小学生の頃ファミコンのドラクエ3をプレイしRPGの世界にのめり込んだ僕ですが有名なRPG、女神転生シリーズはいまだ触ったことがありません。
ウィザードリィのような3Ⅾダンジョンと難しそうなシステムで結局おじさんになった今でも手を付けずにいます。(女神転生の外伝、スーパーファミコンのラストバイブル3はクリア済み)
しかし、今どき珍しい僕の好きなコマンド式のRPGという事でシリーズ最新作「真・女神転生5」がスイッチで発売されたので今こそメガテンシリーズに手を付けるときかと思い真・女神転生5を買うかどうか調べて考えてみました。
良かったらご一読していただけたらと思います。
※ネタバレに遭遇しない感じの方法で調べました。
ジャンル | RPG |
対応機種 | スイッチ |
メーカー | アトラス(セガ) |
発売日 | 2021年11月11日 |
価格 | 9,787円(通常版) |
プレイ時間(クリア)のめやす | 50時間~70時間ほど ※難易度によって大きく変わる |
DLC | 多数あり |
真・女神転生シリーズとは
発売はナムコ、開発はアトラスが担当しファミコンでリリースされた「デジタル・デビル物語 女神転生」、「デジタル・デビル物語 女神転生II」。
この2作をアトラスが設定を見直して一から作り直し開発販売した作品が1992年スーパーファミコンで発売された「真・女神転生」。後に長くシリーズ展開される事になります。
真・女神転生シリーズの特徴としては、
- 現代の東京が舞台
- 悪魔という善悪の区別のない生物が存在する世界
- 敵の悪魔を仲間にでき、さらに仲魔(仲間にした悪魔を仲魔という)同士を合体できる
- 悪魔を仲魔にする時の会話のやり取りが面白い
- ウィザードリィのような3Ⅾダンジョン
- エンディングが変化する
- ペルソナやラストバイブルなどの派生作品が非常に多い
というのが主なところ。
悪魔を仲魔しさらに合体できる斬新なシステムと現代の東京を舞台にした世界観が人気で長い間シリーズ展開され派生作品もかなり発売されています。
特に「ペルソナシリーズ」は人気でアニメ化もされています。
真・女神転生5はどんなゲームか調べてみる
世界観、ストーリー、キャラ
世界観はシリーズ同様現代の東京が舞台で悪魔が存在する世界。このあたりは真・女神転生の名を冠するなら当たり前というところでしょうか。
ストーリーは、
都内に住む高校生の主人公が下校中、落盤事故に遭い気を失ってしまう。目を覚ますとそこは荒廃し砂漠化した東京だった。
そこで主人公は悪魔に襲われるが、突如現れた謎の男に手を取れと言われ手を取るとその男と融合し禁忌の存在「ナホビト」に変貌してしまう。
ナホビトの力を使い悪魔を倒した主人公は砂漠と化した東京をさまよう。そこは神話の世界の神や悪魔がしれつな争いを繰り広げていた。
要約するとこんな感じでしょうか。
個人的には砂漠化した東京が舞台というよりも普通の東京の街で冒険したいと思っていたら公式サイトによるとどうやら元の東京の世界に戻るようです。
そして砂漠化した東京世界にいる悪魔たちが現東京の世界を狙っているのでその悪魔達から現東京を守る組織に入り悪魔と戦うという物語とのこと。
元の東京の世界と砂漠化した東京の世界を行ったり来たりする?のかもしれません。
砂漠化した東京という世界はシリーズファンには新鮮に感じられて良さそう。エンディングもプレイヤーによって変化するので周回プレイも楽しめそうです。
キャラは主に高校生の面々がメイン。この辺りもメガテンシリーズとして無難な感じでしょうか。土居政之氏によるスタイリッシュなイラストで美女と美男子が占めています。
主人公の趣味は読書で今風のゲームの主人公タイプという感じ。プレイ動画を見た限りではドラクエと同じ無口タイプのキャラという感じです。
その他のキャラも定番の優等生の友達、チャラい友達と安定した感じです。ヒロインもいい子そうなキャラです。
物語を進めるとどうなるか分かりませんが、初めの時点ではいい意味でド定番という印象。あまり個性的な見た目のキャラも登場し無さそうです。
逆に悪魔に関しては見た目で楽しめるキャラが多そうです。カッコよかったり、変、セクシー、かわいいとバリエーション豊富だと思います。
これらの悪魔が仲間にできると思うとテンションが上がります。
システム
戦闘は特徴的な「プレスターンバトル」。
弱点を突くと味方の行動回数が増え有利に。しかし敵に弱点を攻撃されると不利になります。
個人的にはオクトパストラベラーを思い起こさせ結構面倒なのかなと思ってしまいました。弱点探しに必死になるのはちょっと自分のプレイスタイルにあわないかなと。
新要素としては必殺技的「マガツヒスキル」というものが追加されています。
オーソドックスなシステムですがバトルが楽しくなりそうです。
悪魔を仲魔にする時の会話の楽しさや仲魔同士の合体要素もシリーズ同様。
新たな成長要素として「写せ身」でスキルや防御相性の変更が可能、神の威厳を表す「御厳(みいつ)」を手に入れ「神意(かむい)」を習得できます。
神意はバトルが有利になるものから仲魔との交渉に使えるものまでさまざま物があります。
個人的には弱点を突くと行動回数が増えるプレスターンバトルがちょっと面倒かもと思いました。あとは真・女神転生シリーズのシステムとして定番の物を強化した感じでしょうか。
ちなみに戦闘の難易度は選択可能です。
真・女神転生5の世間の評価まとめ
真・女神転生5の世間の評価をゲームメディアから一般ユーザーまで集めました。
良い点
- スイッチとしては高水準のグラフィック
- 敵は強いがプレスターンバトルは戦略性があり面白い
- 仲魔集めや育成は楽しい
- 悪魔との会話が楽しい
- 新要素マガツヒスキルでバトルの戦略性が増した
- メガテンらしいストーリーは好印象
悪い点
- 似たり寄ったりの風景が多く、高低差が多いマップは見ずらいことも
- マップのギミックが無駄に多い
- 物語は薄味で淡泊、キャラクターの掘り下げがとぼしい
- 敵とレベルが違いすぎると弱点でもダメージが出ない
- バトルテンポが悪い
その他、
- ロード時間は普通(長い時もあるが短い時もある)
- 音楽は結構普通。この辺りはプレイ動画を参考にするのがいいと思います
全体的に高評価でシリーズ未経験者にもおすすめとのこと。メガテンとしてはストーリーが少し物足りない、マップギミックが面倒という意見が多かったように思います。
PS4やスチームで出る?
スチームでは女神転生3リマスターや外伝のペルソナシリーズが出ているので配信される可能性は高そう。
PS4でもユーザー年齢層的に女神転生に親しんできた人も多いだろうし出る可能性はあると思います。
まとめ
さすがに久しぶりの真・女神転生シリーズという事もあり最新ハードに対応した豪華なメガテンとしてグラフィックは美しく、プレイボリュームもあり、ウリである弱点を突くと行動回数が増える「プレスターンバトル」や仲魔育成も充実したものになっているようです。
ストーリーは薄味でキャラも描写が足りないという意見もありますが、ファミコン時代のあまりキャラ描写を濃密にしないでプレイヤーの体験を大切にするドラクエ的考え方に寄せた可能性もあるのでこの辺りはプレイする人の好みに大きく左右されそう。
マップギミックが面倒なのはRPGをやりたいのにアクション要素を下手に入れるとユーザーとしては当然の反応かもしれません。PSのRPG、ゼノギアスもジャンプアクションが必要な場面がありシビアな操作性だったのでユーザーからたたかれていました。
僕個人としては弱点を突くことがキモの「プレスターンバトル」はオクトパストラベラーを思い起こさせオクトラが合わなかったので真・女神転生5の購入は見送りかなという感じです。
逆に弱点を突く戦闘仕様に楽しさを感じる人は戦闘、育成と完成度が高いゲームのようなので購入するのもアリだと思います。
ドラクエのような無口主人公というのもポイントが高いと思います。
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