液タブ、板タブで絵を描く際、意外と困るのがキーボードの位置。
ショートカットを使ったり、文字入力に必須な訳ですが、液タブ、板タブを置いてしまうとキーボードを置く場所がなくなってしまいます。
液タブと板タブの位置は真正面しかなく固定。
では、キーボードの位置はどこがおすすめなのかというと液タブ、板タブの上か左右、つまり利き腕の反対側の場所がおすすめです。
目的別に上か左右どちらがいいのか場所が変わってくるので今回はその詳細を解説したいと思います。
あと、キーボードが大きい人の場合の設置場所も解説するのでよかったら参考にしてください。
※Cintiq16、Intuos4(そこまで大きくない機器)使用の環境。
※あくまで個人の感覚です。
液タブ、板タブ使用時でのキーボード位置をいろいろ試した結果
とりあえず、キーボードをいろんな場所において作業してみました。
- 前に置く
- 下に置く
- 左右に置く
- 上に置く
- 液タブの足を出すなど傾斜を付けその下に置く
結果、液タブ、板タブの上に置く、利き手の反対つまり左右どちらかに置くというのが一番しっくりきました。
下に置くのも悪くはないのですが液タブ、板タブまで距離が出るし、肘を置いたりして体勢を変えながら作業しにくいので疲れやすくなるのもちょっとやりにくく感じました。
液タブの足の下に置くというのはスペースを有効活用できるかと思いきやキーが打ちにくくなり使いにくかったです。ただテンキー付きの大きなキーボードならアリだと思います。
以上が結果で、さらに目的によって上に置くのが向いている人と左右どちらかに置くのが向いている人に分かれるので次で順に解説していきます。
上に置くのが向いている人
キーボードを上に置くのが向いている人は主に左手デバイスを持っていて文字入力が多い人になります。
左手デバイスを持ってなくてもキーボードでショートカットを使えますが手をずっと上にやっておかないといけないので少しやりにくいです。慣れれば問題ない範囲だと思います。
上に置く場合の一番の利点は左右に置くより文字入力がしやすいので液タブ、板タブを使いながら文字入力する人、例えばデジタルで漫画を描く人に向いていると思います。
設置に関しては液タブ、板タブの上部枠にかかってくる場合もあるので本体を傷つけないようにするためにもキーボードの下部に滑り止めなどの緩衝材を入れるのがおすすめです。
あと、液タブ、板タブに角度をつけている人はキーボードを置く台が必要です。
文字入力をする事が多く使いやすさを重視するならキーボードは上に置くのがおすすめです。
ただ大きい液タブ場合は上に置くとキーボードまでの距離が大きくなりすぎるのでこの場合は液タブの下(前)に置くのがいいと思います。
利き手の反対つまり左右どちらかに置くのが向いている人
キーボードを利き手の反対つまり左右どちらかに置くに置くのが向いている人は主にキーボードでショートカットを使うのが多い人になります。
左右に置いても文字を打つことは可能ですが体を少しひねらないといけないので打ちにくいし頻繁にやっていると体に多少負担がかかります。
利点はキーボードを手元に置けるので片手でショートカットを使う場合楽に使えます。主にイラストを描く人に向いた配置だと思います。
左右に置く場合だと特に設置の際に工作は必要ないので手間は無しです。
キーボードが大きい人は上に置くのがおすすめ
テンキー付きの本格的なキーボードを使っている人は左右、下は邪魔になりすぎるので自動的に設置個所は上になります。※大きくないペンタブの場合
板タブ、液タブ本体の枠にキーボードをのせる場合は緩衝材を置いたり、本体に角度をつけている場合は台が必要になるので簡単な工作が必要です。
工作が面倒な人で文字入力が少なく、左手デバイスを持ってない人は左手デバイスを買うのもいいかもしれません。
液タブの場合、足がついている機種だと足を立ててその下にうまく潜り込ませてもいいし、足がついていない機種でもキーボードを潜り込ませられるように台を置けば液タブ本体に角度も付けられるので一石二鳥です。
まとめ
キーボードのおすすめ設置場所は、
- デジタルで漫画を描くなど文字入力が多い人、左手デバイスを持っている人、キーボードが大きい人は上に置く
- イラストを描く時などショートカットキーをキーボードで使う人は利き手の反対側、つまり左右に置く
のがいいと思います。
以上、何かの参考になれば幸いです。
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