ネットでおもしろそうなゲームがないか探していたときに見つけたゲームがこの2020年3月26日発売のリベンジ・オブ・ジャスティスというゲーム。
今では珍しいシミュレーションRPGでクォータービュー(斜め上の視点 )、マルチエンディング、中世ヨーロッパ風のファンタジーと名作タクティスオウガによく似たゲームです。
そして価格がパッケージ版で税込3,278円!とマルチエンディング搭載でこの値段と、なんとも怪しげ(すみません汗)なゲームですが、このリベンジ・オブ・ジャスティスをさらに詳しく調べていきたいと思います。
あと、このリベンジ・オブ・ジャスティス、色んな国が様々な情勢、思惑がある所はブリガンダインみたいな所もあります。
ジャンル | シミュレーションRPG |
販売元 | ケムコ |
開発元 | シティコネクション |
対応機種 | スイッチ、PS4 |
発売日 | 2020年3月26日 |
商品ラインナップ | 通常版(税込3,278円)、ダウンロード版(税込3,000円) |
特徴 | 〇クォータービューのオーソドックスなSRPG 〇マルチエンディング 〇5つの国の勢力があり国が多め |
メーカーのケムコ、シティコネクションとは?
ケムコ
リベンジオブジャスティスの販売元で、コトブキシステムというコンピュータソフト制作会社のゲームソフトブランド名。
今はスマホ向けの昔懐かしい2Dドット絵のRPGを多数配信しています。その移植版をPS4、スイッチにも配信しています。
僕も何かの作品をプレイしたことはありますがスマホゲームだけあってか、自動戦闘などサクサクと快適にゲームを進められたと思います。良くも悪くもあまり特徴は無かった感じでした。
個人的には僕のケムコのイメージはこういうRPG群ではなく、スーパーファミコンのトップレーサーというレースゲームが印象に残っています。
クールでカッコいい音楽とニトロという車を加速させるシステムが楽しいゲームでした。
シティコネクション
リベンジオブジャスティスの開発元で、シティコネクションというゲームが名前の由来のゲームソフトメーカー。スーパーファミコンで多くのゲームを出したジャレコのIP(知的財産権)を所有しているようです。
個人的にはあまり馴染みの無い会社ですが、IPというものを意識して事業を展開されているようです。
ちなみに、シティコネクションはスイッチオンラインファミコンで遊べるので興味のある方は遊んでみるのもいいでは。
車を操作するアクションゲームです。
公式サイトを見たリベンジ・オブ・ジャスティスの印象
グラフィック、キャラデザ、ボイス
グラフィックに関しては正直携帯機、3DS並みのように見えます。
スマホ向けのゲームをメインに発売している会社なので仕方ないのかもしれませんが、リベンジ・オブ・ジャスティスは今のところ家庭用ゲーム機のPS4とスイッチのみ対応となっているのでもう少し頑張って欲しいのが正直な所です。
キャラデザは至って普通でしょうか。
個人的に気になるキャラは聖盾騎士団団長アメリアと都市同盟の傭兵団長エミリア、ヴォード王国の英雄王ガルヴァリウスですね。
アメリアは狂信者ということでこういう片寄った人につくとどういう物語になっていくかおもしろそうですね。発言も過激で狂信者らしくていいです。
エミリアは颯爽とした感じがカッコいいです。でも金に汚く口が悪いというなかなか面白そうなキャラです。
ガルヴァリウスは単独でもめちゃ強そうな所がいいですね。
主人公が記憶喪失というのも謎めいていて面白そうです。
結構キャラは魅力的な感じはします。いい意味でクセがあります。
ただボイスは無しです。そりゃ税込3,278円じゃ当たり前ですね。個人的にはこの手のゲームにボイスはいらないです。ゲームのテンポが悪くなっちゃいますし。
システム
マルチエンディングという事ですが、問題は1ルートのボリュームです。あまり短いと壮大さに欠け面白味がなくなってしまうような気がします。
5つの勢力があるので(このあたりがブリガンダインぽい感じ)、それぞれの勢力についた場合のエンディングがあればすごいですが、ソフトの値段的に厳しいかもしれないです。
戦闘システムはスキルを選んで装備と無難な感じです。
マップもマスで区切られて移動→攻撃とオーソドックスです。
音楽
PVで聞く限りでは特別クオリティは高くない感じ。若干パンチに欠ける気がします。
世界観
とてもオーソドックスな中世ファンタジーの世界観ですね。そういう意味では安心して世界に入って行けると思います。
サイト画像にある、
何もわからないまま、死ねと言われて・・・・死ねるものか!
リベンジ・オブ・ジャスティス公式サイトから引用
なんて主人公のセリフはなんかタクティスオウガっぽいですし、この手のものが好きなら違和感なく楽しめるんじゃないでしょうか。
リベンジ・オブ・ジャスティスはどんな人が買いか?
とにかく公式サイト以外まともな情報がないので判断が難しいですが、
とりあえず価格が安いですし、マルチエンディングで世界観も良く言えば無難なものなのでグラフィックが気にならないなら買うのもありだと思います。
でも価格の安さというのはボリューム面で不安ですよね。
まあ、忙しい社会人からすればいいのかもしれませんが、壮大な物語を楽しむにはある程度のボリュームは必要だと思います。
※追記 ファミ通のクロスレビューによるとプレイ時間1ルート15時間ほどらしいです。やっぱりちょっと短めですね。でもルートが多ければ別に問題はないのですけど。さっくりプレイしたい人にはちょうどいいかもしれません。
その他、プレイした人のレビューを見ると難易度的にはなかなか歯ごたえがあり、15ステージほどでクリア。側面、背後からの攻撃によるダメージ、命中などの補正は無いようです。
やはり手軽に古典的SRPGを楽しむゲームという感じだと思います。フリー戦闘でレベル上げができるので詰むことはなさそうです。
※追記その2
TCKC-CHさんという方が開発元のシティコネクション吉川延宏社長にインタビューされている動画を見つけたので参考までに動画の内容を簡単に書きます。
リベンジオブジャスティス開発経緯のコメント、体験プレイの内容です。
シティコネクションではラングリッサーを作っていたこともありそのラングリッサーチームが開発を担当したとおっしゃっていました。
確かラングリッサーはメサイア、今はラングリッサーの権利はエクストリームという会社に譲渡されたので下請けとして作っていたのでしょうか。
リメイク版のラングリッサーⅠ&Ⅱの開発を担当したようです。
SRPG開発経験ありのチームによる製作なので結構安定したゲームかもしれません。
※追記その3
発売後ネットやアマゾンのレビューでリベンジオブジャスティスはフリーゲーム「ハルスベリヤ叙事詩2」のパクリじゃないかと騒がれていましたが、メーカーのコトブキソリューション(ケムコ)、シティコネクションが参考にして制作した部分があると類似性を認め謝罪されました。
なおハルスベリヤ叙事詩2の作者やしおじさんはリベンジオブジャスティス制作に関与していないことも報告されました。
そして、やしおじさんとは和解しリベンジオブジャスティス発売継続という事で問題は解決したようです。
やしおじさんのサイト「天涯八潮路結社」でも和解したことを報告されあまりお怒りの様子もなく一安心という感じ。
僕もパクリ騒動があってハルスベリヤ叙事詩2に関して調べましたがリベンジオブジャスティスがかなり寄せてるなという印象を持ちました。
何にせよ無事解決してよかったです。個人的にはこれで終わることなく管理体制をしっかりしてまた新しいシミュレーションRPGのゲームを出してほしいです。
でも管理する方もゲームだけでなくアニメ、漫画など膨大な作品の中からパクリがあるかなんて探すのも大変、というか無理ですよね。結局作る人のモラルにかかってくるという事でしょうか。
グラフィックはソフトの値段が値段なので諦めましょう。
問題はあくまで内容です。
帝国、教団がトップの国、小国の集まった連邦国、帝国の支配を拒んだ民が再興した国、都市同盟とこれ等の国が入り乱れて物語が展開するのを想像するとソソられるものがありませんか?
しかもマルチエンディングですしね。
まあ、何にせよ据え置き機でクォータービューのSRPGなんて今時珍しいですし、実際の内容がどうであれ出してくれるだけでもありがたいです。
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