漫画、アニメ、ゲームなどエンターテインメント業界ではもはや定番となりつつあるダークファンタジーの世界観。
そんなダークファンタジーの世界観をウリとしたファンタジーSRPG「リデンプションリーパーズ」が2023年2月23日に発売されます。
ダークな世界観に合ったキャラデザインやグラフィックの色彩、豪華声優陣によるフルボイスとダークファンタジーが特別好きでもない僕でも興味が引かれる内容だったので今回は「リデンプションリーパーズ」について詳しく調べました。
良かったら参考にしていただけたらと思います。
ジャンル | ダークファンタジーSRPG |
対応機種 | PS4(PS5) スイッチ STEAM |
メーカー | Binary Haze Interactive(開発:アドグローブ) |
発売日 | ダウンロード:2023年2月23日 パッケージ:2023年4月下旬ごろ |
価格 | 6,028円(税込み) |
発売日
発売日はダウンロード版が2023年2月23日、パッケージ版が2023年4月下旬ごろ発売予定。
個人的にパッケージ版の発売はうれしい情報です。
対応ハード
対応ハードは、PS4、スイッチ、STEAMの多機種で展開。
PS5は後方互換でPS4のゲームが遊べるのでプレイ可能です。
発売、開発元
発売元は世界観や雰囲気を重視したオリジナルタイトルの販売を信念としている日本の会社、「Binary Haze Interactive」。
開発元は「Binary Haze Interactive」の親会社「アドグローブ」。
アドグローブはゲーム開発だけでなく、Webサービス、スマホアプリ、AI、ネットワークインフラなどの開発や設計といろいろな事業を取り扱う会社。
オリジナルゲーム事業を展開していくにあたり分かりやすいブランドとして「Binary Haze Interactive」を子会社として立ち上げたようです。
「Binary Haze Interactive」のCEO、小林氏のインタビュー記事を読むとダークな世界観のゲームを作り世界に通用する自社ブランドを作っていきたいようで、さらに世界のフロム・ソフトウェアのようなゲームメーカーになりたいとのこと。
新しくできたゲームメーカーですが会社の目指す方向性がしっかりしていてユーザーとしては信頼できます。
世界観
世界観はコンセプト通りダークで陰鬱な雰囲気が存分に出ていてダークファンタジー好きなユーザーはすんなりとその世界観に入っていけると思います。
個人的には同じ日本のメーカーだからなのか「Binary Haze Interactive」の目標の会社だからなのか、フロムソフトウェアのゲームに雰囲気が近い感じがします。
ストーリー
ストーリーのほうもガチガチのダークファンタジー。
突如現れた異形の軍勢「モース」の圧倒的な恐怖と力によって多くの人々が殺された世界。
人々にとって絶望的な状況の中、少数精鋭の戦闘集団「灰鷹旅団」は狡猾な奇襲戦法や集団戦術を駆使し異形の軍勢「モース」と戦う。
かつて人々から「忘恩の死神」と呼ばれ忌み嫌われた存在だった彼らは皮肉にも、モースに対抗する唯一の希望になろうとしていた。
※公式サイト参考
と、異形の軍勢「モース」、「灰鷹旅団」といったワードはダークファンタジーの要素をしっかりと抑えている感じです。
忌み嫌われた存在だったものがヒーローになるというのは分かりやすくて良いし、さらにそれ以上のどろどろした展開も期待できます。
キャラと担当声優
キャラもダークファンタジーにあったリアル寄りのデザインで海外ユーザーにも受け入れられそう。
だからと言って癖が強いわけではなく、日本的感性でも受け入れられる美男美女だと思います。
ボイスは全編フルボイスで声優陣は豪華かつ実力者ぞろい。
これだけでもこのゲームは買う価値があるでしょう。
以下配役。
- サラ(CV:甲斐田裕子 機動戦士ガンダムUCのマリーダ・クルス役など)
- グレン(CV:小山力也 名探偵コナンの毛利小五郎役など)
- ルグ(CV:津田健次郎 呪術廻戦の七海建人役など)
- ウルス(CV:玄田哲章 アーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替え担当など)
- カレン(CV:水樹奈々 魔法少女リリカルなのはのフェイト・テスタロッサ役など、紅白歌合戦出場歌手)
- ナキ(CV:福山潤 コードギアス反逆のルルーシュのルルーシュ役など)
- ローワン(CV:三宅健太 クリス・ヘムズワース(マイティ・ソーのソー役)の吹き替え担当など)
- ソキアス(CV:武内駿輔 アイドルマスター シンデレラガールズのプロデューサー役など)
- ロストス(CV:安元洋貴 鬼灯の冷徹の鬼灯役など)
- レバンテ(CV:大塚明夫 METAL GEAR SOLIDのソリッド・スネーク役など)
※敬称略
アニメやゲームで主役を演じてきた方々ばかりで豪華という文言がこれほど似合うキャスティング陣も珍しいんじゃないでしょうか。
システム
ゲームシステムはオーソドックスなターン制コマンド式のSRPG。
世界観を売りにしているだけあって変にSRPGとしてのシステムをいじることなく王道で勝負というところでしょうか。
戦闘の進め方
戦闘の進め方は、行動ポイント(AP)を消費してスキルを発動させ攻撃し敵を倒していきます。
特徴的なのはSRPGとしては珍しく攻撃前・後に関わらずに移動できること。
APの使い方次第では1ターンの間に複数の敵を倒せて爽快だと思います。
現代ゲームユーザーの感覚に合わせてゲーム展開のスピードアップ化をしている感じでしょうか。
さらに連携攻撃で味方の攻撃に合わせて追撃ができるのでゲームテンポがよりアップすると思います。
連携を発動させるには味方の位置が重要で攻撃前・後に関わらず自由に移動できることを駆使して味方の陣形を考える必要があります。
例えばあるプレイヤーキャラが敵攻撃後、味方キャラに攻撃させようとしている敵に隣接しておくと味方キャラ攻撃後に追撃できます。
スキル
スキルにはバトル中に任意で使うアクティブスキルと習得すると永続的に支援効果のあるパッシブスキルの2種類。
奥義という強力なスキルもあります。
キャラ育成
編成パートでは経験値やスキルポイントを使いキャラを育成できます。
レベルアップでのパラメーター上昇はランダム要素があるのでプレイヤーによってキャラの成長も異なってきます。
強い所をさらに伸ばす、弱点を強化するなど育成の幅も広いです。
アクセサリーを装備することでキャラクターに様々な特殊効果を付与できるのでプレイヤーごとの戦い方が連携、スキルなどと合わせより多く構築できます。
記事作成時公開されている動画を見る限りではファイアーエムブレムのように戦闘シーンへの移行がなくシームレスな戦闘なのでサクサク進み、場合によってはアップになって敵を攻撃するシーンもありキャラもよくしゃべるのでなかなか臨場感がある感じでした。
戦闘の難易度はダークな世界観に合わせてか高めなようで昔のファイアーエムブレムのような難しいSRPGが好きなユーザーでも満足できると思います。
曲
曲は動画や公式サイトで聞く限りでは結構上品でせつない感じです。
個人的な印象だと少し大人しめな感じですが戦闘シーンなどでは激しい曲もあるのでは。
世界観に合ってるのは間違いないので違和感を感じることは無さそうです。
評価まとめ
- 絶望的、悲劇的な物語が面白い
- キャラの個性が立っていて何かしら秘めた過去があるところが良い
- 少数精鋭のメンバーで最適の行動をして大量の敵を倒していく戦略的楽しさがある
- 曲と豪華声優陣の演技が物語の没入感を上げている
- 作品のコンセプト上仕方がないがグレーで統一された色合いのため似たようなロケーションが多い
- 少数精鋭での攻略のためか戦略の幅はやや狭い
少数精鋭のメンバーたちの限られた手段の中で試行錯誤し、大量の敵を倒していくというのがリデンプションリーパーズのシミュレーションRPGとして楽しいところのよう。
声優陣の演技力の高さもありキャラの魅力も上々で、ダークな世界観が好きなら絶望、悲劇的ストーリーも楽しめます。
まとめ
流行りのダークな世界観をウリとしているだけあってリアル寄りのキャラデザインと終末感があるグレーな色合いのグラフィックが印象に残るSRPG、「リデンプションリーパーズ」。
豪華声優陣によるキャスティングも世界観に厚みを持たせより重厚感が出ています。
システム的にも移動は攻撃前・後のどちらでもできるフレキシブルな仕様なのでそれを活かした味方との連携攻撃でテンポよく敵を倒していけるのも速いゲーム展開が望まれる現代プレイヤーの感覚に合ったものなっていると思います。
あとはストーリーが面白いかどうかが気になるところで、こればかりはプレイしないと分かりませんが異形の物、闇の物と戦う集団とダークファンタジーでは定番の要素を入れているので大きく外すことは無いでしょう。
メーカー、Binary Haze Interactiveの「世界観や雰囲気を重視したオリジナルタイトルの販売」を信念としているという、ゲーム性がより重視される今のゲーム業界では珍しい方だと思うのでそういう際立った信念を持っているメーカーの作るゲームというのは期待大。
ダークファンタジーが好きなプレイヤーはこのゲームだけにとどまらず以降、Binary Haze Interactiveの作るゲームは要チェックです。
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