XBOX360 車輪の国、向日葵の少女レビュー、ネタバレなし 名言連発の超名作!

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発売されてからかなり経ちますが、アドベンチャーゲームの名作として有名な車輪の国、向日葵の少女。

美少女ゲームなんて・・という偏見を打ち砕くほどパワーを持ったこのゲームをネタバレなしでレビューしていきたいと思います。

プレイ時間は40時間ほどでクリア済みです。

 

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車輪の国、向日葵の少女の基本情報

 

ジャンルヒューマンドラマアドベンチャー
対応機種Xbox360、PSP、PS3
エディション成人向けPCゲーム(Windows)の移植版
発売元(原作)あかべぇそふとつぅ
発売元、開発元5pb.
シナリオるーすぼーい
発売日2010年10月28日
クリアまでのプレイ時間30時間ほど
特徴・コンシューマ(家庭用ゲーム機で遊ぶゲーム)では
成人要素(性的なシーン)はなく、CERO:C、
15歳以上対象。
・「車輪の国、悠久の少年少女」のメインシナリオの法月編が収録。
・おまけ機能としてグラフィック、BGMなどを鑑賞するモードあり。
・殺人を犯すと懲役30年または死刑、などというような
刑法的なシステムがなく犯した罪によってさまざまな義務が生じる
例えば人殺しだと子供を持てなくなる義務を背負うという社会での物語。

 

感動とおどろきを味わえるゲーム

読み応えのある普遍的な内容の物語

美少女ゲームというと「主人公がかわいい女の子たちからチヤホヤされるだけのおたくなゲーム」と思われることが多いのですが(もちろんそういうゲームがいけない訳ではない)、このゲームはそういう要素だけでなく、人間や人間の社会をしっかりと見つめたストーリーが語られ、普遍的な内容なので老若男女楽しめるゲームとなっています。

 

各ヒロインのエピソードは中々がんちくがあり考えさせられる所があります。

ヒロインの「三ツ廣さち」は自堕落な生活を送るため、薬で疲れのとれない睡眠を強制的に取らされる「1日が12時間しかない」義務を背負っています。

そういう自分自身の弱さから逃げる生活から特別高等人(罪人を指導更生させる職業)を目指す主人公森田の助けを受けることで自分と向き合い変わっていくストーリーは僕自身耳の痛くなる部分もあり、このエピソードのおかげで車輪の国、向日葵の少女の世界に入り込むことができました。

 

ストーリーの本筋も主人公の森田がヒロインたちを更生させるため奮闘し、そして自分自身の過去や社会と戦い、森田を指導する特別高等人の「法月将臣」の常軌を逸した指導を乗り越えていく姿は見ものです。

あと、文章主体の読み物でしか表現できない大きな仕掛けがありアドベンチャーゲームならではの楽しみがあります

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主人公のに立ちはだかる圧倒的存在感の法月

ストーリーだけでなくキャラも魅力があります。

プレイヤーとゲームの世界の仲介役でもある主人公森田はどちらかというと一本気な性格で嫌みがなく自分で操作するゲームというジャンルでは適したキャラだと思います。

メインヒロインは3人いますが、「三ツ廣さち」 は活発だが自堕落という性格、「大音灯花」は大人になれない義務を背負っており、一見責任感が強くしっかり者のように見えるが他者依存の強い性格と二人とも人間味があります。

車輪の国、向日葵の少女の真ヒロインと思われる「日向夏咲」は常にびくびくして挙動不審。常に孤独な少女なのですが、実は——

ネタバレになるので書けませんが、ヒロインそれぞれ多面的な部分があり人間的に描けていると思います。

サブキャラの「卯月セピア」は基本お笑い担当の男子キャラですが、退屈になりがちな日常シーンで貴重な存在でその他重要な場面でもマルチに活躍します。

 

そして、車輪の国、向日葵の少女で一番印象に残るのはやはり悪役でもある「とっつあん」こと、法月だと思います。

漫画、 賭博黙示録カイジに出てくる悪人の倫理的には間違ったことを言っているのだけれど実は世の中の真実を語っている的な、こういうキャラと似たような雰囲気をまとっている人物です。

彼は森田が目指す職業でもあり義務を背負った人を指導管理しこの世界では絶大な力を持つ特別高等人でその職務を全うするためか非常に冷徹で厳しく指導と呼ぶレベルではない、体罰というレベルでも収まらないほどのことを森田にしてくるので憎むべき敵のように感じられます。

しかし、深く見るとその言動は森田のことを考えてのことのようでもありまったく芯のつかめない人物です。

車輪の国、向日葵の少女 プロモーションムービー

法月が主役の法月編がコンシューマ版ではおまけでついてくるのでかなりお得。

 

音楽のかかるタイミングが絶妙

このゲームは音楽もかなりいいです。ゲームは音楽がかなり重要な要素ですがこういうテキストを読んですすめていくアドベンチャーゲーム、ノベルゲームだと特に重要になってくると思います。

以前車輪の国、向日葵の少女PC版の体験版をプレイしたことがあるのですが、使用されている曲が製品版と違うようで 製品版では感動できたシーンも体験版では今一つ感動できませんでした。

やっぱ音楽って大事だなぁと思いました。

個人的に好きな曲はオープニングシーンなどで流れるReasonTobeⅠという曲です。その他重要シーンでも使われているので車輪の国、向日葵の少女といえばこの曲なんじゃないでしょうか。

そして曲がいいばかりでなくかかるタイミングもいいです。ここしかないという絶妙なタイミングで曲が流れるので物語の感動が何倍にも増します。曲のチョイスもここでこの曲を使うか憎いね!と思わせたりと音楽の使い方がうまいです。

  

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選択肢による分岐はくっつくヒロインが決まるだけ

恋愛アドベンチャーゲームなので当たり前だが

欠点という事ではないですが、車輪の国、向日葵の少女もその他のアドベンチャーゲーム同様選択での分岐がありますが、恋人になるヒロインが変わるのとバッドエンドになるというぐらいでストーリーが大きく変わることはないです。

あくまで一本のストーリーを楽しむゲームだと思います。

ヒロインの性格、言葉使いには美少女ゲーム独特の癖があり主人公が無条件でヒロインから好かれているいわゆるハーレムなので気になる人がいるとは思います。

それとグラフィックはきれいですが一部キャラの立ち絵でちょっとキャラの重心がおかしいような絵があったり、背景の遠近法が少し変に感じられる絵があります。個人の感覚にもよるので何とも言えないのですが。

あとメッセージスキップが少し遅いです。そこまで繰り返しプレイするゲームではないので気にならないですが。

こういうノベルタイプのゲームの宿命ではあるのですが日常シーンはやっぱり退屈な時はあります。さらに古いゲームなので時事ネタも古いです。

 

車輪の国、向日葵の少女の感想まとめ

 

9.0

 

アドベンチャーゲーム史にその名を刻んでいるのは伊達ではなく、物語、キャラ、音楽と三拍子揃っている。物語のテーマが普遍的なので時がたっても風化することなく楽しめる生涯現役のゲーム。

恋愛アドベンチャーゲーム独特のキャラデザインや言葉使い、主人公がほぼ無条件でヒロインたちから好かれているハーレム状態などこの手のゲームをやったことのないひとには違和感があるかもしれないけど慣れれば問題なく楽しめます。

この車輪の国、向日葵の少女をやると美少女ゲームに偏見のある人も開眼してこの手のゲームをやり漁ることになるかも?

 

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二千年春

幼少のころからゲームに触れてきた世代で総プレイ本数は500本以上。ファミコン以降の遊んだゲームはほぼクリアしていて基本積みゲーはしない派。新しいゲームを遊びたい人間だがおじさんらしく昔のドラクエやスクウェア黄金時代のドット絵、カクカクポリゴンのRPGも好き。

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