昔、子供の頃に全巻集めた少年ジャンプの漫画「ドラゴンクエストダイの大冒険」。
最近再アニメ化もされゲーム化もアーケードからスマホゲーまでされていて何故か今ごろプッシュされていますが、昔全巻そろえさせてもらったよしみでせっかくなので漫画を読んだ感想を書かせてもらおうと思います。
ぶっちゃけると失礼ながら全巻揃えたくせに漫画の内容は前半くらいまでしか覚えておらずネタバレは現在2021年2月に新アニメ版が放送された所までぐらいのネタバレになるので気になる方はご注意ください。
漫画、ドラゴンクエストダイの大冒険の感想をとりとりとめもなく書く
なぜ今頃になってダイの大冒険?
そもそも、なんで急にこんなにダイの大冒険がプッシュされているんですかね?
ドラクエというのは人気があるので分かりますが、いや、ダイの大冒険もかなり人気はあるけど言っても30年近く前の漫画ですよね?正直僕のようなおっさん世代の認知度は高いですけど若い人はそんなに知っている人はいないはず。だからこそみんなに知ってもらうため力を入れているんでしょうか?
でもそれならなぜダイの大冒険という漫画に?
と考えてもきりがないのですが、まあ、おそらく子供向のアーケードゲームも出しているので子供の親世代に人気があったダイの大冒険を使って親、子供ごと取り込むというのが目的なんじゃないでしょうか。別に子供がいない人でも懐かしがって遊んでくれる人もいるでしょうし。スマホのゲームなんかで
バンダイのプラモみたいに子供が少ないので大人の財布を狙っていくという感じだと僕はとらえています。
と、しょっぱなからシラける話ばかりしてては申し訳ないので、さっそく漫画ダイの大冒険の感想を。
漫画ダイの大冒険感想
キャラ
キャラでいうと一番好きなキャラはアバン先生ですね。
『ダイの大冒険』第5話、アバン先生とハドラーの戦いに決着が!#ダイの大冒険 #ドラゴンクエスト #種崎敦美 #豊永利行 #櫻井孝宏 #関智一 https://t.co/bEodzsYr0i
— アニメージュプラス (@animageplus) October 30, 2020
ドラゴンボールの亀仙人といい僕はお師匠さんのキャラが結構すきです。でも、Gガンダムのマスターアジアはそこまで好きじゃないです。面白いんですけどね。
アバン先生登場時の島全体にモンスターを寄せ付けない魔法陣を書くのに島全体を一瞬で走り周るというのはかなりインパクトがあって、漫画を描く身になってからはどれだけアバンというキャラがすごいキャラなのかユーモアを持って読者に伝えるうまいキャラ立てだなあと感心します。
他にも、アバン先生は常に敬語を使いますがそれも高みにあるお師匠を演出する上で効果的です。いや本当によくキャラ立てできていて漫画を描く身としては勉強になります。
アバン先生ありがとうございます。
と、漫画技術的な事はともかく、なんにしても決め技のアバンストラッシュなどかっこいい必殺技を使いこなすというのも純粋に憧れます。僕も子供の頃例にもれずカサやホウキで真似をして遊んでいました。やっぱり強くてカッコいいものに男の子は憧れるもんです。
でも友達に僕はダイの大冒険で「アバンが一番好き」というと「なんで?」と不思議がられたけどみんなはどのキャラが好きなんでしょうか?
やっぱりイケメンのヒュンケルですかね。ちなみにブラッディ・スクライドもまねしていました。
あとは、ポップも好きなキャラですね。
【本日放送!】
このあと9時30分から、テレビ東京系列にて第9話「ひとかけらの勇気」放送!
■放送・配信情報https://t.co/XrknpnxTEx#ダイの大冒険 pic.twitter.com/4c1KxIotvx
— 「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」アニメ公式 (@DQ_DAI_anime) November 28, 2020
彼が勇気を振り絞ってクロコダインとの戦いに挑む場面はとても感動しました。
個人的な感覚ですが、意外と主人公のダイよりもポップのほうが読者の感情移入がしやすいです。
弱い自分というのは誰でも実感した事があるでしょうし読者に一番近いキャラがポップのは間違いないです。
マァムが好きだけどマァムはヒュンケルが好きと片思いなところも共感度が高いです。事実上の主人公は彼ですね。
女性キャラでいうとレオナかマァムでいうと僕はマァム派ですかね。でも離脱後の姿より僧侶姿のほうが断然いいです。離脱後のマァムは僕の中では忘れた存在です。
はっきり言って、ダイの大冒険はどちらかというと、女性キャラより男や魔王軍のキャラに魅力があった気がします。クロコダインの不器用なところも共感できますしフレイザードの逆に劣等感丸出しな感じも共感できます。
味方よりむしろ敵キャラの方に共感できるというのがダイの大冒険に多かったように感じます。
ストーリー
正直、ダイが島から出てクロコダイン、ヒュンケルと対決、二人が仲間になってフレイザードと対決するあたりまでは覚えているのですが、それとバランのあたりくらいか。
【本日放送!】
このあと9時30分から、テレビ東京系列にて第14話「氷炎将軍フレイザード」放送!■放送・配信情報https://t.co/Xi6YlLdwcM#ダイの大冒険#フレイザード pic.twitter.com/NACYLIhFTF
— 「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」アニメ公式 (@DQ_DAI_anime) January 9, 2021
ポップがクロコダインに立ち向かう話やヒュンケルがアバンを父の仇にしていて、でもその誤解が解けるあたりの話は感動したのですが、それ以降はバトル的な感じが強くなりすぎてほぼストーリーは覚えていません。
僕に中では物語のピークはポップがクロコダインに挑む所でそれ以降は徐々に下がっていく感じです。
なんかピークが早すぎて残念な感じですが・・。早熟のスポーツ選手みたいですね。
終わりの方はドラゴンボールの天下一武道会状態になっていた気が。結局、幽遊白書といいやっぱり子供にはバトル漫画が人気なのでどうしても話の内容はバトルの展開によってしまうみたいです。
僕としてはこれはちょっと残念ですね。ドラクエなので冒険感というのが欲しいです。
ダイの大冒険は大冒険という割には冒険感が薄いです。
アニメ、ドラゴンクエストアベル伝説は冒険感のある感じだったのでダイの大冒険がバトル物で合わないという人にはこのアニメアベル伝説がおすすめです。
絵的なもの
絵としては子供時分は「ダイの大冒険はメチャクチャ絵がうまいな原作、作画とわかれているし」と思っていましたが今見ると当然上手いのですが周りの漫画の絵もうまいので相対的にすごみが薄れたというか、「上手いんだけど結構普通」という感じに。
それだけ今の漫画は絵がうまい人が多いということだと思います。
絵柄自体はすごく柔らかい感じの絵柄で子供心に刺さりました。タッチというか、線がすごく柔らかい感じ。それに細部もよく描かれ緻密。
週刊連載でヒュンケルの鎧なんてよく書いたなあという感じですね。結構アシスタントの人数も多そうです。
はじめはドラクエのネームバリューよりもこの優しい感じで緻密な絵が気に入ってダイの大冒険を読み始めたような気がします。
それだけ子供には受け入れやすい絵だと思います。
あと、当時としてはそこまで気にはしていなかったのですが今となっては鼻水を垂らす描写はちょっといい感じはしないです。アニメ版でも鼻水を垂らす場面は少なくなっている感じがしますしやっぱりこういうところで時代の感覚の変化を感じます。
コロナ禍というのも影響あるかも・・、いや無いか。
まとめ
漫画の方はひさかた読んでおらずネットで絵を見たくらいですが、
キャラも野郎系中心に魅力があるし、絵も独特の柔らかい線が魅力で細部も緻密に描かれています。
ストーリーは中盤以降バトル物に振りすぎた感があり個人的には残念ですがほとんどの人はバトルが目当てだからそれでいいんでしょうね。
新アニメ版の方は現在視聴中ですが、ダイの大冒険は今見ても十分面白いなあと。ドラゴンボールといい、すごいと思います。ファンタジーというのが古さを感じさせないかも。
好きなセリフはバーンの
「今のはメラゾーマではない・・・」
「メラだ。」
というセリフ。
どんだけ強いねんと言う感じ。逆だったらギャグみたいで面白いですけど。
ちなみにビックリマンとのコラボしたダイの大冒険マンチョコなるものが出ていてビックリマン世代でダイの大冒険も世代の人間としてはかなり魅力的に見えます。
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— 「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」アニメ公式 (@DQ_DAI_anime) January 15, 2021
税込み108円と高いのでビックリマンを30円で買っていた世代として僕は買いませんがどう考えても子供より大人をターゲットにしていますよね。
やっぱり少子化の影響ということなんですか。
子供相手に商売してる会社はどこも大変だなこりゃ。
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