2017年3月3日に発売され現在も人気で爆売れ中のニンテンドースイッチ。
今は初期型、バッテリー持続時間が長くなった新モデル、携帯専用のLiteと発売されていますが、今回は初期型のレビューをしたいと思います。
新モデルはパッケージデザインの変更とバッテリー持続時間が長くなっただけなので良ければ新モデルの購入を検討されている方も参考にもどうぞ。
あと、知ると結構役立つと思うので本体、付属品、箱のサイズ計測もしていきたいと思います。
購入はアマゾンで32,073円でした。ジョイコンはグレーのほうです。
メーカー | 任天堂 |
発売日 | 初期型2017年3月3日 バッテリー長持ち2019年8月30日 Lite2019年9月20日 |
定価 | 初期型、バッテリー長持ち29,980円 Lite19,980円 |
バッテリー持続時間 | 初期型2.5~6.5時間 バッテリー長持ち4.5~9.0時間 Lite3.0~7.0時間 |
充電時間 | 新、旧、Liteすべて約3時間 |
特徴 | 〇携帯、据え置きと両方で遊べるハイブリット仕様(Liteは携帯のみ) 〇コントローラーを外して2人で遊ぶことができる(Liteはできない) 〇ジョイコンがグレーのタイプと左水色、右赤色のタイプがある(Liteはジョイコンではなく本体一体型、カラーバリエーションあり) |
本体システムのレビュー
ホームメニュー
ホームメニューでは大きい正方形のタイル状でソフトが横一列に並び、その下にニンテンドーeショップやアルバム、設定、電源管理などの項目が並んでいます。
シンプルで使いやすいのですがPS4のようにフォルダ機能がないのが厳しいですね。
13本以上になると右に「すべてのソフト」という項目が出るようですがソフトが多い人は管理しずらいと思います。並べ替えで、最近あそんだ順、長く遊んだ順、タイトル順、メーカー順と並べ替えられるようですが、それでも管理しずらいと思います。
アップデートでフォルダ機能を実装してほしいですね。
操作感自体はサクサク動き直感的にできて快適です。
本体設定関係もシンプルで分かりやすくテレビ出力、セーブデータ管理など子供でも問題なくできると思います。さすがに任天堂のゲーム機という所でしょうか。
ちなみにインターネットブラウザの機能は搭載されていません。残念です。(涙) PC、スマホが壊れた時など役立つ機会はありますからね。
録画機能
ジョイコン左についている▢のキャプチャーボタンを押すと、スクリーンショット撮影、長押しすると押したときから30秒前からのプレイが録画されます。
撮った写真や動画はアルバムで管理できます。TwitterとFacebookに投稿することもできます。
30秒と本格的な録画機能ではないのでTwitterとFacebookに投稿することを意識した機能かもしれません。
注意点としては録画できるソフトとできないソフトがあります。任天堂のソフトは録画できるものが多いようです。
任天堂はプレイ、実況動画の配信を基本認めてくれているのでもう少し本格的な録画機能の実装とYouTubeに投稿できるようにしてもらうと嬉しいんですけどね。
※個人ブログや紙媒体は対象外の様なので注意!
モード別プレイ感
〇携帯モード ジョイコンを本体の両脇に付け遊ぶ持ち運びに便利なモード。本体画面はとてもきれいだと思います。でも持ってプレイするには少し重いですね。音質は携帯用と考えると普通だと思います。気に入らなかったらイヤホンを使うといいでしょう。
〇テーブルモード スイッチの本体裏にあるスタンドを出して本体を立てモニタ代わりにします。おすそ分けプレイ用のモードだと思います。
一人の場合だとあまり使い道のないモードですね。お金持ちがリッチに庭先で紅茶やケーキをいただきながらプレイする時にもいいかも。
〇TVモード 本体をドッグに設置し、HDMIでテレビに出力して遊ぶモード。僕は小さな画面でゲームをするのが苦手なのでほぼTVモードでプレイします。普通に据え置き機として遊べます。
スイッチ本体レビュー
画面が光沢液晶なのは少し残念です。

絵がきれいに見えるのでゲーム機としては正しい選択なんでしょうけど非光沢のほうが目が疲れなくていいです。でもどのみちTV モードでしかプレイしないので関係無いですが・・。
液晶自体の発色はとても綺麗です。携帯ゲームでここまで来たかという感じ。さらにこれは液晶画面の付いた本体という事ですからよくこんな小ささ、薄さにできたなぁと驚きと同時に関心です。
おもしろい所では、スタンドの裏部分がmicroSDカードの差込口でスタンドがカバーになっています。合理的でいいです。
スタンドはそんなに頑丈ではなさそうなので取り扱いには注意した方がよさそう。
ドックのレビュー
ドックの背面のカバーを開けるとACアダプター、USB、HDMIの差込口があります。USB端子はプロコントローラーなどをつなげます。
ドックの本体を固定する部分はプラスチック製なので本体を出し入れすると本体の画面に傷がつくと思います。

映像が映る部分にかからないかもしれませんが傷がつくのが嫌なら柔らかい布などを当てた方がいいです。
ジョイコン関係のレビュー
マットな質感で手触りはいいです。
目玉は繊細な振動が可能なHD振動、コップに水を注がれた時の感じも表現できるようです。
もう一つは物の形や動き、距離などを読み取ることのできるで右ジョイコン下部にあるモーションIRカメラで、口の動きなんかも読みとってくれるようです。
1-2-Switchなどのソフトで使えます。
あとはジョイコンの傾きなどを感知する加速度センサー、ジャイロセンサーも搭載されています。
付属品でジョイコングリップと左右ストラップがあり、ジョイコングリップはジョイコンを装着してワイアレスコントローラーできます。
ジョイコンストラップは各ジョイコンに付け、持ちやすくしたり、ボタンを押しやすくします。ストラップは別売りのアクセサリーでもいい気がします。
あくまで個人的にですが、このジョイコンがニンテンドースイッチで一番の難点です。主に二点。
まずは任天堂、横井軍平氏の考案した十字キーがないことです。
ゲームウォッチ、ファミコンから任天堂のゲーム機には必ずついていたので昔ながらのファンからするとさみしい気がしますね。方向ボタン4つでは操作もしずらいですし。
まあ、おすそわけプレイが前提のゲーム機なのでジョイコン片方が十字キーでは4つのボタンの代わりにはならないから仕方がないですけど。
二つ目はこれが一番の問題、ジョイコンのスティックと4つのボタンが上下縦に配置されていることです。

本来人間の親指は付け根を支点として、絵の青矢印のように扇状に動くのでスティックとボタンを縦に配置されると親指が上下の不自然な動きになりぎこちない操作感になってしまいます。
PS4のコントローラー等、ほとんどの現代のコントローラーは緑〇の位置にスティックがあり自然な親指の動きで操作が出来ます。
感覚には個人差があるので「なんともないよ」という人もいると思いますが、他にもこのように感じる人も多いんじゃないでしょうか。
対策としては、ジョイコンの握るポジションを工夫して自分に合った握り方を探すしかないでしょう。
これもおすそ分けプレイ前提のゲーム機なのでジョイコンのスペース状仕方のない事ですが・・。
標準型のコントローラー、スイッチプロコンのレビューはこちら。
ニンテンドースイッチの本体、ジョイコン、付属品、箱のサイズ測定
個人的には意外と知りたい情報、本体や箱などのサイズを測りたいと思います。
※直定規を使って図るため完全に正確な訳ではないのでご了承ください。
付属品などの測定
〇HDMIケーブル 端子部から端子部までの長さ155cm。
〇ACアダプター 端から端までの長さが、157.6㎝。アダプタ部分は6.5×5×3.5㎝。
〇ジョイコングリップ 幅14.5×縦10×厚み3.4㎝。
〇ドック 幅17.2㎝×縦10.4㎝厚み4.8㎝。
ジョイコン
左右対称なので右のみ。
〇ジョイコン 幅3.5cm×縦10.2㎝×厚み1.4㎝。
ジョイコンストラップはジョイコンの大きさから推定できるので省略します。
本体
〇スイッチ本体 幅17.1㎝×縦10㎝×厚み1.3㎝。
〇画面サイズ、縦7.8㎝×横13.7㎝×対角15.9㎝。
6.2インチで解像度は1280×720ピクセル、重さジョイコン装着時、約398gだそうです。
携帯するには少し大きめかもしれませんが、据え置き機にもなるものをよくここまで小さくできたなという感じですね。
スイッチの箱
最後に邪魔になる(笑)箱。
〇箱 幅34.7㎝×高さ19.8㎝×奥行き9.3㎝。
小さいけどやっぱりかさばりますね。
さすが携帯できるだけあってすべてがコンパクトです。据え置き機にもなる高性能なハードをここまでコンパクトにできるのはすごい技術ですね。ゲームボーイ世代からすると考えられないです。
スイッチおすすめマイナーソフト紹介
有名どころのソフトは紹介され尽くしているので、マイナーだけど光るものがあるソフトを紹介していきます。
〇マリオ+ラビッツ キングダムバトル
任天堂のマリオとUBIソフトの人気キャラ、ラビッツがコラボした戦略シミュレーションゲームです。
銃が武器で障害物に隠れることがキモというなかなかオリジナリティのあるゲーム。見た目が子供向けなので簡単かと思いきや海外メーカーのUBIソフトがゲームを開発したためか大人でもてこずるなかなかの歯ごたえの様です。ちょっと子供には難しいかも。グラフィックはかなりきれいです。
〇スナックワールド トレジャラーズ ゴールド
実物のオモチャ、ジャラ(武器)と連動した自動生成ダンジョン探索RPG。
専用の機械やiPhone、旧3DSなどを使ってオモチャのジャラを読み込みゲームに反映させることができます。(オモチャのジャラがなくてもゲームに支障はない。)
自由に自分のアバターも作れるし、自動生成ダンジョンなので自分だけのプレイが楽しめそうです。
ジャラのアイデアは子供が喜びそう。
○ASTRAL CHAIN
有力開発元のプラチナゲームスと電影少女等で有名な桂正和がタッグを組んだ3Dアクションゲーム。
特殊部隊に所属している主人公は兵器であるレギオンと共に、捜索や戦闘を行い人々の脅威となるキメラとたたかって行きます。
捜索パートが邪魔、という意見もあるようですが、捜索と戦闘のふたつのパートがあるからいいという意見もあります。
レギオンとの共闘アクションは好評です。
○シャドウズ・オブ・アダム
※動画ではテキストが英語ですがスイッチで日本向けに配信されているものはちゃんと日本語化されています。
ダウンロード専用ソフトで16ビットテイストのドット絵が魅力のRPG 。
情報が少ないですが、海外では好評の様です。
動画を見る限りドラクエや、FFのオマージュがされていそうな感じです。
グラフィックや音楽は問題無いですが、海外の開発元なので個人的にストーリーに不安要素がありますね。
〇ブリガンダイン ルーナジア戦記
2020年6月25日発売の中世ファンタジー世界が舞台のターン制戦略シミュレーションゲームで20年以上前、1998年に発売されたPS用ソフト、ブリガンダイン幻想大陸記のシリーズ最新作。
隠れた名作のブリガンダインにまさか新作が出るとは、発売が発表されたときはかなり驚きました。僕もブリガンダインはプレイしてはまったのですが、騎士やモンスターをクラスチェンジさせる育成が楽しくキャラも個性があり魅力的で面白かったです。
複数ある国から一つ操作する国を選び大陸統一を目指すのが目的ですが、戦略システム的にもちょっと変わっていて、普通ファイアーエムブレムなどのシミュレーションゲームはマップのマスは四角ですがブリガンダインは六角のマスになっていて隣接面が増えるため敵味方が密集しても攻撃がやりやすい考えられたシステムだと思います。
ブリガンダインルーナジア戦記も基本的なシステムはおなじでグラフィックの大幅向上、フルボイス、難易度選択が可能など正統進化した作品です。
簡単に5作品紹介しましたが、他にもダウンロード作品を含め、掘り出し物のソフトがまだ沢山眠っていると思うので探してみるのもいいでしょう。
まとめ感想
まあ、本体の事やソフトなどいろいろ調べてきましたが、このスイッチも任天堂のポリシーである「ユーザーに新しい体験を届ける」という意気込みがひしひしと伝わってきましたね。
スマホにゲーム市場が大分取られている事での携帯、据え置きのハイブリッド仕様という側面ももちろんあるでしょうけど。(スマホには勝てないので携帯機は3DSで終了、ハイブリッド仕様のスイッチ一本で勝負する任天堂。と勝手に妄想。もちろん任天堂自身もスマホゲーに参戦しつつ。)
子供が公園でおすそわけプレイを楽しそうにしていると、さすが任天堂と思ってしまいますし、ニンテンドーラボみたいな発展性もすごいアイデアだと思います。
一家に一台というより一人に一台。売れるわけですねこりゃ。
ジョイコンがおすそ分け仕様のためボタン配置が指の動きに合わないという欠点がありますが、ボタンの押し心地も悪くないし何より液晶は綺麗。
持ち運んで遊べるし据え置き機としても遊べる時代が求めたハイブリッド仕様ですしどんな人のニーズにも対応できるので買って後悔する人はないんじゃないでしょうか。
やりたいソフトがあったら即買いしましょう!
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