デジタルでお絵描きなど作業をしている時便利なのがソフトごとに設定されたショートカット機能。
当ブログ管理人は現在液タブのCintiq16を使いショートカットはキーボードに割り振って使いますが、専用の左手デバイスにショートカットを割り振って使うのが直感的に使えて便利と言う人も多いので購入するか悩んでいます。
そこで今回はイラスト、漫画制作の作業効率アップを目指しよさげな左手デバイスを探したので購入検討されている方はよければ参考にしていただけたらと思います。
液タブ、板タブ使用時に左手デバイスを使うメリット
まずは簡単に液タブ、板タブ使用時に左手デバイスを使うメリットを箇条書きします。
- よく使うショートカットを左手デバイスにまとめることが出来る。
- 複雑なショートカットキー(shift+alt+spaceなど)を覚えなくていい。
- 複雑な操作をしなくていいので直感的に操作できる。
- 拡大縮小など機能にあった特殊なボタンがある。
- キーボードだと手を前に出さないといけないが持つタイプの左手デバイスだと手を引っ込めた状態で使える。
主にこんなところだと思います。
おすすめの左手デバイス
探してみると動画編集やゲーム用の左手デバイスが結構多いです。
その中で少ないですがイラスト、漫画制作向きの左手デバイスを4つピックアップしました。
ExpressKey Remote(エクスプレスキー リモート)
ワコムから発売されているワコム製品(IntuosPro、最近発売されたワコム製品全般)と一緒に使う事を想定された左手デバイスで基本的に手で持ちながら操作するようです。
ただ、形状からみて置いて使うこともできそうです。その時安定感は無さそうなので下に滑り止めをかませる必要はありそう。(同梱品として付いて来るCintiqPro24、32にはくっついているように見えますが)
接続はワイアレスレシーバーでBluetoothには対応していません。
ファンクションキーの数は外側に8つ中央に4つ、タッチホイールの周りに5つの合計17個ありそれプラスタッチホイール(物理的には回らず指を滑らす)となっています。
大きさは135mm×52mm×10mmとスマホくらい、重さは110g。電池は充電式で付属のMicroUSBケーブルで給電します。
ネットのレビューによるとタッチホイールは使いにくく、すぐスリープする、壊れる。とあまり評判はよくないようです。値段もAmazonでも9,900円と結構高価です。
好意的な意見も中にはあるので自分に合えば悪くない商品という感じでしょうか。
CLIP STUDIO TABMATE(クリップスタジオ タブメイト)
セルシスから発売、イラストソフトCLIP STUDIO PAINTで使用が前提の左手デバイス。
クリスタ以外でもサードのソフトを入れればすべての機能を使えないまでも普通には使えるようです。
完全に持って使うタイプで形状を見ても置いて使うことはできなさそう。
接続はBluetoothの無線接続です。
ファンクションキーは12+ホイール(縦回り)。
大きさは縦11.7 cm ✕横2.5 cm ~ 3.4 cm✕奥行2.8 cm ~ 4.4 cm、重さは未表記。多分軽いと思います。電池は単3電池一本を使用します。
ネットではなかなか評判がよくプロイラストレーターのさいとうなおき先生も激押しされていますが、ホイールの耐久性に少々難ありでボタンも硬めということです。ただ改良されたとも言われているみたいで、ボタンも柔らかくなり耐久性に関してもあまり心配しなくてもいいかもしれません。値段もAmazonで4,200円と割とリーズナブル。
200件以上のショートカットを登録できホイールの操作性もいいとの事なのでクリスタを持っている人にはいいかもしれません。ちなみにクリスタを持っている人は優待価格3,500円でクリスタ公式より購入できます。
ExpressKey RemoteとCLIP STUDIO TABMATEの参考動画
ペンタブと一緒に使いたい片手デバイスのご紹介です💡
ショートカットキーを覚えるのは大変😞という方には特におすすめ☝️作業の効率化でスピードもアップ⤴
好みのデバイスを探してみて下さいね♪ワコムストアではWacom Cintiq+Orbital2セットも販売中🌟https://t.co/84gmBeU1pr#ワコム基本のキ pic.twitter.com/xAct4pIKWI
— 株式会社ワコム (@wacom_info_jp) December 14, 2020
AC19 Shortcut Remote(AC19 ショートカット リモート)
海外のペンタブメーカーXP-Penから発売されている左手デバイス。ワコムのペンタブ使用時でも共存することができるようです。
ExpressKey Remoteと似たような形で持って使うタイプ。置いて使うことも出来そうです。
接続はUSBレシーバーで接続します。
ファンクションキーは9+3とホイールキー(抵抗感のあるダイヤル式)となっています。
大きさは70mm × 129mm × 15mm、重さは70gです。電池は単4電池一本を使用します。
ネットのレビューだと結構好評で少しキーの数が少ないですが操作感も良くダイヤル式のホイールの評価が高いです。
値段もAmazonだと3,400円程でリーズナブル。ワコム製品使用時でも共存できるのもポイントが高いです。耐久性も特に問題ない感じ。
見た目とともに無難な感じがします。
TourBox NEO(ツアーボックス ネオ)
TourBoxTechよりクラウドファンディングによって資金調達し開発されたかなり本格的な左手デバイス。見た目からしてなんかすごそうな感じ。
完全に置いて使うタイプで下にゴムが付いているので安定感があり滑ったりすることは無いようです。
接続は有線でTourBox NEO本体とはUSBType-C、PC側とはUSBType-Aを使います。PCがUSBType-Cにしか対応していないと変換ケーブルが必要。※動作未確認
ファンクションキーはホイール系が3つ、ボタンが12個。ホイールは引っかかりの無いタイプで(ダイヤルは引っかかりがある様)押し込みも可能です。
大きさは10mm×115mm×42mm、重さは365g。給電はUSBで給電します。
ネットでの評判はというと好評ですごく便利という意見が多いです。あまり批判的な意見はありませんでした。
ただ、ホイールに引っかかりが欲しいという意見は結構多い感じです。
予算に余裕があるなら有力候補になると思います。
追記 TourBoxElite(ツアーボックス エリート)
TourBox NEOの後継機で接続が無線のBluetoothに対応しました。(有線でも使用可)
ホイールに引っ掛かりもできて、引っ掛かり具合の調整もできるようです。
評判も良いですがかなり高価なので導入するには少しハードルが高いかもしれません。
公式サイトから購入すると学割で少し安く買えます。
UBSコードは付いてこないので注意が必要です。
※さらにTourBox Liteが2024新登場!
TourBox簡易版で価格が抑えられています。
ゲームコントローラー、スイッチジョイコン
裏技的な方法ではスイッチのジョイコンを持っているならそれを左手デバイスにすることも出来るようです。
キー設定のできるフリーソフト例えばJoyToKey等を利用して細かく設定できるようです。
詳細を知りたい人はネットで調べてみましょう。
まとめ
イラスト、漫画向き左手デバイスを目的別に簡単に分けると、
Cintiqを持っていてワコム愛の強い人はExpressKey Remote。
性能的にも手堅くリーズナブルな物を求めているならAC19 Shortcut Remote。
クリスタをメインで使っている、さいとうなおき先生を信じているという人はCLIP STUDIO TABMATE。
予算に余裕があり、置き型の安定したデバイスを求めるならTourBox NEO。
という感じでしょうか。
探してみて管理人が買うならXP-PenのAC19 Shortcut Remoteです。
少しでも作業時間を短くしたい、キーボードでショートカットはやっぱり使いにくいという人はこれらの左手デバイス購入を検討するのもアリだと思います。
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