このところゲームの新作発表会、ニンテンドーダイレクトではリメイク作の発表が多いしドラクエ、FFのような昔からの強力なIPを持っているスクウェア・エニックスやカプコン、コーエーテクモ、バンダイナムコなどなど多くの企業がゲームのリメイク作を量産。
そうなってくると「最近のゲームはリメイクばかりだな」と否定的に思う事も多いんじゃないでしょうか?
ただ、広く普及したファミコンの発売された年がテレビゲームの始まりとするなら現在までだいたい40年ほどとゲーム産業もそれなりの歴史があります。
そうなると名作ゲームの数も増え、リメイク作が多くなるのは必然でしょう。
管理人個人の感覚としては基本的に原作至上主義なのでリメイク作はFFやサガ、ドラクエなど結構多くプレイしてきましたがそんなに気に入った作品は無いです。
「ああ懐かしいなあ」といった郷愁的?な感情やもう一度お話をおさらいするといった感じでプレイしていたくらいでそんなに新鮮な気持ちを味わえたことは無かったです。
ぶっちゃけいままでリメイク作で気に入ったのはドラクエ5のPS2リメイクのみで、戦闘のテンポアップや新要素の仲間との会話システム、グラフィックの3D化が好みに合ったので結構新鮮な気持ちで楽しめました。
FF7リメイクのグラフィックや戦闘システム大幅パワーアップには特に感動しなかったのに、なぜあのFF7リメイクよりハイクオリティでないドラクエ5PS2リメイクに感動できたのか今でも謎です。
まあ、やはりどれだけクオリティアップさせようがやはり原作がその時代の空気や雰囲気を背負って発売しているわけだし発売された時に遊んでも、長い時間が経っていくらグラフィックがショボくシステム的に洗練されていないと感じる現代で遊んでも「作品」という意味では原作が一番かなと個人的には思います。
原作が無いとリメイク作も生まれてこない訳で。
ただやっぱり、ゲームを「楽しむためのツール」として考えた場合、原作だとグラフィックがその時代の水準に合わないし、システムも遊びずらくストレスを感じることが多いでしょう。
さらに旧世代のゲームハードやソフトは中古でしか手に入らないので遊ぶ環境もかなり限られてくると思います。
そうなると、昔遊んだゲームをプレイしたい古参ファンや新規のユーザーに昔から続く魅力的なIPに触れてもらうにはリメイク作はやっぱり必要になってきます。
メーカー側からの立場からするとリメイクは人気作のみ作られるので、ある程度の売り上げは見通せるし、過去IPを新規ユーザーに知ってもらい客層の拡大にも有効です。
リメイクで稼いだお金で新規IPを立ち上げるという事もできるでしょう。
メーカーが躍起になってリメイク作を出すという事はやはりそれだけメリットがある事だと思います。
個人的には原作が最高だという考えは変わりないけど、やっぱりゲーム業界が発展していくにはリメイクは必要なのでゲーム好きとしてはリメイク作も肯定していきたいです。
最近はちょっとリメイク作が多すぎるというのも間違いないと思うのでシリーズ物でもない新規IPのタイトルもなんとか頑張って作ってほしいです。
若いユーザーもその方がいいんじゃないでしょうか?
リメイクばかりではゲーム業界全体が袋小路に入りそうだしそのあたりのバランスは難しいですね。
今はインディーズもあるし、そこに期待大というところでしょうか。でもインディーズも結構昔路線や売れ線のタイトルが多いイメージだし、もう少しチャレンジングなタイトルがどんどん出てくればいいのになと厚かましくも思っています。
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