今なお人気のRPGシリーズ「ファイナルファンタジー」。今回はそれらの初期作品群、FF1~6の感想をまとめて書きます。
当ブログ管理人はかれこれ30年近く前、最初はFF3から入りそれ以降4、5、2、6、1の順ですべてプレイしクリアしました。
かなり昔の記憶なので覚え違いもあるかもしれませんがよかったらご一読していただけたらと思います。
※全て原作での感想になります。
※ネタバレ無しです。
※移植版FF4~6はゲームアーカイブスで配信中
FF1~6の主な特徴
まず、ごく簡単にFF1~6の初期作品群の特徴をまとめると、
- 1~3がファミコン、4~6がスーパーファミコンで発売
- 当時としては美しいドット絵のグラフィック(特に5、6)
- 植松伸夫氏による印象的な音楽
- 後期FFよりはゲーム的ストーリー
- コマンド式、サイドビューによる戦闘
- アクティブタイムバトル、ジョブ、アビリティなど作品ごとにシステムが大きく変わる
- クリアまでのプレイ時間は20時間から30時間を想定されている
という感じでしょうか。
個人的には奇数ナンバーがシステム寄り、偶数ナンバーがストーリー寄りというイメージです。
FF(1)感想
管理人がFF1をプレイしたのは随分大人なってからでそれでもクリアしてなかなかの満足感を得られました。
さすがに魔法が回数制でさらに使用回数はレベルごと9回が限界、買い物などもいろいろ不便な部分が多く、ダンジョンの途中でセーブできないし死ぬとゲームオーバーでやり直しなので回復手段がなくなると出直しする事もしょっちゅうで苦労しました。
でもその苦難がかえって満足感につながったのかも。
ストーリーはシリーズ初作品と言えどよくできていてプレイヤーがゲームの世界に介入している感の味わえる仕掛けになっていたのはファミコン時代のゲームらしく好印象でした。
初作品らしい粗はあるものの当時ヒットしてシリーズ化できたのも納得という感じのゲームだったと思います。
FF2感想
個人的にはモンスターを倒し曲が流れた後、キャラたちがその場を走り去るというのが妙に印象に残っているFF2。
ロマサガシリーズのような敵に攻撃すれば攻撃力が鍛えられていく育成システムで当時は説明書を読まなかったこともあってかあまり意識して遊んでいなかったように思います。
それでも一応自力クリアしてラストダンジョンが難しいというのはピクセルリマスターをやって「そうだったんだ」と思った具合で結構すんなりクリアできたように思います。
人との会話は特定の「ワード」を覚えて選び会話を展開していく方式。これが結構新鮮で記憶に残っています。今から思えばアドベンチャーゲームを意識していたのかも。
このシステムのおかげでストーリーに入っていけましたが当時管理人はFF2のような戦記物的な物語ではなく冒険物がやりたかったのでちょっと物足りない感じでした。
FF3感想
冒頭でも書いたように管理人はFF3が初FFで当時剣を振って攻撃するドットアニメはドラクエでRPGに入った人間としては新鮮でした。
ビジュアル面でもファミコンとはいえ昔ではかなりきれいだったしフィールドに出た時の曲は壮大な冒険の始まりを予感させ今でもこの曲はお気に入りです。
そしてFF3で一番印象に残っているのは世界が広大に感じられるようになっている物語上のギミック。ネタバレになるので詳しくは語りませんが「世界はこんなに広い!」とテンションが上がって冒険感を存分に味わえました。
ゲームであれだけワクワクできたのも以降そんなになかったと思います。
システム的にもジョブシステムで自由に職業を変えてボスに対応していくというのも楽しかったし「召喚獣」という魔法の概念も新鮮でした。
個人的初FFという事もあり今でも一番印象に残っているFFはこのFF3です。
FF4感想
FF4といえばやはりFF4から搭載されたアクティブタイムバトルシステム。タイムゲージ(的なもの)がたまったキャラから行動ができるので常にアクティブでスリリングな戦闘が楽しめます。
さらに一筋縄でいかない敵がたくさん出てきてアクティブタイムバトルと相まって飽きることなく最後までプレイできました。
グラフィックはスーパーファミコンになったこともありきれいになってさらに地下水脈などの背景がスクロールの差分みたいな演出で立体的に見えるようになっていてハードの進化に当時は感動。
それに物語も音楽もドラマチックでこのあたりもファミコンとは一味違うなと。
とにかくハードとFFの進化を体感できたのがFF4でした。
FF5感想
FF4が面白かったので発売当日並んでまで買ったFF5。その甲斐もあるくらいのよくできたゲームでした。
まずグラフィックがきれいで当時他のRPGとは一線を画す感じだったと思います。
ドット絵がち密で山の背景は絶景でFF4よりも大きく進化したのには驚き。さらにドットアニメも良く動きキャラの表現が豊富でいい感じに想像を刺激してくれました。
FF3から帰ってきたジョブシステムは「アビリティ」という要素が加わってジョブとアビリティの組み合わせで自分なりの戦略を試せるのがいい所。
「ラーニング」でモンスターの技が習得できるのも技を見つける要素が楽しかったです。
ストーリーや音楽ももちろんハイクオリティで印象に残り今でも覚えている曲も多いです。
ただストーリーに関してはFF5はファミコンのゲーム的なストーリーを進化させたというイメージの物だったので当時僕としてはFF4のようなドラマチックなストーリーに期待していたためちょっと物足りない感はありました。
ピクセルリマスター版FF5をプレイして「こんなによくできたストーリーだったんだ」と認識を改めましたが。
総じてFF初期作品群の集大成的なのがこのFF5だと思います。
FF6感想
まずオープニングの魔導兵器の歩くシーンと物悲し気な音楽で心をわしづかみにされたのがこのFF6。
グラフィックがまたまた進化しスーパーファミコンのゲームでは最高峰の物だと思います。きれいなだけでなく西洋絵画という感じの独特な美しさがあり緻密さに磨きがかかった感じでしょうか。
機械の概念がこれまでのシリーズでは飛空艇やFF4の巨人くらいだったと思いますがFF6では世界の中心に位置するものになりクリスタルもなくなりました。
自然の象徴?的クリスタルがなくなったのは残念とはいえファンタジー色が薄くなったFFでも特に違和感がなかったです。
ストーリーに関しては初期FFシリーズで一番濃厚に感じて、FF初期群の中で劇場型ストーリーの決定版という感じだと思います。
キャラの数もかなり多いのでその分だけ物語に厚みも出ているんだと思います。
FF6ではジョブシステムがなく多少育成の自由度は減ったけど魔石とアクセサリーのシステムで意外と自由にキャラ育成はできたので満足です。
難易度的にはちょっと敵が弱い気がして基本ボスでも楽勝というのは物足りなかったです。
しかしそれを差し引いても傑作という事は間違いなくクリアした後は終わってしまったことが残念に思えるというレアな気持ちにさせてくれるゲームでした。
まとめ
こうして思い返し、昔はゲームが発展途上でもそれはそれでその時代なりの製作者側の試行錯誤があったんだなぁと感じました。
そしてやっぱりFFはよく作りこまれたというのが伝わってくるゲームだし新しいことを追及して常に進化しているので今でもシリーズが続いているのは納得です。
ファンとしては今後のFFシリーズの進化を楽しみに見届けさせてもらおうと思います。
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