液タブを買うと必要かどうか悩むのが保護フィルム。
「3000円以上するし、貼るのも結構難しいと言われている、でも、もし画面に傷が付いたら・・」と判断が難しいです。
そこで今回は液タブ(Cintiq16)には保護フィルムは必要なのか考えてみました。
ハッキリ早々に結論を行ってしまうと、保護フィルムは基本的には必要ないと思います。とくにCintiq16には。
ではなぜかという事と、保護フィルムが必要になるパターンを書いていきたいと思います。
よければ参考にどうぞ。
液タブ(Cintiq16)に保護フィルムが要らない理由
基本的に液タブは保護フィルムを貼らずに使うことを想定して作られているので保護フィルムを買う必要はないです。
画面にも通常普通に使う分には問題ないぐらいの耐久度は確保されています。
Cintiq16に関しては最初から保護フィルム(非光沢、アンチグレアフィルム)が貼ってあるので保護フィルムを貼ると保護フィルムの二重貼りとなってしまうのでなおさら必要ないです。
※Wacom oneやCintiq22も同じく耐久力のあるアンチグレアフィルムが貼ってあります。
保護フィルムを貼る場合のデメリット
さらに保護フィルムは要らないという根拠になるデメリットを以下、
- 保護フィルムは透明といっても物理的に目と画面の間に物があるわけなのでクリアな感じがなくなる
- 保護フィルムは薄いと言っても厚みがあるのでわずかだが視差が増える。
- 画面に描く時、直感的な感覚が低下する。
- 保護フィルムをきれいに画面に貼るのは難しい。
- 液タブは高価なのに保護フィルムを購入するとさらに余計な出費がかかる。
- フィルムによってはペンの芯がすぐ削れて使えなくなる。さらに出費が増える。
と簡単に考えただけでもそこそこデメリットがあります。
ネットで保護フィルムのレビューを見ていると少し白っぽくなったという人もいるようでやはり保護フィルムの必要性はあまり感じられないです。
保護フィルムを貼るメリット
ではメリットはというと主に、
- 保護フィルムの種類によって自分の好きな描き味に調整できる。
- 名前の通り画面に傷が付かないように保護できる。
- 傷がつく心配がないので多少雑に扱える。
という感じでしょうか。
画面に傷がつく心配がないというのは精神的に結構大きいですね。傷がつくんじゃないかとビクビクしながら絵をかいたり制作活動をしていたら作品によくない影響が出そうです。
このメリットで恩恵を受けられる人が保護フィルムを貼ってもいい人になると思います。
保護フィルムが必要になる人
液晶画面の描き味がどうしても気に入らない人
画面に描く時、特殊な処理がしてあるといっても結構つるつる滑ります。紙とペンで描く時の様にはいきません。
この描き味がだめで液タブに乗り換えられないという人も結構いるんじゃないでしょうか?
Cintiq16の場合、芯をフェルト芯などに替えればいいと思うかもしれませんがフェルト芯は画面に傷がつく可能性がありメーカー非推奨です。
そこで必要になってくるのが保護フィルム。フィルムによって描き味も違うし、ペーパーライクフィルムという紙の描き味に近いフィルムもあるので自分の好みに合った描き味に近づけることができます。
ただこれにも弱点があり前の項目で少し触れましたが、芯の削れ具合がすごいという事です。
ペーパーライクという事で表面はざらざらしているのでいわばペン先をやスリ掛けしているようなもの。ネットで調べてみると1日でダメになったという人もいます。
ワコムのプロペン2の場合替え芯は記事執筆時、10本でワコムストアの場合1,540円、アマゾンだと1,100円。1本100円以上します。
この環境で絵を描いていこうとするとそれなりの出費がいるという事をよく理解しておく必要があるでしょう。
筆圧が強い人や不注意で画面に傷がつくのが心配な人
液タブの画面は十分強度があるので普通に使う分には筆圧で傷がつくという事はないと思います。実際僕も保護フィルム無しで1カ月ほど結構な頻度で使って全く傷はついていません。
ただ、筆圧が普通よりも強い人は傷がつく可能性があるため保護フィルムの購入を検討したほうがいいかもしれません。
家電量販店の試し描きのコーナーにあるCintiq16にはやはり不特定多数の人が扱うためか多少の傷がありました。それでも多少の傷という事でCintiq16の耐久度の高さが証明されていると思いますが、強い力で画面をペンで摩擦してしまうと傷がつく可能性はあると思います。
心配して精神的に不安になるくらいなら保護フィルムを買って貼ってしまった方がいいでしょう。
あと不意の事故で画面に傷がつくのが心配な人も買って貼ってしまえばいいと思います。
不安に駆られるまま絵を描くなど作業しても楽しくないし、作品にも影響が出るとおもいます。
おすすめの保護フィルム
保護フィルムは綺麗に貼るのが結構難しいという事でCintiq用ですが18カ月保証、貼り付け失敗時、無料交換という何とも太っ腹な保護フィルムを紹介します。
〇BELLEMOND ペーパーライクフィルム(非光沢)
Cintiq16用上質紙
Cintiq22用ケント紙
摩擦低減と書いてあってもやっぱり結構削れてしまうようです。
〇BELLEMOND 普通のタイプ(非光沢)
Cintiq16用
Cintiq16Pro用
Wacom One用
Cintiq Pro 24用
個人的おすすめはこれら。デフォルトのCintiq16保護フィルムに描き味が近いようです。
僕も初めはこのフィルムを貼ろうとアマゾンで購入しその後、Cintiq16には初めから保護フィルムが貼ってあることを知り返品しました。
不意の事故などで画面に傷がつくのが心配な人に良いんじゃないでしょうか。
まとめ
まとめると液タブは保護フィルム無しで使うことが前提(もしくは最初から貼ってある)のため保護フィルムは必要ない。
ただ、液タブの描き味が気に入らない、筆圧が強い人、不意の事故で画面に傷がつくのが心配な人は購入して貼る。
という事でいいと思います。
あまり悩まず上記した必要な人にあてはまらない人はそのままでいいし、あてはまる人は早く貼って気持ちよく作業ができるようにしましょう。
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