キャラ絵の上達のために今までアニメや人物ポーズ資料集など模写をしてきましたが模写をする場合、まずは漫画やアニメの模写がおすすめと思うようになったのでその理由と詳細を書いていきます。
それと個人的模写の方法、コツも描いていくのでよかったら参考にしていただけたらと思います。
※僕が実際にやってみて感じた事を書いていくので人によっては正解ではない場合もあります。
キャラ絵の上達法で最初は漫画、アニメの模写をおすすめする4つのわけ
個人的に最初は漫画、アニメの模写をおすすめする理由、4つはというと、
- 模写した絵を見てうまくなった気になれる
- 自分の線と違うライン(カーブ)に気づける
- 人体や物の形を理解、記憶できる
- プロのすごさを体感できる。
と、実際に模写をしてきて感じています。
顔のデザイン、人物をいろいろな角度で描くという人体構造的な目的なら純粋に大量のサンプルのある漫画やアニメがベストだと思います。
次よりさらに各項目を詳細に解説していきます。
1.模写した絵を見てうまくなった気になれる
模写をする対象の絵はプロなどの自分よりうまい絵なので模写した絵は自分のオリジナルの絵より出来がいい場合がほとんどです。
他人の絵とはいえ上手くなった気になれます。
技術的に実際にレベルが上がったかというのも大切ですが、上機嫌になれるというのが重要でこの成功感覚がとても大事です。
普通、絵がうまくなるのにはかなり時間がかかるのでなかなか上達せず気持ちが下がることが多いです。
模写絵で満足することによって絵を描く楽しさを思い出し、練習を続けていけます。
絵の上達にはとにかく描き続けていくしかないのでこの気持ちをアップさせる効果というのは大きいと思います。
2.自分の線と違うライン(カーブ)に気づける
自分だけの絵を描いていると線のカーブなどワンパターンになりがちです。
漫画やアニメなどプロ(上手い人)の絵は様々な線で立体的に美しく描いてあるので模写をしてプロの線と自分の線との違いに気づけます。
そのプロの線を覚えると自分の線のストックとなり線のバリエーションが増えるので満足できる絵を描く一つの助けになります。
3.人体や物の形を理解、記憶できる
キャラのポーズをいろいろ模写した場合などは、この角度からだと顔はこう見えるのかとか手はこうなっているのかなど理解し記憶することができます。
人体だけではなく服の形状やしわなども理解し記憶できるのでこれらが自分のストックとなり資料など何も見ずに描くことができます。
4.プロのすごさを体感できる
プロの絵を模写するとプロのレベルを実体験できます。
これぐらいのレベルに到着しないといけないと途方に暮れることもありますが、具体的な目標が分かるので練習を続けていく際の指標になると思います。
何事もゴールは設定したほうが気持ち的には迷わずやっていけるので時間的にも無駄になりにくいです。
ポーズ集など実写の人物の模写はしなくていいのか?
漫画やアニメばかりの絵を模写してでは実物のポーズ資料集などを模写しなくてもいいのかというとそんなことはなく、どんどんやっていけばいいです。
ただ僕の感覚では写真などの資料には輪郭線がなく線を自分で探さないといけないのでハードルが高いです。
変なところに線を置いてそれっぽく見えなくなるという事が結構出てきます。
「最初に」漫画やアニメの模写から始めるという理由がここにあり初心者のうちは線が実際にちゃんと描かれているアニメや漫画のキャラ絵をまず模写して感覚を身に着けてから実写に挑戦した方がスムーズに感じます。
個人的模写の方法、コツ
資料の準備
とりあえず準備としては漫画の場合、普通に持っている漫画や好きなものを買ってくるのがいいと思います。
お金がないなら、ニコニコ漫画やジャンプなどの出版社のサイトに無料で漫画が読めるものがあるのでそれを利用するのも手です。
アマゾンでも試し読みができるものがあるの利用するのもアリです。
書店で無料で配られているお試し本みたいなものを利用するのもいいと思います。
アニメの場合はテレビの録画したものやDVD、ネット配信のものなどを好きなところで一時停止して模写すればいいと思います。
僕はアベマTVでやっているアニメをPCで録画して模写しています。著作権的には個人で使うだけなので問題ないです。
アニメの場合コマ送りなど利用すると動きの練習になっていいと思います。
個人的に思う模写のコツ
僕が模写するとき意識している事は、とにかくよく観察してできる限りそっくりに写すこと(9割ぐらいは似せる)です。
ざっくり人体の構造や構図などを覚えていきたい場合は7~8割程度の似せ方でいいと思います。
そっくりに写すには、模写をすると細部のみに目が行きがちですが、まず始めのうちは全体のバランスと各部分の比率を意識して描くのがいいと思います。細部はあとで詰めればOKです。
人間のキャラでいうとまず全体を見てあたりを取り、次は目や口、鼻、体だと腕、手など各部位と見比べながら模写の対象となる絵の比率と同じになるように描いていきます。
例えば目と鼻の間隔が狭いとか、手首の位置が腰のあたりにあるとかを見て正確に写していきます。
そして、最後に細部を描き込み完成させていきます。
全体を見て細部へというのが基本だと思います。
あとは、違和感があっても模写する絵に自分の自分のアレンジは加えないことです。
自分とは違う絵なので違和感が嫌で自分の好きなアレンジを加えていては他の人の絵から学ぶという意味がなくなります。
ストレスになる事もありますが、新たな気づきを楽しんで模写するという姿勢がいいと思います。
模写ばかりだと楽しくない、飽きるのだが・・
模写というは結構飽きやすいというのも事実です。
ちょっと飽きたと思ったら今まで模写した絵の気づきを活かして自分の絵を描いてみるのもいいと思います。模写したことが身についているか確認できます。
毎日30分と短く模写する時間を決めてコツコツ練習するのもありで、習慣になれば継続的に練習出来て効果的です。
模写におすすめのアニメ、漫画を紹介
模写におすすめのアニメ
- 呪術廻戦
- 京アニ作品(Free!など)
- 宮崎駿監督作品(魔女の宅急便など前期の)
- 電脳コイル
- アイドルマスター
アクションを描きたいなら呪術廻戦がおすすめ。
日常系、学園モノを描きたいなら京アニ作品がおすすめです。特にFree!はイケメンの練習になるうえ、水泳のアニメなので男子の体のデッサンが学べます。
宮崎作品はアクションや食事シーンなど参考になりますし、何といっても背景がパースにとらわれない立体感と迫力があるのでおすすめです。
電脳コイルは作画力が高いし、美少女を描きたいならアイドルマスター、ラブライブがおすすめです。
模写におすすめの漫画
- ドラゴンボール
- 幽遊白書
- 不滅のあなたへ
- カノジョも彼女
- ジャンプなどの自分の好きな漫画雑誌
ドラゴンボールと幽遊白書は白黒のバランスが良く立体感のあるアクションが豊富なのでアクションを描きたい人におすすめ。トーンを使わないで画面を持たせたい人にもおすすめです。
背景を緻密に描きたいなら不滅のあなたへが細かく描写されているので参考になると思います。
かわいい女の子が描きたいならカノジョも彼女が線もきれいだし模写しやすいと思います。
好きな漫画雑誌を模写していくのも多くの作品から学ぶことができるのでおすすめです。
まとめ
まとめると最初に漫画、アニメの模写をおすすめする4つわけは
- 模写した絵を見てうまくなった気になれ成功体験を得られる
- 自分の線と違うライン(カーブ)に気づけ線のストックが増える
- 人体や物の形を理解、記憶でき資料を見ず描けるようになる
- プロのすごさを体感でき目標になる。
と個人的に模写をしてきて感じました。
実写の模写は輪郭線がなく難しいので線が実際に描かれている漫画やアニメの絵をまずは模写をして慣れたら実写に挑戦するというのがスムーズかと思います。
個人的に思う模写のコツ は、
- とにかくよく観察してできる限りそっくりに写し、まず始めのうちは全体のバランスと各部分の比率を意識して描く事
- 違和感があっても模写する絵に自分の自分のアレンジは加えないこと
となります。
とにかくガンガン模写していくのがおすすめです。
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