ゲーム「車輪の国、向日葵の少女」や「G線上の魔王」などで有名なるーす・ぼーい氏の原作漫画「無能なナナ」がアニメ化。
AbemaTVで全話視聴したのでその感想を書きます。
車輪の国、向日葵の少女が好きな僕は原作漫画を1話だけ読んでいまいちだったのであまりアニメ化には期待していませんでしたがいい意味でそれを裏切るなかなかの良作でした。
さらにに詳細な感想を書くのでよかったら読んでいただけたらと思います。ネタバレは無しです。
放送年 | 2020年 |
放送局 | AT-X、AbemaTVなど |
アニメ制作 | ブリッジ |
備考 | 1クール、13話 |
アニメ 無能なナナとは
とりあえず、アニメ、無能なナナについて少しだけ説明を。主だったことを箇条書します。
- 原作は月刊少年ガンガンに連載中の漫画、無能なナナ。
- 原作:るーす・ぼーい、作画:古屋庵
- 「人類の敵」を倒すために絶海の孤島にある学園に集められた能力者の少年少女の話。
- バトルものではなく、特殊能力をネタにしたミステリー、サスペンス風の作品。
ストーリー、キャラ感想
ありがちな能力バトルものかと思いきやその予想を裏切り、炎を起こせる、時間を操れるなどの特殊能力を利用したミステリー、サスペンス風な内容。
特殊能力をミステリーとしてのネタにするという発想が面白いです。
さすがるーす・ぼーい氏らしいという感じ。原作の漫画を1話しか読んだことがないので、はじめはミステリー要素はないのかと思っていたけどいい感じで裏切られました。
るーす・ぼーい氏といえば感動できる話という特徴もありこの要素もしっかり入っていて、後半にその部分が確認できます。それまではどちらかというと、ミステリー要素が中心で感動できる話はあまりなく後半までの伏線になっている感じです。
タメが効いたせいかなかなかに感動できる話だったと思います。
ミステリーとしての精度はマニアな人達からするとあまり満足のいくものじゃないかもしれませんが、(特殊能力をネタにしているのでミステリー的な精度を期待するのは無理があると思う)毎回気になる引きを入れて終わるので次回が待ち遠しかったしエンターテイメント作品としてはいい出来です。
作画感想
ブリッジというアニメ制作会社が担当で作画には全く違和感がありませんでした。キャラ絵はアニメ絵版のほうが好みです。
デッサンの違和感もあまり感じず、動きもスムーズで戦闘シーンはなかなかの迫力でカッコイイです。
まとめ
炎、時間などを操る特殊能力をミステリーのネタとして使うというのは面白い発想だし、ミステリー要素だけでなくるーす・ぼーい氏らしくしっかりと感動できる場面もあります。
毎回次の話が気になる引きの強さがあり、純粋にエンターテイメント作品として面白いものになっています。
これといった欠点もないし、ちょっと変わったミステリー、サスペンス風のアニメが見たいならおすすめの作品です。
あまり人気がないようでなんとか人気が出て続きをつくってくれないかとこうして布教活動に乗り出した次第です。
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