スイッチのファイアーエムブレム風花雪月をクリア後、ファイアーエムブレム熱が再燃。
そこでダウンロードしただけで積んでいたファイアーエムブレムの生みの親が作ったフリーゲーム、「ヴェスタリアサーガ」をプレイしクリアをしたので感想を書いていきたいと思います。
戦記物のゲームをプレイしたいという欲を存分に満たしてくれましたが難易度は正しく鬼畜でした。
難易度は通常モード(高難易度)でクリア、ネタバレは無しです。
ジャンル | シミュレーションRPG |
対応機種 | PC (iOS版SteamLinkでできるという情報も) |
製作者 | ファイアーエムブレムの生みの親でもある加賀昭三氏ほか有志の方々 |
配信日 | 2016年9月5日 |
プレイ時間のめやす | 40時間から60時間くらい? |
特徴 | ・昔ながらのシミュレーションRPG ・フリーゲームながらキャラデザ、音楽などプロが参加 ・SRPG Studioという制作ソフトを使用 ・フリーゲームなのでもちろん無料 |
コンシューマゲームに匹敵するどころか超えているといっても過言ではないストーリー、キャラ、世界観
さすがファイアーエムブレムの原作者が作っただけあって世界観のつくりこみがハンパないと思います。
世界は非常にオーソドックスな中世ヨーロッパ風の剣と魔法のファンタジー。モンゴルのような騎馬民族がメインで出てきてちょっと変化があります。
参考動画※完成版とキャラデザは結構変わっています。
国の中にも小さな国々があって高校の時に習った世界史のような感じもします。なんかヨーロッパ、イギリスのような。
ヴェスタリア島という島が舞台で8つも国があり世界が狭いという感じはしません。そこに島の外にある大陸を支配する帝国も出てくるのでさらに世界は広大に感じられます。
例えると昔の日本と大陸のモンゴル帝国みたいなものでしょうか。
ストーリーは加賀氏によるとお子様向けとのこと。しかしなかなかの重量感でしっかり戦記物をしてくれています。
ストーリーの始まりは、
”メレダ王国というヴェスタリア島で一番の国が別大陸を支配する帝国の商船を襲ったことをきっかけに戦争が勃発。
戦いに敗北し、陥落したメレダ王国の王都から王女を逃がすよう王女の婚約者でもある兄に託されたメレダ王国の属邦レデッサ公国の公子ゼイド。
敵の追撃をかわし西方の国ベネキアに逃れたゼイドは王国を再興するため動き出す。“
という感じでバリバリの戦記物という感じ。加賀氏は歴史、世界史が好きなのかもしれません。
ストーリーの初めは国の情勢や戦闘の作戦などちょっと硬すぎる場面が多いかなという印象。
次第にいろんな国のキャラ同士の恋愛物語や頼りなかった草原の王国の王子の成長物語的な所もありお堅いだけでなく楽しめました。政略結婚などの話が出てくるのは戦記物ならではだと思います。
キャラがそれぞれの事情で戦い参加してくるのもいいです。それだけ物語が広がると思います。
結構恋愛がメインの物語という所もあるのでイメージ的にはファイアーエムブレムの聖戦の系譜に近いイメージが個人的にしました。子供のシステムはありませんけど。
恋愛物語といっても少年漫画や少女漫画のような感じなので重たい感じはないです。なるほどお子様向けというのはこういう事かと。
キャラもいい意味で今のゲームのような押しつけがましい派手さのない素直な描写で僕にはすごくなじめました。ハッキリ言って風花雪月のキャラより好きです。
グラフィックはテンプレート的だけどキャラ絵はちゃんとプロが描いたものなので問題なし
グラフィックはSRPG Studioという制作ソフトのものなのでテンプレート的というかテンプレートそのものです。でもそのテンプレートでも鑑賞に堪えうるレベルには達しているので問題ないと思います。
肝心のキャラ絵はプロによるものでハイクオリティ、戦闘マップ前や後のキャラ会話時の背景も美しいです。
スーパーファミコン時代のゲームを経験して好きな人なら違和感はないと思います。
まぁ、このゲームに今のゲームのようなハイクオリティなグラフィックを求めている人は少ないでしょうけど・・。
個人的にキャラデザは好みだったので良かったです。
システムはファイアーエムブレムその物だがマップギミックや敵が強く激激ムズに
システムはさすがファイアーエムブレムの原作者が手掛けただけあって基本はそんなに変わらないと思います。
典型的な戦術的なシミュレーションRPGで戦闘前に装備やアイテムなどを整理して管理し戦闘マップではマップ上にいる敵を倒して拠点を制圧すれば勝利です。
ただ難易度が激ムズどころが激激ムズといってもいいくらいの難易度です。
僕は救済モードではなく初期設定である通常モード(高難易度モード)のプレイだったので余計にそう感じたのかもしれません。
まず武器は使うごとに使用回数が減って壊れてしまうのですが壊れると完全に消滅してしまいます。
お店で買えるような普通の武器なら別に問題ないのですが、キャラの固有武器など貴重なものまで容赦なく消滅する仕様。使用回数を回復できるアイテムもあるのですが貴重アイテムなので入手できる機会も少ないです。
キャラも死ぬともちろん消滅します。
そしてマップのギミックも結構複雑。
仕掛けのレバーを引いて門を開けるとか仲間を助けるというのは他のシミュレーションRPGでもよくあります。このゲームは1マップでのそういう仕掛けの数がかなり多いです。あのキャラを助けるにはあのレバーを引いて・・とかなり段階を踏むことになります。
別方向にいるキャラを2人助けたり、手助けしないといけないようなこともあり、そうなるとかなり大変。マップの仕掛けになるためにか、結構な頻度でキャラがさらわれたりします。(笑)
さらに敵の配置もいやらしく、敵自体も強いです。絶妙な所に遠距離攻撃の敵が配置されていたり持っている武器も強く状態異常を起こすものを持っている敵も多いのでさらに苦戦します。
戦闘の難しさだけでなくアイテムもほとんどが有限なのでそれをうまく管理していかないと例えば強い固有武器を使いすぎて消滅させてしまったりしすぎるとおそらく後半詰む可能性は高いです。キャラも同様です。
初見じゃなくてもサクサクとゲームを進めていくにはかなり困難だと思います。トライ&エラーを繰り返し遊んでいくのが基本でそういう意味ではシミュレーションRPGの死にゲーという感じでしょうか。
あと、5ターンごとにしかセーブができないのも結構痛いですね・・。
商業レベルかそれ以上の名曲ぞろいの音楽
僕がこのヴェスタリアサーガで一番すごいと思い、気に入っているのが音楽です。
プロの方が作曲されているので当然で商業レベルどころかそれ以上で最近遊んだゲームの中で確実に一番です。
作曲者は齋藤博人氏でPCゲームの工画堂スタジオにいた人らしく僕はヴェスタリアサーガで初めて知りました。
今のゲームのオーケストラ的な豪華な感じはしませんが、戦記物のファンタジーという舞台にとてもマッチングした曲ばかりで壮大で何かはかなげな1990年代のRPGを思い起こさせるような感じがツボにハマりました。
↓PVで飛ばし飛ばし見るといろんな曲が聞けます。音を声に見立てているような曲も面白くていい。
曲の数も多くマップごとに結構変わったりするのでヴェスタリアサーガを飽きずにプレイできた一つの要因でもありました。
サントラも出ているのでプレイして気に入った人はお布施感覚で買うのもありかも。
個人的活躍してくれたキャラとあまり活躍できなかったキャラ
ヴェスタリアサーガは味方キャラがあまり強くならないようにパラメーターの上限値が制限されていて、その中でうまく成長して活躍してくれたキャラとそうでないキャラを紹介します。
★活躍してくれたキャラ
騎兵のトロイは当然で面白くないので別のもう一人、
僕の場合は中盤に登場するオノ使いのヒルダ。
彼女の固有武器ユースティティアが強いうえ力の値がうまく伸びて22まで行ってくれたので後半大活躍してくれました。アイテムで連続攻撃のスキルも付けたのでだいたいの雑魚敵は一戦闘で仕留められるように。射程3のフランシスカを装備できるのも大きかったです。
★活躍できなかったキャラ
残念なことに主人公のゼイド。パラメーターもあまりうまく伸びず結局クラスチェンジもしないまま終わってしまいました。素早さ、技はそこそこでもレベル20で力の値がアイテムでドーピングしてようやく10に・・。とにかく火力不足でした。
育てようによってはどのキャラも活躍できるのでまんべんなくキャラを育てていくことが大事です。
ヴェスタリアサーガ感想まとめ
壮大な世界観と魅力的なキャラ、その魅力を何倍増しにもさせる音楽とグラフィック以外は商業レベルを超えるくらいよくできたフリーゲームで僕の戦記物のゲームがしたいという欲求を十分に満たしてくれました。
ただし難しすぎるのが多くの人にやってもらうのは厳しいゲーム。ほぼ攻略サイトを利用することになると思います。僕も序盤で見始めました。
敵も強いうえマップの仕掛けもなかなか複雑で味方キャラもあまり強くならないのでそもそもの戦闘難度が高いし、武器、アイテムもほぼ有限なのでそれらをうまく管理する必要があります。
基本トライ&エラーを繰り替えすシミュレーションRPGの死にゲーなのでとにかく根気が必要。でもマップクリアしたときの達成感はなかなのものです。
腰を据えてじっくりとゲームをプレイしたい人にはいいかも。無料ですしね。ていうかこのレベルで無料というのはかなりすごい・・。
とりあえず3ステージ目ですでに結構厳しくなってくるのでそこまでお試しで遊んでみるのもいいかもしれません。
ちなみに後日譚であるヴェスタリアサーガ外伝シルヴァビルヒの聖なる剣が配信されています。
フリーゲームなのでPCのみ対応という事ですがiOS版SteamLinkというのでスマホでもできるという情報もあるので気になる人は調べてみてみるのもいいかも。
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