板タブや液タブを買うとき時最近は必ず候補に上がって来る海外製、いわゆる中華ペンタブ。
見た目も悪くないしスペック数値上は日本の老舗ペンタブメーカーのワコムと同等かそれ以上の物もあり何より値段が安いのでワコム製か中華製かどちらを選べばいいのかかなり悩んでしまうんじゃないかと思います。
そこで今回は中華ペンタブは買いなのかどうなのか調べてみました。
結論をいうと個人的にはやっぱりワコム製の物を買うのがベストではと。
ただ絶対に中華ペンタブはダメと言うわけではないのでその辺りも含め詳細を書いていきたいと思います。
主な中華ペンタブのメーカー
まずは主な中華ペンタブのメーカーを上げていきます。
HUION(フイオン) 個人的には中華ペンタブメーカーといえばHUIONの名前が一番に上がってきます。結構昔から名を聞くという印象のメーカー。
安いし性能もよく、サポート対応も早いと言われています。ペン先の沈み込みが大きいという特徴もあります。
XP-PEN(エックスピーペン)印象としては最近よく名前を聞く印象のXP-PEN。品質もよく安いと、とにかくコストパフォーマンスでは一番という印象があります。サポートの評判もいいです。
GAOMON(ガオモン)最近よく聞くようになったという印象のメーカー。Amazonの液タブのおすすめにもよく出てきます。液タブが安いし性能もいい液タブがウリという感じのメーカー。サポートも早いようです。
個人的な印象ではこの3社の評判がいい感じだと思います。
どの会社も安くてスペック上の性能が高く、サポート対応が速いのが中華液ペンタブメーカーのイメージです。
中華ペンタブのメリット
調べてみて感じた中華ペンタブのメリットを上げていきます。
- 安い
- 安かろう悪かろうでなく全体的に品質もいい
- サポートの対応が早い
- デザインもわるくない
- 液タブは保護フィルムが簡単に替えらるものが多い(ワコムの場合は修理対応になる)
という感じでしょうか。
とりあえず安いというのは何よりのメリットです。特に液タブの場合より大きなメリットに感じられます。ワコムだと10万円以上する液タブが中華液タブだと同等のクラスのもので5、6万円とかなり安いし品質的にも問題ないようです。
サポート対応も早いうえ丁寧なようですし本体や化粧箱のデザインもけっこうおしゃれな感じでカッコイイと思います。
ただ、これだけいいように書くと「中華ペンタブ最強!」と思われるかもしれませんがやはりデメリットもあります。
中華ペンタブのデメリット
調べてみて感じた中華ペンタブのデメリットを上げていきます。
- スペック数値上では性能が良くても実際描いてみて感じられるの描き味が良いかは分からない
- 初期トラブルや耐久性に不安がある
- サクラレビューの可能性が捨てきれない
- 家電量販店などで試し描きができない
という感じです。
中華ペンタブはスペック数値上ではワコム製の物より上回っているものが多く筆圧レベルや色域が広いので単純に中華ペンタブのほうが高性能なんじゃ?と思ってしまいがちですが実際スペック数値には出ない描き心地、使い心地の良さがどちらが優れているかはなかなか判断しにくいと思います。
ネットで調べても個人的な感覚は言葉にするのが難しいですし、やっぱり実際長期間使ってみないとわからないことはあると思います。
これは勝手な想像ですがおそらくまだこのスペックには出ない使い心地の良さ、描き心地の良さはまだワコムが勝っているんじゃないかと思います。
やはり日本企業のものに対するこだわりは半端ないのでそういう意味でも信頼できます。
それにワコム創業は1983年、世界初のコードレスペンタブレットを開発しています。
他の中華ペンタブメーカーはHUIONは2000年、XP-PENは2005年、GAOMONは2011年とワコムが一番歴史が長いです。やっぱりそれだけノウハウの蓄積というものがあるんじゃないでしょうか。
中華ペンタブは耐久性に関してもネットではすぐ壊れたという意見も結構目にするし、少し不安があります。
まあそれはワコムの製品でも言えることだしネットでは悪い情報のほうがことさら強調されるフシがあるので一概には言えませんけど・・。
管理人自身の経験としてワコムのIntuos2とIntuos4を合計7、8年は使って何ら壊れることもなく動いていました。
個人的にはワコム製品の耐久性に関してはあまり心配してないです。機械なので壊れる時は壊れるでしょうし。
サクラレビューに関してもAmazonのレビューをサクラチェッカーで調べたところ問題なかったですがそれでもなんとなく偏見と分かっていても多少は不安があります。
家電量販店で気軽に試し描きできないのもちょっとしたデメリットです。液タブにしては安いとはいえ高価である事に変わりはないので一度は試し描きをしてみたくなります。
まとめ
結論を言うと、やはり歴史があり信頼のおけるワコム製のペンタブの方が安心できるし確実性は高いんじゃないかと思います。
中華ペンタブも決して悪くないとはいえやはり世の中の原理原則で安いという事には何かしらの理由があり、価格を抑えるために素材を安いもので妥協していたり、検品の簡略化の可能性もあるのでやや精度と耐久性に不安があります。
ただ高性能、低価格とコストパフォーマンスが高いというのは事実なのでコストパフォーマンスを重視するなら中華ペンタブを買い、安心を求め描き心地、使い心地を追求するという人はワコム製の物を買うというスタンスでいいと思います。
何はともあれ、中華ペンタブもさらに性能が上がってくるでしょうしワコムさんもうかうかしていられないというのは間違いないのでこれからもペンタブ界の動向に注目していきたいと思います。5年もすれば状況も変わっているかもしれません。
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