ワコムから発売されているPC一体のモバイル液タブ「Wacom MobileStudio Pro 13」を家電量販店で試し書きしてきたのでその感想を。
当ブログ管理人のような底辺には手が出せない高価な携帯できる液タブでさすがに使い心地は上々でした。
試し書きという事で感じた事そのままをざっくりと書いて行きますのでよかったら参考にしていただけたらと思います。
Wacom MobileStudio Pro 13の特徴
まずはWacom MobileStudio Pro 13の特徴、ワコム公式によると、
- 外出先でも家とおなじように作業出来る。
- WQHD (2560 x 1440)の高解像度、 Adobe RGBカバー率最大82%(CIE1931)の色域に対応。
- 高性能プロペン2搭載で自然な書き味。
- CPUはIntel Core i5、メモリ(RAM)8 GB、SSD128 GBを搭載とイラスト作業には十分なスペック。
- コンパクトな大きさの13.3型。
- ショートカットを自由に割り当てられるエクスプレスキーを搭載。
- メモリ、SSDは交換可能、アクセサリーを使いPCと繋げれば液タブとしても使用可能。
とのこと。
PCスペックはそれほどでもないとはいえ必要十分ということに間違いはないです。
OSはWindows10搭載です。デスクトップモード(他PCと接続)はwindows、Mac対応。
モバイル液タブのメリット
モバイル液タブのメリットとしてはやっぱり持ち運びができ、単体で使える事につきます。というかそれしかないですよね。これこそが最大限最強のメリットということだと思います。
出先でも作業ができるので仕事で忙しい人、プロの方には重宝するんじゃないかと。外でスケッチしたい人なんかにもいいです。
あとはPCが必要ないので省スペースというのも利点です。ワイヤレス液タブという感じでしょうか。実際はPCは別で持って家ではPCに接続して使い、外に出る時は持って出て使うという人が多い気もしますけど。
モバイル液タブのデメリット
まず何より値段が高い、これに尽きます。管理人が試し書きしたWacom MobileStudio Pro 13 i5 128GBでも定価228,800円、これより上のモデルi7 512GBだと300,800円と中古の軽乗用車が買えてしまいそうな値段です。
それにメモリ、SSDは交換できますがCPU、グラフィックボードは交換できないし年が経つとマシンスペック的に陳腐化してしまう可能性があるのもデメリットです。
Wacom MobileStudio Pro 13を試し描きしてみた感想
描き味に関してはプロペン2搭載なので言うことはなく快適でした。いつも通り繊細に筆圧を読み取ってくれる感じです。この部分に関しては心配の必要はないと思います。
画面は高解像度広色域で普通にきれいでした。アイコン等が見にくいということもなかったです。
重さは1.44kgとそれなりに重量感があります。持って運ぶのには問題ないでしょう。でも持って描くとなると結構疲れそう。置いて使うのが基本だと思います。
気になったのは個人的には13.3の画面だとちょっと小さいなと言う印象。絵を描いた時全体のバランスがとりにくそうです。この辺りは人による部分が大きいので小さい画面でも問題ない人には影響がないと思います。
マルチタッチ機能ですが試した感じでは特に問題なく快適に指で回転、縮小できました。管理人が使っているCintiq16ではできないので結構便利かもと感じました。ファンクションキーの押し心地も違和感なしです。
Wacom MobileStudio Pro 13を買いな人とは?
とりあえず高級品なので、リッチマンまたはウーマン向けということは間違いないです。
出先で家と同じように絵を描く必要があるプロなどの人向けの特化した液タブという感じだと思います。
それ以外の人はPCと液タブを別に揃えたほうが故障したときにも片方だけで修理が済むしPCのスペックも変えやすいのでいいんじゃないかと思います。
外で気軽にデジタルスケッチという使い方もできるのでスケッチブック代わりに予算多めな人にはおすすめです。
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