PSP版タクティクスオウガ 運命の輪をベースとしたリメイク、「タクティクスオウガ リボーン」が2022年11月11日に発売されることが決定!
今回はこのタクティクスオウガリボーンについて調べたのでその詳細を書きます。
気づいたSFC版との違いについても書いたので良かったら参考にどうぞ。
※SFC版はクリア済み。
ジャンル | シミュレーションRPG |
対応機種 | PS4,5、スイッチ、スチーム(PC) |
メーカー | スクウェア・エニックス |
発売日 | 2022年11月11日(スチームは11月12日) |
価格 | 通常版5,480円(税込) ダウンロード版限定デジタルプレミアムエディション8,780円(税込) eストア限定コレクターズエディション22,000円(税込) |
CERO | B(12歳以上) |
ストーリー、キャラ
ストーリーは、ヴァレリア島で暮らす三民族が内乱で争いそこに外の大陸から2つの大国が内乱に介入してくるというストーリー。
導入部分は、
主人公デニムは少数民族のウォルスタ人で旧貴族階級、バクラム人と大国のひとつローディス教国が協力した勢力の独裁体制に反感を持ちレジスタンス活動を行っていた。
ある日、デニムは故郷の町を襲った暗黒騎士団団長が再びデニムの故郷の町に訪れると知りデニムとその姉カチュア、仲間のヴァイスと共に暗殺計画を立て実行しようとするが―
という感じ。
もちろんSFC版のストーリー通りで変更は無いでしょう。
PSP版の「運命の輪」ではシナリオが原作者の松野泰巳氏により加筆され、さらに新キャラも登場したのでこの辺りはリボーンにも引き継がれると思います。
グラフィック
グラフィックは高解像度化しPSP版運命の輪からUIを一新。SFC版からは大きく変わっています。スキルなど新しい要素の表示もあって一画面でキャラのステータスはおおむね確認できる感じです。
スーパーファミコン原作ドット絵を活かした高解像度化だし、UIもカッコよく世界観に合っている感じがして好印象。個人的にはHD‐2Dでリメイクされるより2Dドット絵のままで良かったと思います。
キャラデザはSFC版での吉田氏のものから政尾翼氏がリファインしていますがSFC版のイメージを損なわない良い出来になっていると思います。
システム
リボーンの大きな特徴としてはバトルデザインがリメイクされている所で、運命の輪でのクラスごとのレベルを管理するシステムからユニットごとにレベルを管理するシステムに変更。要はSFC版と同じに戻った事でしょうか。
クラスごとのレベルを管理だと終盤で仲間になるクラスでもレベル1から育てなくてはならないためユーザーからの評判も悪く、松野氏も反省するような発言をしていたようで求められる修正をきちんとした感じです。
バトルAIも刷新されフィールド形状や戦局に合わせて敵の戦術が変化。飽きることなくバトルが楽しめるようです。
SFC版のように敵リーダーがプレイヤー軍に単騎で突っ込んでくることも無さそう?
バトルのテンポアップやオートセーブ機能などプレイアビリティの向上も図られています。
装備に関してもPSP版「タクティクスオウガ運命の輪」ではアイテムを装備するのに必要だったユニットのレベル制限や専用スキルなどのルールが無くなり入手すればすぐに装備できるように。(クラスによって装備できないものはある)
スキル、魔法、消耗品アイテムはそれぞれ4つ、武具は7つまで装備可能です。
あとは原作にはなく運命の輪で追加されたTP、雷と氷属性、斬,突,打の攻撃属性、性別に関係なくクラスを選べるなどのシステムもリボーンで搭載されると思います。
巻き戻してやり直すことができる機能も初心者向けなので搭載されそうです。
個人的要望としてはやはりタクティクスオウガでは弓が強すぎるのでそのあたりのバランスはさらに改善を願いたいです。もっと弱体化してもいいんじゃないでしょうか。
逆にドラゴンなどのLサイズユニットはもっと強くてもいいんじゃないのかと。あくまでタクティクスオウガは人間と人間の戦争の物語なのでわざと弱くしているのでしょうか?
新要素
- バトル倍速モード搭載
- ボーナスタスク
- バフカード
- 偵察
- アイテム、「チャーム」の追加
- アタックチームの編成を5パターン登録できる
- 死者の宮殿以外に「フランパ大森林」「海賊の墓場」の本編とは別の探索場所が追加
ボーナスタスクはバトル中タスクの条件を達成することで貴重アイテムがもらえたり、経験値をもらえたりします。
フィールドに出現するバフカードを拾うとそのバトル時のみ攻撃力やクリティカル率などの能力が強化されます。
偵察はアタックチームの編成画面から敵の編成、バトルフィールド情報確認できます。
アイテムのチャームは使用したユニットの能力をアップさせたり変更することが可能。ユニットのレベルを1上げたり別のエレメントに変更するなどの効果があります。
ボイス
サターンで出た移植版以来のボイス対応。声優陣は刷新されています。
カットシーンはフルボイスとの事で結構豪華な仕様だと思います。日本語、英語音声切り替え可能。
声優陣も実力者ぞろいで動画を見た感じでも違和感は無し。ドラマティックな物語がさらに盛り上がるのは間違いないでしょう。
曲
曲は原作の作曲家、崎元仁氏による生演奏での再収録で何とも豪華。動画で聞いてみてもゴージャスかつSFC版の味を損なわない感じで文句なしです。
オープニングの名曲もいい感じでこれぞオウガバトルという感じです。
サントラが欲しくなりますね。
店舗購入特典
パッケージ版、ダウンロード版ともに通常版の価格は税込み5,480円。
予約特典としてタクティクスオウガ リボーン デジタルミニサウンドトラック(全3曲)ゲーム実装楽曲の中から3曲をセレクト。
スクエニのeストアで購入すると抽選500名に「ガラスのカボチャ」オーナメントがもらえます。
アマゾンでは予約すると特製クリアファイルがもらえます。
ダウンロード版のみPS4,5、スチームで「タクティクスオウガ」(1995)デジタルミニサウンドトラック(全10曲)のデジタルプレミアムエディションが税込み8,780円。
eストア限定ではコレクターズエディションが2,2000円。
内容はサントラ、スクリプトブック、公式画集、タロットカード,収容用ポーチ,マットの3点セット。
個人的にはタロットカードがオウガボトルぽっくっていい感じです。
評価まとめ
- 物語、キャラは現代の感覚でプレイしても魅力的
- 戦略性の高いバトルが良い
- 運命の輪というやり直し機能が便利
- メインストーリーの進行に対応してユニオンレベルが制限されるので緊張感のあるバトルが楽しめる
- ボイスが物語を盛り上げてくれる
- パワーアップしたBGMが良い
- バフカードなどの追加要素が若干邪魔に感じるところも
- メインストーリーの進行に対応してユニオンレベルが制限されるためゴリ押しで戦えない
- 倍速機能があまり速くない
SFC版で強かった弓はだいぶん弱体化されたもよう。バトルのプレイ感は結構変わったようです。
気になったのはバフカードやレベル制限など追加要素の評価があまり良くなかったところで改めてリメイクの難しさを感じました。
多少の批判はあるものの、総じて原作はかなり昔の作品ながら物語、バトル共々現代プレイヤーの感覚でも楽しめるものになっているようです。
まとめ
グラフィック、曲、システム共に原作の味を損なわない良リメイクの予感のするタクティクスオウガリボーン。
戦闘も現代のプレイヤーの感覚に合うように調整されているだろうしバトルテンポはスピーディになっているんじゃないかと思います。
運命の輪で不評だったクラスでのレベル管理からユニットでのレベル管理へと変更したしその他細かな部分でもしっかりと改良されていそうです。
運命の輪のシステム変更で購入を避けていた僕のような原作派でも満足できるリメイクだと期待できます。
個人的にはカットシーンフルボイスが一番うれしいですね。重厚な物語がより楽しめそうです。
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