2Dのドット絵表現と3Ⅾの立体感あるリッチな表現を融合させたグラフィック表現「HD-2D」。
見た目の華やかさもあってドット絵に馴染みのある世代からあまり馴染みのない若い世代まで幅広い層に好評です。
今回はHD‐2Dで発売されたタイトル、発売予定のあるタイトル、世間でHD‐2D化が期待されているタイトルをピックアップしました。
よければ参考にしていただけたらと思います。
HD-2Dとは
まず「HD‐2D」について簡単に説明すると、スクウェア・エニックスによって開発された2Dのドット絵と3Ⅾの立体的なグラフィック表現を融合させ、現代の3Dで高精細、リアル志向のゲームに親しんだプレイヤーでも違和感なくゲームをプレイできるように作られたグラフィック表現。
ドット絵で表現されるのでレトロ感を味わいつつも3Dのリッチな感じも味わえ新鮮な体験ができます。
記事作成時点では特許はとられていませんが商標登録はされているようです。
※オクトパストラベラー2動画参考に
発売されているタイトル
記事作成時までに発売されたタイトルを紹介。
オクトパストラベラー
ジャンル | RPG |
対応機種 | スイッチ STEAM Epic Games Store Xbox One Windows10 |
メーカー | スクウェア・エニックス |
発売日 | 2018年7月13日(スイッチ) |
価格 | 7,480円(税込)スイッチ、STEAM、Epic Games Store 7,450円(税込)Xbox One、Windows10 |
CERO | C(15歳以上対象) |
初めてグラフィックにHD‐2D表現が使われたRPGでHD‐2Dのゲームはここから始まりました。
王道の中世ヨーロッパ風ファンタジーの世界観、フリーシナリオ搭載で8人の主人公から一人を選びゲームを進めていきます。
システム的な特徴は、8人の主人公がそれぞれ異なる「フィールドコマンド(NPCに戦闘を申し込む「試合」など)」や「固有アクション(素材の調合で回復や攻撃をする「調合」など)」が使えます。
戦闘はコマンド式で、弱点を突いてシールドを破壊する「ブレイク」、ターンの経過でたまったブーストポイントを利用し敵を畳みかける「コマンドブースト」が特徴的。
世界的評価も高くウィキペディア調べだと250万本以上が売れています。
オクトパストラベラー 大陸の覇者
ジャンル | RPG |
対応機種 | スマホ iOS/Android |
メーカー | スクウェア・エニックス |
発売日 | 2020年10月28日 |
価格 | 基本無料(アイテム課金制) |
「オクトパストラベラー」の数年前を舞台としたスマートフォン向けのアプリ。
基本的なシステムは同じで、スマートフォン向けに遊びやすく最適化。
8人編成のコマンドバトル、3つの物語が選べるのが新たな要素です。
アップデートを重ね、ストーリーは配信当初の倍以上のボリュームになったようです。
トライアングルストラテジー
ジャンル | シミュレーションRPG |
対応機種 | スイッチ STEAM |
メーカー | スクウェア・エニックス |
発売日 | 2022年3月4日(スイッチ) 2022年10月14日(STEAM) |
価格 | 7,680円(通常版) |
CERO | C(15歳以上対象) |
グラフィックにHD‐2Dを採用した新規IPのシミュレーションRPG。クォータービュー視点で表現されます。
大河ドラマのような重厚なストーリーと曲が魅力で、システム的にも重要な選択が自分と仲間たちの投票で決まるのが特徴的です。
街の探索要素もありHD‐2Dの魅力をより感じられると思います。
ライブアライブ リメイク
ジャンル | RPG |
対応機種 | スイッチ、PS5、PS4、STEAM |
メーカー | スクウェア・エニックス |
発売日 | 2022年7月22日(スイッチ) 2023年4月27日(PS5、PS4) 2023年4月28日(STEAM) |
価格 | 通常版 7,480円(税込み) コレクターズエディション 22,000円(税込み) |
CERO | B(12歳以上対象) |
1994年スーパーファミコンで発売された「ライブアライブ」のHD‐2Dリメイク版。
敵キャラのアニメもありフルボイスに近い仕様、曲もオーケストラ調にアレンジと大きくパワーアップ。
ゲームのテンポも現代に合うように調整されているので今遊んでも十分に楽しめます。
現状タイトル数は少ないながらもスクウェア・エニックスの社長号令もあり今後はどんどんタイトルが増えて来ると思われます。
オクトパストラベラー2
ジャンル | RPG |
対応機種 | スイッチ PS4,PS5 STEAM |
メーカー | スクウェア・エニックス |
発売日 | 2023年2月24日 |
価格 | 〇通常版 パッケージ 7,800(税込) ダウンロード7,800円(税込) 〇e-ストア限定豪華版 パッケージ 19,800円(税込) |
CERO | D(17歳以上対象) |
オクトパストラベラーのシリーズ2作目。前作との話のつながりは無いのでこのオクトパストラベラー2がシリーズ初プレイでも問題無く楽しめます。
物語の舞台はヨーロッパの産業革命時代的+アメリカ西部開拓時代的なものとなり、HD‐2Dもバージョン2.0とパワーアップ。
システムの基本は前作と同じですが、新たに昼と夜の概念が加わったり、仲間になった主人公たちのストーリーが関わりあうクロスストーリーが搭載されたりなどパワーアップしています。
バトルの倍速モードを搭載しているのもうれしい改良点でしょう。
発売予定のあるタイトル
記事作成時点で今後発売予定のあるタイトルを紹介。
ドラゴンクエスト3 リメイク
ジャンル | RPG |
対応機種 | スイッチ、PS5、XBOX Series X/S、Steam、Windows |
メーカー | スクウェア・エニックス |
発売日 | 2024年11月14日 |
国民的RPGのドラゴンクエスト第3作目がHD‐2Dリメイク化。
2024年6月18日のニンテンドーダイレクトで発売日が2024年11月14日決定!
ドラゴンクエスト1&2 リメイク
ジャンル | RPG |
対応機種 | 未定 |
メーカー | スクウェア・エニックス |
発売日 | 2025年予定 |
2024年6月18日のニンテンドーダイレクトでドラゴンクエスト1&2 リメイクの発売が決定!
発売時期は2025年になるようです。
対応機種はドラクエ3HD‐2Dリメイクと同じくマルチプラットフォームになるのではないでしょうか。
HD‐2Dリメイクが期待されているタイトル
HD‐2DはSFC時代に出たドット絵のゲームと相性が良いグラフィック表現で、昔出たドット絵のゲームをHD‐2Dリメイクしてほしいというファンも多いです。
記事作成時点、ネット上で発売が期待されているタイトルも紹介します。
まず、過去にスクウェアとエニックス(スクウェア・エニックスが合併する前)が発売したタイトルだと、
- クロノトリガー(SFC)
- バハムートラグーン(SFC)
- ルドラの秘宝(SFC)
- ガイア幻想紀(SFC)
- 天地創造(SFC)
- ゼノギアス(PS)
- ヴァルキリープロファイル(PS)
- ファイナルファンタジーシリーズ(FC、SFC、PSなど)
- ドラクエシリーズ(FC、SFC、PSなど)
- サガシリーズ(GB、SFC、PSなど)
など。
他社タイトルだと、
- マザー2(SFC、任天堂)
- スーパーマリオRPG(SFC、任天堂)
- 大怪獣物語(SFC、ナムコ)
- 天外魔境(PCエンジン、ハドソン)
- 天外魔境zero(SFC、ハドソン)
- アーク・ザ・ラッドシリーズ(PS、ハドソン)
- ブレスオブファイアシリーズ(SFCなど、カプコン)
- 想水滸伝シリーズ(PS、コナミ)
など。
中でもクロノトリガーのHD‐2Dリメイクが一番期待されている感じです。
HD-2D的なゲーム
HD‐2Dはスクウェア・エニックスの商標なので他の会社は使用できませんが他のメーカーからもHD‐2D的なゲームが出ているので紹介します。
百英雄伝
ジャンル | RPG |
対応機種 | STEAM PS4、PS5 スイッチ Xbox Series X|S, Xbox One Epic Games Store |
メーカー | 505 Games |
発売日 | 2024年4月23日 |
価格 | 5,830円 |
CERO | B(12歳以上対象) |
幻想水滸伝、幻想水滸伝2の生みの親、村山吉隆氏や元コナミのスタッフが開発している幻想水滸伝の精神的続編と言えるRPG。
幻想水滸伝のグラフィックを3D的にリッチにした感じでドット感は薄めながらもHD-2Dに近い雰囲気のグラフィックだと思います。
内容も100人以上のキャラが織りなす群像劇が魅力的で昔のJRPGが好きなら要チェックのタイトルです。
RPG Developer Bakin
ジャンル | RPG制作 |
対応機種 | STEAM |
メーカー | SmileBoom |
発売日 | 早期アクセス:2022年10月18日 |
価格 | 6,980円(税込み) |
HD-2D的なゲームと言うよりもHD‐2D的なゲームが作れるソフト。南総里見八犬伝の作者、曲亭馬琴(滝沢馬琴)から「Bakin」という名前が付いたそうです。
プログラミング無しで誰でもRPGが制作できるゲーム開発ツール。
早期アクセスソフトなのでユーザーの意見を集めこれからさらに進化していく将来性のあるソフト。定期的に大型アップデートがされています。
ダンジョンRPG制作に役立つ機能も多数搭載。
まとめ
近年、JRPGの面白さというのも見直されてきているし今はまだあまりタイトル数が少ないながらもこれからどんどんHD‐2Dを使ったゲームが出てくると思います。
ドラクエ3などのリメイク作はもちろん、オクトパストラベラー2のような完全新作が流行の鍵を握ると思うのでどんどんHD‐2Dで新規IPの作品が出てくるとJRPGファンとしてはうれしいですね。
RPGだけでなくアクションなど他のジャンルのHD‐2Dを使ったゲームが出てくればより盛り上がると思うのでそのあたりにも期待です。
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