シミュレーションRPGが遊びたくなったらスーパーファミコンの名作「タクティクスオウガ」が有力な選択肢の一つ。そうなると2010年に発売されたリメイク版「タクティクスオウガ 運命の輪」を選ぶのが順当だと思います。
ただ、タクティクスオウガ 運命の輪はPSP、PSVita対応という事もあり比較的遊びにくい環境にあるんじゃないでしょうか。
スチームでタクティクスオウガ 運命の輪をリマスターか移植をしてくれれば未プレイの僕としてもうれしいのですが、さすがに可能性は低いんじゃないかと思います。
ただ、わずかに可能性もあると思うので今回はその詳細を書きます。良ければご一読していただけたらと思います。
※あくまで一個人の考えです。
タクティクスオウガとは
まずタクティクスオウガとタクティクスオウガ 運命の輪の特徴をまとめます。
タクティクスオウガの特徴
- 1995年10月6日、クエストより発売
- スーパーファミコン対応
- 中世ヨーロッパ風ファンタジーの世界観でドラクエなどよりリアル寄り
- 戦記的で民族紛争を描いた重いストーリー
- 西洋絵画的雰囲気のドット絵のグラフィック(個人的イメージ)
- 前後左右の位置取り、高低差を意識し戦うシミュレーションRPG
- ターン制とは異なりウェイト値が0になったユニットから順次行動できる
- 火、水、風、土の属性、天候の概念があり戦闘に影響
- HPが0になると戦死者となり永遠に使えなくなる(救済措置あり)
- オウガバトルサーガ第7章(全8章)
というのが主なところ。
リメイク版 タクティクスオウガ 運命の輪の主な特徴、原作との違い
- 2010年11月11日、スクウェア・エニックスより発売
- PSP対応
- 基礎部分は原作通りだが大きく改良
- ウェイト値やダメージ算出の見直し
- スキルの追加
- 技用のTPというステータスの追加
- 雷、氷属性の追加
- 斬、突、打の攻撃属性が追加
- HPが0になってもキャラロストしない
- 性別に関係なくクラスを選べるなどクラスチェンジの刷新
- 松野泰巳氏によるストーリー、新キャラの追加
- 戦闘で巻き戻しができやり直せる
という感じ。
ゲーム的に快適にプレイしたいならリメイク版がベストだと思います。
タクティクスオウガが遊べる環境
現在タクティクスオウガを遊ぶには、
- スーパーファミコン実機とソフトで遊ぶ
- 移植された初代PS版かセガサターン版で遊ぶ
- WiiU、New3DS(New2DSLL)のバーチャルコンソールで遊ぶ
リメイク版 タクティクスオウガ 運命の輪を遊ぶには、
- PSP、PSVita、VitaTVのどれかとソフトで遊ぶ
※PSストアでダウンロードできるかは未確認。PCでは表示できませんでした。
となります。
運命の輪は比較的新しいPSVitaで遊べるのですが対応機種が多いわけではないので環境的にはそこまで遊びやすくはないと思います。
やはりオウガファンとしてはスチームでリメイク版タクティクスオウガ運命の輪の配信を望むところ。
タクティクスオウガ 運命の輪がスチームでリマスター、移植される可能性はかなり低いと思う理由
タクティクスオウガ 運命の輪がスチームでリマスター、移植されるのは普通に考えれば可能性はかなり低いと思います。
その理由は、
- シミュレーションRPGは人気のあるジャンルではない
- タクティクスオウガはオウガバトルシリーズのひとつであるがシリーズ完全新作は20年以上出ておらず完全停止している
- スチームは海外市場がメインだがタクティクスオウガの海外人気は未知数
- タクティクスオウガ権利所有者のスクウェア・エニックスはドラクエのような人気シリーズやスマホのゲームに注力している
- 移植先に最適化しないといけない移植作業はそんなに簡単なものではない
と、簡単に考えただけでも5つもタクティクスオウガ 運命の輪がスチームでリマスター、移植されない理由が出てきます。
特にシミュレーションRPGはあまり人気のあるジャンルではないし、シリーズも完全停止している状態でタクティクスオウガ 運命の輪がリマスターや移植されるとはイメージしにくいんじゃないでしょうか。
トライアングル ストラテジーの売り上げによってはスチームでのリマスター、移植の可能性もあるかも
タクティクスオウガ 運命の輪がリマスターや移植されるのは厳しいと思う理由を書いてきました。しかし、もしかしたらワンチャンあるかもと思わせるのが同じタクティカルSRPG「トライアングルストラテジー」のリリース。
トライアングルストラテジーはタクティクスオウガ 運命の輪と同じスクウェア・エニックスが出すのでこのトライアングルストラテジーの出来が良く、評判が高ければその影響でリマスター、というか移植の可能性はほんの少しですがあるんじゃないかと。
出るなら対応機種はスイッチ、スチームが有力で特に海外のユーザーがトライアングルストラテジーを評価してくれれば海外市場がメインのスチームでタクティクスオウガ 運命の輪の移植が配信という可能性も高まるかも。
タクティクスオウガが海外人気があるのかは未知数ですが、ユーゴスラビアの民族紛争を下敷きにしたストーリーだし全体的に大人向けなで渋めを好む海外ユーザー受けも良いんじゃないでしょうか。
まとめ
まとめると、リメイク版タクティクスオウガ運命の輪がスチームでリマスター、移植配信される可能性はシミュレーションRPGというジャンルはあまり人気がない、オウガバトルシリーズは完全停止しているなどの理由でかなり低い。
ただ、同じスクウェア・エニックス販売の「トライアングルストラテジー」の評価、特に海外の評価が高ければワンチャンある。
というのが僕の考えです。
ユーザーが想像する以上に移植作業は大変。でもなんとかスチームでタクティクスオウガ運命の輪を配信してくれればうれしいです。
※追記
「タクティクスオウガ 運命の輪」をベースにグラフィック、UI、フルボイス化したリメイク作「タクティクスオウガ リボーン」の発売が2022年11月11日に発売決定!
対応機種はPS4,5、スイッチ、スチーム(PC)で、価格は税込み5,480円。
願いが叶いスクエニさんには感謝です!
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