日本では割とニッチなジャンルのシミュレーションRPG、さらにその中でもニッチなリアルタイムストラテジーというシステムを搭載したスクウェア・エニックス、完全新作シミュレーションRPG「ディオフィールド クロニクル」。
今回はこのスクウェア・エニックスの意気込みが感じられるディオフィールド クロニクルの個人的に注目するポイント3点を紹介します。
さらに、同じリアルタイムストラテジー、「伝説のオウガバトル」のファンはディオフィールド クロニクルを買いなのか?についても書いたのでよかったら参考にしていただけたらと思います。
※備考 体験版が配信中。製品版への引継ぎ可能。
発売日 | 2022年9月22日(STEAMは9月23日) |
対応機種 | スイッチ、PS5、PS4、STEAM |
メーカー | スクウェア・エニックス |
価格 | 通常版7,678 円(税込) コレクターズエディション16,478 円(税込) |
CERO | C 15歳以上対象 |
ディオフィールド クロニクルの注目ポイント3つ
1.世界観、ストーリーが王道
ディオフィールド クロニクルの舞台は神話の時代を終えた混乱の時代。
ロウテイル大陸東側に領土を持つ「シュヴィア帝国」と西に領土を持つ各国連合の「ロウテイル連合」さらにロウテイル大陸の北西にある島ディオフィールド島を統一する「オルティナ王国」の3国がディオフィールド島に眠る魔法の源となる資源「ジェイド」をめぐり争いを繰り広げている世界。
王政府直系の傭兵団に入隊した主人公は様々な依頼をこなしながらやがて大きな陰謀に巻き込まれていくという超定番の中世ヨーロッパ風戦記ファンタジーの世界観と物語です。
王道の超定番だけあってわかりやすいし、ディオフィールド クロニクルの知識がなくてもすぐに世界に入っていけます。
さらに、ジェイドという資源をめぐって争うという設定はリアリティがあるので説得力があります。重厚な戦記物語が期待できるんじゃないでしょうか。
動画などを見ても陰謀が渦巻く物語の様ですし政治的なシナリオも期待できそう。
余談ですが、今回ディオフィールド クロニクルを調べてみて個人的にはセガサターンで出たゼルドナーシルトを思い起こさせました。
リアルタイムストラテジーではないとはいえシミュレーションRPGだし傭兵が主人公と結構共通点も。ゼルドナーシルトも重厚な戦記物語が魅力でした。
ディオフィールド クロニクルもゼルドナーシルトと同じような空気を感じます。
2.リアルジオラマのようなマップグラフィック
ディオフィールド クロニクルのマップはリアルなジオラマのようなグラフィック。独特で美しいです。
そのためアナログのボードゲームを遊んでいるかのような感覚でゲームを楽しめると思います。
アナログのボードゲームはヨーロッパでは盛んだしディオフィールド クロニクルの世界観にマッチしてているんじゃないでしょうか。
ただ、マップ背景がジオラマ調のためかキャラグラフィックもジオラマ風のモデリングになっていてこれは結構好みが分かれそう。キャラ絵自体は今風で魅力があると思います。
3.リアルタイムに進行するテンポの良いバトル
バトルはリアルタイムに進行するいわゆるリアルタイムストラテジー(公式によると「リアルタイムタクティカルバトル(RTTB)」と呼ぶ)でリアルタイムに時間が流れていき常にキャラに指示を与えながら敵と戦います。
ネットメディアの記事を読むと、本格的なストラテジーものというよりもストラテジーにRPG要素を足した感じとのこと。
本格的なストラテジーゲームを求める人には合っていないかもしれませんがFFなどのRPGに慣れ親しんできた人にとってはマッチングできると思います。
スクエニ側もそのように考えてゲームのシステムを作ったような気がします。
1マップ10分ほど(5分以内のマップも)でクリアでき、ゲームテンポも速め。
現代人の感覚に合ったものになっています。
オウガバトル好きはディオフィールド クロニクルを買うべき?
ディオフィールド クロニクルと同じリアルタイムストラテジーSRPG、「伝説のオウガバトル」が好きだったらやはりディオフィールド クロニクルは買って遊ぶべきなのか気になるかと思います。
世界観は何となく似ているように感じますが、伝説のオウガバトルは神と人が存在する世界でさらにゴーレムやケルベロスなどモンスターも彩り豊か。神話世界の英雄譚という感じ。
一方、ディオフィールド クロニクルはというと「神話の時代を終えた」と文言もあるし、人と人の争いに重点が置かれている感じでモンスターも出てくるとは言え少し地味めです。
伝説のオウガバトルとは違い人と人の関係に重点を置いた陰謀渦巻く戦記物語という感じじゃないでしょうか。
リアルタイムストラテジーのシステムもディオフィールド クロニクルは戦闘画面に切り替え無しでシームレスで戦闘、マップも10分程度でサクサクと攻略できる。
かたや、伝説のオウガバトルは戦闘画面切り替わり方式でマップ攻略も結構時間がかかります。とても10分では終わりません。
両タイトルの個性は結構違うので人間臭い陰謀に満ちた戦記物語、テンポのいいリアルタイムストラテジーにRPG的要素を足したシステムが気に入ったならディオフィールド クロニクルの購入を検討した方がいいんじゃないかと思います。
評価まとめ
世間の評価をまとめました。
- 癖のあるキャラたちによる戦記物語が面白い
- リアルタイムストラテジーとしては初心者向きでプレイしやすい
- 指示を出す時バトル全体が一時停止するので操作しやすい
- 難易度設定も3段階あるし程よい難易度でリアルタイムストラテジーを遊べる
- 物語は魅力的だがイベントシーンやキャラ描写は淡泊
- 本格的なリアルタイムストラテジーを求めると物足りないかも
- 出撃人数が4人というのはちょっと少ない
リアルタイムストラテジーとしては初心者向きで遊びやすく、物語自体に魅力はあるがキャラ描写などは結構淡泊というのが全体的な評価のようです。
新規IPながら結構評価は良いのでリアルタイムストラテジーの戦記物が遊びたい場合はプレイしてみるのもいいかもしれません。
まとめ
まとめると、ディオフィールド クロニクルの個人的注目ポイント3つは、
- 世界観、ストーリーが王道
- リアルジオラマのようなマップグラフィック
- リアルタイムに進行するテンポの良いバトル
となります。
オウガバトル好きはディオフィールド クロニクルを買うべきかについては両タイトルの方向性は結構違うのでディオフィールド クロニクルの陰謀渦巻く戦記物語、テンポの良いリアルタイムタクティカルバトルに興味をひかれたなら購入を検討してもいいかと思います。
しかし、スクエニさんもなかなかとがった新規タイトルをリリースして来るし最近のスクエニさんには目が離せないですね。
今後もディオフィールド クロニクルのような面白そうなゲームをどんどん出していってほしいです。
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