PS5が安定供給されはじめてからはや数ヶ月。
これを機に現行版PS5を買うか、それとも将来出ると思われる薄型版を待つか悩んでいましたが、2023年6月22日にFF16が発売されたこともあり現行のPS5を購入することを決意。
ディスクドライブ搭載型PS5、型番で言うと「CFI-1200A」を購入しました。
今回はこのディスクドライブ搭載型PS5をしばらく使ってみてのレビューやPS5本体の大きさ、掃除に関する注意点など、PS5本体に関係する事について書くのでよかったら参考にしていただけたらと思います。
プリインストールされているアクションゲーム「ASTRO’s PLAYROOM」の感想も書くのでよければ合わせてどうぞ。
ゲーム機形態 | 据え置き型ゲーム機 |
メーカー | ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE) |
発売日 | 2020年11月12日 |
価格 | 60,478円(税込み) |
対応メディア | Blu-ray、Ultra HD Blu-ray |
ストレージ | SSD 825GB |
消費電力 | 最大350ワット |
内蔵ゲーム | ASTRO’s PLAYROOM(アクション) |
備考 | 画素数8Kまで対応 HDR レイトレーシング フレームレート最大120fps |
価格
価格は税込みで60,478円。
もうどの販売店でも普通に売っているようですんなり買えました。
重さが歴代PSと比べて重く(5キロくらいある?)、持ち帰りは少々苦労するかも。
内容物
内容物は、
- PS5本体
- DualSense(ワイヤレスコントローラー)
- ベース(台座)
- HDMIケーブル
- 電源コード
- USBケーブル(差込口タイプAータイプC)
- クイックスタートガイド
- セーフティガイド(注意事項やカバーの取り外し方、市販のSSDの取り付け方などが書いてある)
となっています。
保証
保証期間は新品のPS5を買った日より1年間で受けることができます。
従来のPSとは違い箱に保証書などは無く、保証を受けるには購入日 / 店名 / 製品名が記載されたレシートが必要なのでレシートは購入後1年間大切に保管する必要があります。
レシートの印字は消えやすいので印字面を内側にして折るか、封筒などに入れて保管したほうが無難です。
本体レビュー
デザイン
デザインは独特の曲線美があって個人的にはお気に入り。縦置きした時、上にくる黒い部分の丸みと白のカバー部分の角ばった部分が対比になっている感じで面白いデザインになっていると思います。
インテリアとしてもおしゃれな感じじゃないでしょうか。
HOME画面(本体設定、ゲーム管理)
ソフトを管理したり設定を変更したりするHOME画面は中央にPSストアやソフトがタイル状で表示され横一列に並び右上には設定のアイコンがあります。
多くのユーザーが引っかかるであろう変更点は操作の決定がコントローラーの「×ボタン」、キャンセルが「〇ボタン」になった事。世界基準に合わせてのようです。
個人的にはXBOXを持っていたり、初代PSやPS2時代に海外産のラリーゲームをプレイしていてこのボタン操作には慣れていたのでほとんど違和感はありませんでした。
ただ、PS4時代の日本製ゲームを遊ぶとだとだいたい操作は〇決定、×キャンセルと逆になるので結構操作に混乱が。
ゲームの管理についてはオプションボタンなどからゲームリストを作成し、そこに自分の好みに合わせてにソフトを入れ管理できます。特に不満はなく、ゲームの管理はしやすいと思いました。
グラフィック
※フルHD、小型のモニタにつなげての感想です。
グラフィックの見え方はPS5につなげるモニタによって大きく変わるので、ごく普通の見れたら良いというモニタにつなげている当方の環境の場合、PS5の性能の恩恵はあまり受けられていないかもしれません。
グラフィックの目玉機能でもある「HDR(コントラストの高い映像では、色や明るさの範囲が広くなる)」に関してはモニタが対応していないので評価できず。
「レイトレーシング(光の屈折や反射やその影響をコンピューターで計算する技術)」に関しては、「ASTRO’s PLAYROOM」はレイトレーシング対応との事でそうなるとASTRO’s PLAYROOMはかなり立体感のあるグラフィックに感じられたので効果があるよう。
ぶっちゃけ、HDRやレイトレーシングの詳しい知識や最近のハイエンドのグラフィックに触れたことがなかったのでどれだけ有用なのかは分かりませんがPS4よりもグラフィックは確実に精細できれいになっていてよりリアルに立体的に感じられます。
普通のフルHDのモニタでもPS5のグラフィックの美しさを体験できたと思います。
音質
音質に関しては特に感じられた変化は無く、今まで通りという感じ。
音質に関してもスピーカーやヘッドセットの性能で大きく感じ方が変わってくるし、当方、安物のスピーカーを使っているのでPS5の恩恵は少ない感じだと思います。
やはり良い音でPS5のゲームを楽しみたいなら「ハイレゾ(音の情報量が多い)」に対応した機器のほうが良いのかもしれません。
SSD
容量825GB、特別にカスタムされた超高速のSSDが搭載されていて読み込みは非常に高速。ストレスなくゲームを遊べます。
PS5を買って良かったと思える要素のひとつで、この読み込みの速さはスーパーファミコンで遊んでいるような感覚になります。
この速さを体感するともうSSD以外のストレージは考えられないという感じ。
世間では容量が825GBと少な目という指摘がありますが個人的にはこれで十分。
ゲームをたくさん購入するつもりならSSDの増設が必要かもしれません。
インターネット関係での機能
インターネットに関係する機能は、
〇マルチタスク
〇クリエイト&シェア
〇チャレンジ
〇リモートプレイ
〇ブロードキャスト機能(ゲームプレイ実況配信機能)
など他多数。
個人的には基本一人、オフラインプレイしかしない人間なのでこれらの機能の恩恵はあまり受けられ無さそうとはいえ、「チャレンジ」は面白そうな機能。
PS5さえあればゲーム配信ができるのはいい時代になったと思います。
録画機能
PS4と同じようにPS5でもゲームプレイは常に録画されていてDualSenseの「クリエイトボタン」を押すと直近のゲームプレイの録画が保存されます。
設定変更で最大60分まで録画できます。
新たに録画を開始して保存することも可能。
スクリーンショットの撮影もできます。
ボタン一つでゲームプレイを録画、保存できるので非常に便利です。お気に入りのプレイやゲームシーンを簡単に残すことができて満足度の高い機能です。
排熱
室温約30度、湿度60パーセントほどの夏の季節でもファンの音は全く気にならないし、本体もそこまで熱くなっていません。ファンがいい感じで熱を吐き出してくれているようです。(ASTRO’s PLAYROOMプレイ時)
熱に関してはそんなに心配する必要は無さそうです。
コントローラー(DualSense)レビュー
DualSenseを持った感覚は今までのPSコントローラーといい意味で大きな変化は感じられずすんなりと手になじむ感じです。
デザイン的には本体と同じく白黒のツートンカラーで色の配置がなかなかユニーク。白だと将来黄ばむ可能性があるけど個人的にはそんなに気にしていません。
手に持った感じは今までのPSコントローラーと大差ない感じですが振動機能などの臨場感を味わえる機能は大幅進化。
その臨場感を味わえる「ハプティックフィードバック」と「アダプティブトリガー」はDualSenseの最大のウリです。
ハプティックフィードバックは振動機能の拡張版でプレイヤーを取り巻く環境の変化に応じた振動が手に伝わり臨場感を感じることができます。
例えば、プリインストールされている「ASTRO’s PLAYROOM」では主人公が差した傘に雨が当たると現実に自分が体験したことがあるような振動がリアルに再現されるのでかなり臨場感を感じられます。
同じくR2,L2にボタンを押したときの抵抗が変化する機能、アダプティブトリガーも使う武器によって抵抗感が変化し臨場感を感じることができます。
「ASTRO’s PLAYROOM」でガトリングガンを撃った時はハプティックフィードバックの振動とアダプティブトリガーのボタンの抵抗感でリアルにガトリングガンを撃っている感覚が味わえました。
ファミコン時代からPS、サターン、XBOXなど結構色々なハードを触ってきましたがこれは初めての体験。
この新鮮な感覚を味わえただけで6万円もするPS5を買った甲斐があったと思えます。
その他、マイク機能やタッチパッドも付いているしPSコントローラーとして正統進化系と言えると思います。
ただ不安要素としては高性能なだけあり値段が高いので故障だけは怖いですね・・。
PS5の大きさ
PS5本体や付属物のサイズをいろいろ測ってみました。
※直定規を使ってのサイズ測定なので100%正確ではありません。参考程度にお願いします。
PS5本体
サイズ 39cm×26cm×9.8cm(最長部分で測定)
台座を入れるとプラス1~2cm高くなります。
重さは3.9kg。
歴代のPSハードの中でもかなり大きい部類に入ります。おそらく過去最大かも。
1.5リットルのペットボトルと比べると大きさがよく分かると思います。

個人的には想像していたよりはたいして大きくなく、あまり邪魔になる感じではないです。
存在感があるので所有していて妙な満足感があります。
任天堂のスイッチの大きさに慣れているならさすがに大きく感じるかもしれません。
台座
円の直径が15.5cm、高さが一番高い所で2cm。
上記しましたが本体に台座を取り付けると、プラス1~2cmほど本体が高くなります。
これを本体に取り付けると安定して本体の設置ができます。
コントローラー(DualSense)
幅15.8cm×奥行10.8cm×高さ6cm(スティック含む最大の個所で測定)
見た目も持った感じもこれまでのPSコントローラーと変わりない感じです。
コード類
USBケーブル 1.5m
HDMIケーブル 1.5m
電源コード 1.5m
普通に使う分には全く問題のない長さです。
箱
42cm×46cm×17.5cm(取っ手含まず)
ハッキリ言って大きいです。でも修理に出す時や引っ越しなどでは必要になるので保管しておく必要があります。
本体、周辺機器の掃除について
使っているとどうしても汚れたりホコリがたまるゲーム機。
清掃方法は、PS5本体の中にたまったホコリの場合、カバーを外すとダストキャッチャーが出てくるので、
それらたまったホコリを掃除機で吸い出します。
歴代のゲーム機に比べホコリの除去はしやすくなったと思います。
問題は本体外側キャビネット部分でセーフティガイドには乾いた柔らかい布で拭くと書いてありますがこれが結構な落とし穴。
白いカバー部分はそれで問題ないけど、鏡面加工された黒い部分は相当優しく乾拭きしただけでも細かな傷が付きます。
僕はPS3でもこのような鏡面加工の部分があり傷が付きやすいことは分かっていたので相当優しく拭いて掃除しましたが、ぱっと見、傷が付いてないように見えても角度を変えるとよくわかる傷が多数ついてしまいました。
この黒の鏡面加工は繊細な部分なので傷をつけたくないなら一切拭き掃除をせずエアダスターでほこりを吹き飛ばすだけにするか、保護フィルムを貼るしかないと思います。
ただ、ホコリを吹き飛ばすだけではたまった汚れ自体は落とせないし、保護フィルムを購入するとただでさえ高いPS5なのにさらにお金がかかってしまいます。
個人的には結局完璧な掃除方法は黒い鏡面加工の部分に関してはないと思うので多少の傷はあきらめるしかないかなぁという感じ。
中性洗剤を少し含ませ濡らした布を固く絞った状態でで拭くと水分のおかげか多少傷が付きにくくなる感じなのでこの方法で掃除していこうと思います。
DualSenseの掃除は手油も落ちるし、中性洗剤を少し含ませ濡らした布を固く絞った状態で拭く、という方法で問題ないでしょう。
互換性
PS5は後方互換性がありほとんどのPS4のゲームが遊べます。
PS4ではクオリティの高いゲームがたくさん出ているので非常にありがたい機能。この互換のおかげでPS4からPS5の乗り換えがスムーズに。
初代PS、PS2、PS3のゲームの互換性は無いのでその点は注意です。
PS5でPS4のゲームをプレイすると
PS5でPS4のゲームをプレイすると自分の所有しているゲームに限ってはグラフィックは結構きれいになる感じがします。よりクッキリとした印象に。
ロードについても速くなった印象です。
ASTRO’s PLAYROOM 感想 ネタバレ無し
「ASTRO’s PLAYROOM」とはPS5に初めから内蔵されており、「DualSense」操作方法のチュートリアルにもなっている3Ⅾアクションゲーム。
ジャンプアクションで障害物を越えていく言わばマリオ的なアクションだけでなく、グライダーやピンボール的なアクションもあり意外と言っては失礼ですが思った以上にやりごたえがあります。
僕が3Ⅾアクションゲームが久しぶりだったことや、DualSenseの操作が初めてな事もあり結構難しく、何度もゲームオーバーに。
しかし、ステージ途中のチェックポイントからリトライできるのでそんなにストレスには感じられませんでした。
遊べるエリアは全部で4つ。各エリアにステージ4つで合計16ステージとボリューム面はさすがに控えめ。1ステージもそんなに長くは無いです。
初めからバンドルされているゲームだしDualSenseのチュートリアル的側面もあるゲームなので仕方ないと思います。
個人的にはサクッと遊びたかっただけなのでちょうどよいボリュームでした。
ファストトラベルは自由にできるし、長いロード時間もほぼ無く、ストレスは皆無。
この辺りはPS5の性能の良さを体感できました。
丘陵地帯やリゾート地などステージのロケーションは豊富で、さらに歴代PSハードや周辺機器、CPUなどコンピューターの部品、PSに関係する用語などを取り入れたごちゃまぜの独特な世界観になっています。
PSの本体やコントローラーの部品などステージのギミックに用いられたりもしています。
歴代のPSに触れてきた人間としては面白い仕掛けで制作側の遊び心やPS愛が感じられ好印象でした。
FF7やデスストランディングなどのゲームタイトルに関係した演出がステージの装飾としてあるのも良かったです。
見た目だけでなく、ステージのギミック自体も種類豊富で練られていて楽しめます。
はじめから入っているゲームだからぶっちゃけそんなに面白くないだろうと思っていましたが蓋を開けてみると大間違い。
SIEがこんな平和的なアクションを出すのも今となっては珍しいと思うしPSファンを喜ばせてくれる仕掛けがいろいろ仕込んであります。
地味ながら良作の3Ⅾアクションゲームに仕上がっていると思いました。
まとめ
何といってもカスタムSSDによる爆速ローディングとコントローラー「DualSense」の振動機能、ボタン抵抗の変化による臨場感が味わえる新感覚が印象的なPS5。
デザインも気に入っているしPS4のゲームが遊べる互換性もうれしい機能です。
グラフィックは普通のフルHDモニタでも確実に美しいし、プリインストールされている「ASTRO’s PLAYROOM」はDualSenseの操作感を一通り体感できるうえ、良作の3Dアクションゲームでお得感があります。
唯一気になるのは本体中央の黒い鏡面加工の部分で傷が付きやすく繊細で少し困りもの。
個人的には初代PS以来のPS系お気に入りゲーム機になりそうな予感。
6万円という高めの価格も納得できるハイクオリティな据え置きゲーム機だと思います。
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