2021年2月26日、ついに期待の本格的RPG「ブレイブリーデフォルトⅡ」が発売。「待ちにまった!」という人が多いと思います。
ただ、中には「ブレイブリーセカンドは黒歴史だったし、大丈夫なの?」という人もいるのでは?
今回はその心配を払拭するためにブレイブリーデフォルトⅡが期待できる理由を4つ語るので良ければ参考にしていただければと思います。
タイトル | ブレイブリーデフォルトⅡ |
発売日 | 2020年2月26日 |
ジャンル | RPG |
メーカー | スクウェア・エニックス (開発クレイテックワークス) |
ハード | スイッチ Steam(2021年9月3日) |
補足 | ○体験版あり ○初回特典 Revo氏オリジナルアレンジの楽曲のダウンロードコード |
前作、ブレイブリーデフォルト、ブレイブリーセカンドの評価
シリーズ第一作目、ブレイブリーデフォルトとは、中世ヨーロッパ風の王道ファンタジーの世界でクリスタル、ジョブなど昔のFFを連想させるような要素のある伝統的なスタイルの本格RPGです。
防御(デフォルト)するとブレイブポイントがたまりそれを使うと1ターンに最大4回行動できる戦闘システムが特徴。ニンテンドー3DSで発売されました。
ブレイブリーデフォルトは伝統的なシステムと意外性のあるシナリオがRPGを好むユーザーから高評価。
次作「ブレイブリーセカンド」はシナリオライターが前作と変わりこのシナリオが大不評。ネットスラング的用語が世界観と合わないなど前作ファンの怒りを買ってしまいました。システム面はそんなに評価は悪くないのですけどね・・。
まぁ、スタッフの方々は面白いと思ってやったので悪気はないわけで(売り物なのでそりゃそうだ)、ちょっとユーザーとの感覚がズレていたんでしょう。
ただこのブレイブリーデフォルトⅡはその失敗を繰り返さないように開発されたので大丈夫です。
その根拠は次より。
ブレイブリーデフォルトⅡが期待できるの4つ理由
1、開発チームもブレイブリーセカンドの失敗を理解している
スタッフの方々もブレイブリーセカンドの失敗は十分承知していてブレイブリーデフォルトⅡのファミ通さんのインタビューでは開始早々、企画・プロデュースを担当している浅野智也氏がブレイブリーセカンドについて謝罪されています。
浅野 タイトルの名前について詳しくお話しする前に、まずは『ブレイブリーセカンド』についてお詫びをさせてください。『ブレイブリーセカンド』では、多くの期待をいただいたにも関わらず、ファンの皆様の期待に沿いきれていない部分があったと感じております。『ブレイブリーセカンド』での反省が、いま僕らのチームが手掛けているすべてのタイトルの制作の根底に強く根付いています。
ファミ通.comより引用
その失敗を念頭に置いて同じ浅野チームでブレイブリーデフォルトⅡと同じく伝統的なRPGの「オクトパストラベラー」は開発されたようです。
オクトパストラベラーの出来と国内外での反響はかなり良く、スマホでもリリースされたくらいなので失敗は確実に活かされています。
そうなると、ブレイブリーデフォルトⅡでもユーザーの期待に答えられる作品に仕上がっているのは間違いなと確信しています。
2、シナリオは実績のあるベテランに外注
シナリオが不評だったブレイブリーセカンドはスクエニ浅野氏、髙橋氏を含む5人体制(スクエニ社外の人も)で書かれたもよう。ブレイブリーデフォルトⅡでは外注されファーイースト・アミューズメント・リサーチ(F.E.A.R.)の久保田悠羅氏とクリーク・アンド・リバーの長井知佳氏に依頼。
久保田氏はテーブルトークRPGのシナリオライターで重厚なシナリオが書けると期待されて頼んだとの事です。オクトパストラベラーのシナリオにも参加されています。
長井氏はゲームシナリオのベテランで、シナリオのためのゲームでなく、ゲームのためのシナリオを作るために頼んだとのことです。
※ファミ通.comのインタビュー参考
ゲームシナリオのプロの中のプロ2人がシナリオを担当しているならブレイブリーセカンドのような悪ノリ的な部分はまずないといっていいでしょう。
オクトパストラベラーという成功例もあるので間違いなく重厚なシナリオが期待できます。
3、音楽はブレイブリーデフォルトと同じRevo氏
作曲はブレイブリーデフォルトのRevo氏が復活。
動画で聞いて昔懐かしいRPG的な感じもありかなり気に入っています。メインテーマ的な曲はこれを聞くだけでテンションが上がってしまいます。
PVの曲を聴いても音楽が成功なのは発売前から確定済みです。
4、先行体験版でユーザーの意見を吸い上げ製品に反映
ブレイブリーデフォルトⅡでは以前に先行体験版が配信されその体験版をプレイしたユーザーが感想を開発チームにフィードバックするということが行われました。
そして、その試みも成功し2回目に配信された体験版Final Demoをプレイしたユーザーからは先行体験版の意見を吸い上げてかなり完璧に近くなったという意見もありほぼ好評のようです。
また、大きな変更点としては、
- おおまかな行動順の表示
- アビリティの内容変更、バトルの戦略性が深まった
- ユーザーインターフェースやボタン割り当ての調整
とのこと。
他にも細かな部分が改良されています。
このFinal Demoは製品版にかなり近いはずなのでブレイブリーデフォルトⅡが気になっている人はダウンロードしてプレイするのがおすすめです。
前作とのつながりはないのでシリーズ未経験でもOK
ブレイブリーデフォルトⅡは前々作、ブレイブリーデフォルトと王道ファンタジー的世界観という意味でのつながりのみ。
世界設定、物語的なつながりはなくシリーズで登場したキャラもブレイブリーデフォルトⅡには登場しないことがスクエニプロデューサーの髙橋氏により明言されています。
新しいキャラクター、新しい物語のブレイブリーデフォルトⅡなので今までのブレイブリーデフォルトシリーズに触れたことがない人でも問題なく楽しむ事ができます。
まとめ
以上まとめると、
ブレイブリーデフォルトⅡが期待できるの4つ理由は、
- 開発チームもブレイブリーセカンドの失敗を理解していてその思いを持ってブレイブリーデフォルトⅡを作っている。
- シナリオは実績のあるベテランに頼んで外注で書いている。
- 作曲はブレイブリーデフォルトのRevo氏が復活
- 先行体験版でユーザーの意見を吸い上げ製品に反映、最終体験版のFinal Demoで確認
となります。
また、ストーリー、キャラともに全く新しいものとなるのでシリーズ未経験者でも問題なく楽しめます。
ブレイブリーデフォルトⅡはクリスタルなど、昔のファイルファンタジーを意識した感じのゲームなので昔のファイルファンタジーが好きだったベテランプレイヤーにもオススメのRPG。
旅というのがテーマだったオクトパストラベラーはストーリーがちょっと薄めだし違うかなと思った人もブレイブリーデフォルトⅡなら物語は濃厚だと思うので遊んでみてもいいのでは?
もちろん戦闘も奥深いです。
★追記
発売後プレイしたユーザーの感想を箇条書します。※ネタバレなし。
良い点
- RPGの原点であるファンタジーの世界観がいい。
- グラフィックはきれいで温かみがある。絵本の世界を冒険しているかのよう。
- 戦闘システムのブレイブ&デフォルトが戦略性があり面白い
- ジョブシステムは定番だが奥深いものになっていてやはり楽しい。
- ストーリーは王道的。
- Revo氏の曲は良曲ぞろい。
- 戦闘難易度、戦闘速度などを設定を細かく自分好みに変えられる。
悪い点
- キャラ、ストーリー共に地味。
- 戦闘システムが複雑で大変なので昔の単純なRPGを想像していると違和感がある。
- ロード時間が少し気になる。
クリアまでのプレイ時間は50時間ほど、やり込むと100時間くらいのようです。
キーワードがクリスタルでジョブシステム採用という事もありFF3やFF5あたりが好きな人には特に楽しめると思われるゲームだと思います。
オクトパストラベラーのようにバトルシステムは良くも悪くも癖があり奥深い。全体的に難易度は高めのようです
ストーリーは前作「ブレイブリーデフォルト」がノベルゲー、「シュタインズゲート」の脚本を書いた林直孝氏でドラマチックな感じに。今作「ブレイブリーデフォルトⅡ」の脚本はテーブルトークRPGの脚本家なので昔ながらの余白のあるストーリーという感じじゃないでしょうか。
前評判通り無難に面白いというのが世間の評判のようです。
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