個人的にはまさかの再リメイクという事で結構な驚きだった「スターオーシャン セカンドストーリーR」。
原作のハイクオリティなドットグラフィックとは異なり、さらにスクウェア・エニックス得意のHD-2Dともまた違う「3D×2D」という新しいグラフィック表現が特徴的な本作。
バトルシステムやマップ探索もパワーアップし注目のリメイク作となっています。
今回はこの「スターオーシャン セカンドストーリーR」の原作とリメイクの違いや追加要素、変更された声優陣などについて詳細を書くのでよければ参考にしていただければと思います。
ジャンル | RPG |
対応機種 | PS5/PS4、スイッチ、STEAM |
メーカー | 発売元:スクウェア・エニックス 開発元:ジェムドロップ |
発売日 | 2023年11月2日(STEAM版は11月3日) |
価格 | 通常版6,578円(税込み) e-ストア専売コレクターズ版22,222円(税込み) |
CERO | B(12歳以上対象) |
※3時間まで遊べる体験版配信中。
対応機種
対応機種はPS5/PS4、スイッチ、STEAMのマルチで展開されます。
最近はマルチ展開が標準という感じが強いので順当というところでしょうか。
スターオーシャン2R リメイクの経緯
まずは原作「スターオーシャン セカンドストーリー」について簡単に紹介。
「スターオーシャン セカンドストーリー」とは
SF要素が強い世界観とアクション要素のある戦闘、マルチエンディング、豊富なやり込み要素、美しいグラフィックや曲が人気を呼んだスターオーシャンシリーズの出世作。
次にスターオーシャン2R リメイク経緯の詳細を。
(※スターオーシャン セカンドストーリーRは以降、スターオーシャン2Rと表記。)
「スターオーシャン セカンドストーリー」はこの「スターオーシャン2R」を含めて2度のリメイクがされています。その経緯は以下、
1998年7月30日 PS対応「スターオーシャン セカンドストーリー」発売。
↓
2008年4月2日 PSP対応リメイク版「スターオーシャン2 Second Evolution」発売。
↓
2015年10月28日にPS4/PS Vita対応、同年12月24日にPS3対応でリメイク版「スターオーシャン2 Second Evolution」の移植版が発売。
↓
2023年11月2日に原作「スターオーシャン セカンドストーリー」を元に再びリメイク版「スターオーシャン2R」が発売
となります。
PS4で出ていたスターオーシャン2リメイクは以前PSPで出たものの移植版であり、今回「スターオーシャン2R」はまた新たに原作よりリメイクされた形となっています。
スターオーシャン2R ストーリー
スターオーシャン2Rは主人公をクロード(男)とレナ(女)から選べるダブルヒーローシステムを搭載しており、今回はクロードのプロローグを紹介。
銀河連邦の青年将校クロードは、上官で父でもあるロニキス指揮の下、惑星ミニロキアで発見された謎のドームを調査している中、謎の装置を見つける。
自身の勇気を示すためクロードがその装置に触れると、まばゆい光に包まれその場から姿を消してしまう。
しばらくして緑広がる土地で目を覚ましたクロードは知らない土地に飛ばされたと気づき父、ロニキスとの通信を試みるが失敗。
とりあえず事態を確認しようと周囲を見渡すと今まさに少女へと襲い掛かる魔物の姿が。
クロードはとっさにフェイズガンを放ち少女を助ける。
クロードに助けられた少女レナは光る武器を使って助けてくれたクロードを国の伝説に登場する勇者だと確信する。
彼にお礼を、また勇者に国を救ってもらうために自身が暮らすアーリア村に案内するのだった。
※公式サイト参考
というのがクロードのプロローグでレナを主人公に選ぶと彼女視点の物語が展開します。
SF色とファンタジー色が混じった独自の世界観でストーリーが展開し、なかなか興味を引くものに。
ただ、個人的には昔原作をプレイしてキャラは魅力的でしたがストーリー自体はいまいちだった記憶が。
どちらかというとシステムややり込みに力を入れた作品だったと記憶しています。
スターオーシャン2R 原作との違い、追加要素の紹介
スターオーシャン2Rは原作からの新リメイク。
ここでは原作とスターオーシャン2Rの違い、追加要素を箇条書きで紹介します。
〇グラフィックなど
- 「3D×2D」という背景はリアルタイム3Dの立体感ある世界、キャラはドット絵となる特殊なグラフィック表現
- 戦闘エフェクトがパワーアップ
- キャラクターデザインがイラストレーター、梶本ユキヒロ氏に変更
- 桜庭統氏によるリアレンジ曲と新曲あり
- 新規声優を採用
- オリジナル声優でのフルボイスイベントあり
- 新旧ボイスの切り替えが可能
〇バトル系
- ストレスなく遊べるようにバトルのテンポ感を調整
- バトル難易度がやや高めに
- 敵の攻撃に合わせてタイミングよくバックステップすると「ジャストカウンター」が発動し背後に回って敵を攻撃、さらにMPも回復する
- 敵に「シールド値」が追加しシールド値を0にしてブレイク状態にするとすべての攻撃がクリティカルとなる
- 敵に「リーダーエネミー」が登場し、リーダーエネミーをブレイクすると周囲の敵にブレイクが連鎖する
- バトル中ブレイク状態の敵を攻撃するか、敵を倒すと「ボーナスゲージ」がたまり、MAX3段階までたまればたまるほど攻撃アップやアイテム効果全体化などパーティが有利に
- 上記、「ボーナスゲージ」の効果を「隊列」によって切り替え可能
- バトル中パーティメンバーからの追撃「アサルトアクション」が可能に
〇育成系
- アイテムに特殊効果「ファクター」を付与することが可能に
- BP、SPでスキルや必殺技、紋章術の強化が可能
- 「親密度」のメーターが表示されるように
〇マップ探索など
- フィールド移動中ドラクエのような仲間を引き連れて移動する仕様に
- フィールド移動中やメニュー画面で仲間のセリフが出てくる(目的地などを教えてくれる)
- エンカウントがシンボルエンカウント方式に
- 複数の敵に追いかけられると「エネミーリンク」と言って敵同士がつながり連戦になるが、その分お金と経験値が増える
- たどり着くとアイテムや経験値がもらえる名所、「ユニークスポット」の追加
- 倒せば強力なアイテムや武器が手に入る強敵、「レイドエネミー」の追加
- アクティビティ、釣りの追加
- やり込み可能なミッションの増加
- ファストトラベルの追加
原作で評価の高かった戦闘システムがよりパワーアップ。ちょっとやりすぎと言っていいぐらいの勢いです。(笑)
動画を見る限りでは原作同様、左右横方向にしか攻撃できないようなのでそのあたりは原作の雰囲気を壊さないよう配慮という事でしょうか。
個人的にはファストトラベルなんかはうれしい機能ですね。
声優陣
主なキャラの声優陣を紹介。
※敬称略
※左が旧、右が新のキャスト
- クロード・C・ケニー うえだゆうじ(ポケモン タケシ役など) / 浪川大輔(ルパン三世 石川五右衛門役など)
- レナ・ランフォード 久川綾(美少女戦士セーラームーン 水野亜美役など) / 水樹奈々(魔法少女リリカルなのは フェイト・テスタロッサ役など)
- セリーヌ・ジェレス 甲斐田ゆき(HUNTER×HUNTER クラピカ役など) / 中島沙樹(東京ミュウミュウ 桃宮いちご役など)
- アシュトン・アンカース 阪口大助(銀魂 志村新八役など) / 石田彰(新世紀エヴァンゲリオン 渚カヲル役など)
- ディアス・フラック 堀川りょう(ドラゴンボール改 ベジータ役など) / 杉田智和(銀魂 坂田銀時役など)
- プリシス・F・ノイマン 住友優子(FIRESTORM ローラ・ホープ役など) / 釘宮理恵(ワンピース シュガー役など)
- ボーマン・ジーン 堀川りょう(ドラゴンボール改 ベジータ役など) / 藤原啓治(ロバート・ダウニー・Jr吹き替え担当など)
- レオン・D・S・ゲーステ 甲斐田ゆき(HUNTER×HUNTER クラピカ役など) / 小林由美子(クレヨンしんちゃん 野原しんのすけ役など)
- オペラ・ベクトラ 永島由子(魔法騎士レイアース カルディナ役など) / 田中敦子(攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 草薙素子役など)
- エルネスト・レヴィード 東地宏樹(PSYCHO-PASS サイコパス 須郷徹平役など)
- ノエル・チャンドラー 阪口大助(銀魂 志村新八役など) / 水島大宙(コードギアス 反逆のルルーシュR2 ロロ・ランペルージ役など)
- チサト・マディソン 笠原留美(地獄先生ぬ〜べ〜 稲葉郷子役など) / 大浦冬華(学園アリス 飛田裕役など)
- ウェルチ・ビンヤード 半場友恵( デリシャスパーティ♡プリキュア メンメン役など)
新規キャストも含めかなりベテランぞろいの声優陣となっています。
40代中盤の方が少年や少女の声を担当して違和感がないのだからやはり声優の方々の技術はすごいと実感できます。
まとめ
以上まとめると、「スターオーシャン2R」は原作を新規リメイクした作品で主な違い、追加要素は、
- 「3D×2D」という背景はリアルタイム3Dの立体感ある世界、キャラはドット絵となる特殊なグラフィック表現
- ストレスなく遊べるようにバトルのテンポ感を調整
- 敵に「シールド値」が追加しシールド値を0にしてブレイク状態にするとすべての攻撃がクリティカルとなる
- バトル中ブレイク状態の敵を攻撃するか、敵を倒すと「ボーナスゲージ」がたまり、MAX3段階までたまればたまるほど攻撃アップやアイテム効果全体化などパーティが有利に
- フィールド移動中やメニュー画面で仲間のセリフが出てくる(目的地などを教えてくれる)
- 倒せば強力なアイテムや武器が手に入る強敵、「レイドエネミー」の追加
- ファストトラベルの追加
などなど。詳細は上記スターオーシャン2R 原作との違い、追加要素の紹介を参考に。
となります。
声優陣も新たにキャスティングし、新旧のボイスが切り替えられるのはファンとしてはうれしいところ。
個人的にはオクトパストラベラーなどの他のスクウェア・エニックスタイトルの要素を上手く取り入れている感じでシステムのパワーアップ度はかなりのものだと思うし、体験版の評価をネットで見てもなかなか好評なので期待できるリメイク作ではないでしょうか。
この様子だと他のスターオーシャンシリーズタイトルリメイク発表も期待できるかもしれませんね!
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