久々のサガシリーズ新作「サガエメラルドビヨンド」が2024年4月25日に発売。
今回はこのブログでのいつものきっちりとしたゲーム紹介から趣向を変え、サガエメラルドビヨンドのインタビュー記事などを読んで思ったことをだらだら書くのでよければお付き合いください。
〇サガエメラルドビヨンド概要
- 対応機種は全機種対応(家庭用ゲーム機からスマホまで、Xboxはないよう)
- 6人5組の主人公
- 17種類の世界
- シリーズ最大規模のフリーシナリオ
- ストーリーラインを可視化したシステム「エメラルドヴィジョン」
- 作曲はおなじみ伊藤賢治氏
- キャラデザは小林智美氏でなく、スクウェア・エニックス所属の倉持諭氏
- 戦闘中の回復手段なし
- ショップなし
- サガスカーレットグレイスの連撃ではなく「連携」
サガエメラルドビヨンドについて思ったことをだらだら書く
サガエメラルドビヨンドが発表されPVを見て、サガフロの世界観でサガスカみたいなことがしたいのかなというのが第一印象。
システムはサガスカ的で、複数の架空世界を股にかけて冒険する所はサガフロや初代サガ的な感じ。
ロマサガ的サガを求めていた自分は初見では正直ちょっと残念に思ってしまいました。
サガスカにしてもサガエメにしてもなんかテーブルトークRPG的でドラクエ的RPGが好きな自分からするとどうしてもとっつけない感じがしてしまう。
実際サガスカは面白いことは確かだったけれど、ロマサガのように何回もプレイすることなく飽きてレオナルドの一人だけのプレイでやめてしまいました。
アンサガもテーブルトークRPG的だったけど総合ディレクターの河津さんはやっぱりテーブルトークRPGが好きなのか?インタビュー記事ではテーブルトークRPGの経験があるような感じだったし。
基本ドラクエ、FFシリーズじゃないからあまり開発費も出なさそうだしテーブルトークRPG的なものがちょうどよかったのかもしれません。
と、ちょっとケチを付けながらもやっぱり音楽を聴くとプレイしたくなるんですよね。
今回エメサガでは特にテーマ曲が最高。この曲が流れての戦闘なんかがあったら興奮間違いなしという感じ。さすがはイトケンさんでまだまだ健在という感じです。
曲だけでもなかなかに購入意欲を刺激させられますがインタビュー記事を読んでも最初のちょっとがっかりした印象はだいぶん払拭されることに。
正直サガスカの連撃システムは面白いことは面白いのですがパズル的で最後までしっくりしませんでした。
ボス戦などでも連撃を発生できるようにだいたいお付きの雑魚敵がいたように思うし、なんかシステムに縛られている感じで息苦しい感じがしていました。
ただ、制作スタッフもそれは認識していたようでタイムライン制度は同じに、シリーズおなじみの「連携」システムに戻り、見た目で繋がるかどうかもわかるようになっているらしいです。
これでやっと本格的に戦闘だけに集中できるようになった感じ。
今回サガエメも連携の要素が大事なようで連携を意識しながらの爽快感あるバトルはサガフロの快感を想像させるしワクワクします。
あと、戦闘中の回復は無しという思い切った仕様。さらに言うならたくさんの世界があるのでショップを用意しても価値観が合わないという理由でショップも無いようです。
回復作業は時間の無駄という河津さんの考え方は斬新だし、RPGの常識であるショップの概念をなくすという新しい考え方を取り入れたり決断する姿勢はさすが河津神というところ。
こういうクリエイターの作るゲームは最初の印象がマイナスから始まってもやっぱり遊んでみたいなぁと思ってしまいますね。
1周当たりのボリュームはコンパクトで週末の時間を使い何人かでクリア可能とのこと。
キャラによっては時間のかかるキャラもいるようです。
このボリュームバランスだと結構とっつきやすい印象。間をあけての周回プレイにも良さそうな感じです。
フリーシナリオはストーリーラインが可視化できる「エメラルドビジョン」が新たな要素。分岐は過去シリーズ最大になっているようです。
このエメラルドビジョンかなり便利そうだけどずっと表示されているとちょっと邪魔な感じが・・。表示のオンオフはできるのかな?
まあ分岐が過去最大なそうなのでこのシステムが活躍するのは間違いなさそう。周回プレイには必須の機能という感じです。
いろいろ調べて今回サガはスルーかなと思っていましたが、やっぱり結局やってしまいそうな予感。
戦闘の中毒性というのはやはりサガシリーズはすごいですからね。今回も戦闘に特化しているだけあってまあ間違いなくハマれるでしょう。
戦闘が長くなりすぎる所とバトルエンカウントが拠点方式になっているのは気になるところですけど・・。
そういえば、なぜ最近サガシリーズはスカーレットやエメラルドといった色がタイトルに含まれているのかというと、最近はナンバリングしていくのもいまいちピンと来ないところがあると、河津さんの考えだそうです。
個人的にこの考えには賛成。
ナンバリングにするとどうしても過去作のしがらみに苦しむことになってしまいますからね。
常に新しいことに挑むサガやFFシリーズはナンバリングをやめてもいいと個人的には考えています。
逆に伝統がウリのドラクエはナンバリングを続けて良いんじゃないかと。それが受け入れられなくなったら一ファンとしてはコンテンツを終了してもらってもいいというのが個人的な考えです。
ちょっと話がそれましたがやはり河津さんの考えは常に新しいものを求める所があるのでその考え方には大いに賛同できるし、個人的にはドラクエの堀井さんといったようにクリエイター理由で買いのゲームソフトかなぁと思いました。
発売日当日ではないにしてもいつか手を出しちゃうか?
※発売後追記
ネットでサガエメラルドビヨンドの評価を調べてみるとサガの新作らしく賛否両論の様。
やはり戦闘システムは飲み込みずらいが考えて戦っていく楽しさがハマるようで思考タイプのプレイヤーには満足できるものになっているみたいです。
反面UIはやや雑なようで会話スキップや倍速機能などがないため周回プレイ前提のゲームとしては厳しそう。個人的にはちょっと手を出しにくい感じになりました。
世界観もそんなに好きではないし・・。
何にせよプレイヤーの好き嫌いがはっきり分かれるという点はサガシリーズでは結構よくある事なので時代に迎合して変に丸くなっていない分、サガシリーズの今後も河津さんがいる限りは安心かなと思いまいした。
ただ今回のサガエメ、色違いだけの同じモデリングの敵が結構いるらしく、グラフィックの質、立ち絵でのイベントシーン、自社スタッフによるキャラデザといかにも開発費をかけられないといった感じ。
スクエニが開発資金をFFなどの人気IPに集中するといった事もあり次回作が出るにしてもいかにも開発費のかかりそうなロマサガ的サガではなくまたサガエメのようなテーブルトークRPG的サガになりそうな予感。
個人的にはPS2時代のグラフィックレベルでもいいのでロマサガ的サガを出してほしいのですが無理でしょうか?
サガスカは面白かったもののそんなに好みではなかったしそれに近いサガエメを買う気にはやはりなれないかも・・。
正直そろそろサガシリーズを卒業する時かなと感じました。
ジャンル | RPG |
対応機種 | スイッチ、PS4、PS5、STEAM、iOS/Android |
メーカー | スクウェア・エニックス |
発売日 | 2024年4月25日 2024年4月26日(STEAM) |
価格 | 通常版7,480円(税込) コレクターズエディション25,000円(税込) |
CERO | B(12歳以上対象) |
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