないでもキャラはなかなか魅力的だったしストーリーもRPGならではという感じでSFC、PS世代の僕からすれば久々にこの感覚を味わえたと十分に満足できました。
いまだ村山義隆は健在であると印象づけるタイトルだったと思います。
そんな村山さんが書くシナリオなら期待するのは当然だしさらに他にも、
幻想水滸伝のキャラデザを務めた河野純子氏、幻想水滸伝ティアクライスのディレクター小牟田 修氏、キャッスルヴァニアのアートディレクター村上純一氏
と元コナミの昔のゲームをわかった人たちが開発陣の中核にいるので安心できます。
曲に関しては、ワイルドアームズのなるけみちこさんとスターオーシャンやヴァルキリープロファイルの桜庭統さんの楽曲提供。
ワイルドアームズ、ヴァルキリープロファイル、幻想水滸伝の夢のコラボという事で、ゴジラとウルトラマン、ガンダムが共闘するような、と少々強引な例えですがそれくらいワクワクする取り合わせだと思います。
3、百英雄伝のために新会社を設立
百英雄伝のために新会社Rabbit & Bear Studiosを設立したというのも本気度が感じられます。代表は村山義隆氏です。
コナミのときのように経営陣の意向で作りたい新作が作れないという可能性は無くなります。
(村山さんは幻想水滸伝Ⅲの製作途中で退職しているようだし、後のコナミスタッフに幻想水滸伝ティアクライス以降の新作を作りたいという人がいたかどうか分かりませんけど・・。経営陣の方たちが新作案を却下したという事実も分からないですし・・。)
とにかく、発売元は別会社ですがRabbit & Bear Studiosのほうが発言力が強そうなのでにユーザーの意見がゲームに反映されやすいと、ユーザーにとってはメリットがあるんじゃないかと思います。
百英雄伝のゲーム内容を紹介
グラフィック
グラフィックは昔のRPG的なドット絵に3D表現を足したものでスクウェア・エニックス的に言うとHD-2D的なもの。
主にキャラが2Dドット絵表現で、背景が3D表現になっています。
ドット絵の温かみが感じられつつも、リッチな表現で今風の感覚で見ても古くは感じられないでしょう。
戦闘のエフェクトも豪華でカッコイイしこのあたりも見どころだと思います。
『百英雄伝』2023年2月コミュニティアップデートが公開されました!🔥
「DLC3」アンケート振り返りと、できたてほやほやの渾身スキル攻撃ゲーム動画をチラ見せ!いつも応援ありがとうございます!🔥
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— 百英雄伝【日本語公式】 (@Eiyuden_JP) February 25, 2023
ストーリー
○ストーリーのあらすじ
剣そして、神秘的な力を秘めた魔導レンズ(ルーンレンズ)が力をふるい、いくつかの種族がときに協力し、時には争う世界、オールラーン大陸。
そのなかの国、魔導レンズの力の研究で他国より先をゆくガルディア帝国は更に魔導レンズの力を求めて各地に捜索の手を広げていた。
その捜索の任を任された帝国の若き士官セイ・ケースリングと捜索隊に加わる辺境の村出身の少年ノア。
セイとノアは友情を交わす、それぞれの正義と真実を。
※公式サイト参考
物語の冒頭も詳細に語られてはいませんが動画を見ても壮大な戦記物の物語が展開される予感。
個人的には幻想水滸伝2に近い感じがすると思います。
3人の主人公
主人公は辺境の村出身のノア、帝国の士官セイ・ケースリング、ガーディアンの少女メリサの3人となり、他のRPGと比べると比較的多め。
昨今のゲームらしくポリティカル・コレクトネスを意識してか人種も豊かな感じになっています。
システム
戦闘システム
戦闘システムは幻想水滸伝に近いようで、6人パーティーと戦記物らしい比較的多人数でのバトル。
動画で見る限りではアクション要素はなくコマンド式のバトルのようです。
タイムラインらしきものが動画で確認できるのでターン制という訳ではないかもしれません。
連携攻撃なんかもありそうな予感はします。一騎打ちイベントもあるかも。
本拠街
百英雄伝も幻想水滸伝のような100人以上の仲間たちと暮らす拠点が建設できます。
畑を耕したりいろんな店を開くことができ、仲間の人数によって規模も拡大していきます。
プレイアブルキャラの多い百英雄伝に非常にマッチしたシステムだと思います。
百英雄伝と百英雄伝Risingとの違い
「百英雄伝」の前日譚としてすでに「百英雄伝ライジング」が発売されています。
コマンド式戦闘?の百英雄伝に対し、百英雄伝ライジングは横スクロールのアクションRPGとなっていて、ゲームジャンル的に異なります。
ゲームボリュームも千円代中盤という価格設定に見合ったものに。
百英雄伝に引継ぎ可能な要素もあります。
百英雄伝ライジングについてこのブログで紹介しているのでよければ参考にどうぞ。
まとめ
以上まとめると、百英雄伝に期待できる3つの理由は、
- 幻想水滸伝のような戦記、群像劇の内容
- 幻想水滸伝の原作者、村山義隆氏のシナリオ、その他スタッフも集結
- 百英雄伝のために新会社を設立
となり、
ゲーム内容の詳細は、
2Dドット絵と3Ⅾの背景が融合した美しいグラフィック、3人の主人公、コマンド式?と思われる6人パーティでの戦闘、自分だけの拠点を作れる本拠街などの要素多数
となります。
この記事を書き、あらためてスタッフの皆さんの気合を感じた「百英雄伝」。
プラットフォームもPS、XBOX、任天堂と網羅しているし、もちろんスチーム等、PCでもできます。プレイできる環境は整っているので多くの人に遊んでほしいです。
そして百英雄伝がヒットしてまだまだ伝統的なRPGは終わっていないことが証明されれば言うことなしですね!
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