板タブや液タブを使う時角度をつけると書きやすくなりますが、その角度はどれくらいがいいの?と疑問に思う事もあるんじゃないでしょうか。
当ブログ管理人が試したところ20~30度がちょうどいいと感じます。
今回はその理由とメリット、他角度の比較について書いていくのでよかったら参考にしてください。
ペンタブ角度は20~30度がいいその理由
理由はぶっちゃけ簡単で管理人がいろんな角度で試して20~30度という角度が一番しっくり来たからです。
ただこれだと「人によるだろう」と感じられると思うのでもう一つの根拠を。
ペンタブレットメーカーの老舗、ワコムの液タブCintiq16には収納式の足がついていて足を出してCintiq16を設置するとだいたい20度ほどになります。
40年弱ほどの歴史のあるペンタブレットメーカーのワコムが試行錯誤した商品開発のすえ、設定した角度なら多くの人が違和感なく使用できる角度だという事だと思います。
それにほかのメーカーの液タブに付属しているスタンドも大体このくらいの角度なので20~30度が使用するのにちょうどいい角度だという事を実証していると思います。
板タブの場合だと液タブよりも少し角度は控えめにした方が使いやすいです。だいたい20~30度より5度ほど下げるとちょうどいい角度になるという感じです。
ペンタブ角度が20~30度のときのメリット
液タブの場合は角度をつけると画面と自分の顔が平行に近づくので自分の想像したものと同じ正確な寸法で図や絵などが描けます。
角度をつけず寝かしたままだと目の錯覚で道路標示のような間延びしたものになりがちです。下図参照。
板タブの場合は、自分の操作する入力面と出力されるモニタの画面の角度が平行に近づくので感覚的な違和感が減り描きやすくなります。
ちなみに、板タブは線をきれいに引くには慣れが必要。その理由と改善策を紹介した記事があるのでよかったら下リンクで。
液タブ、板タブ両方でのメリットは角度をつけると前かがみになるのを防げるので姿勢がよくなり首や肩の負担が減り疲れにくくなります。前かがみになると首の重さが負担になり、垂直になると負担が減ります。特に液タブでの恩恵が大きいです。
ペンタブ角度が20~30度のときのデメリット
デメリットは特にないと思います。
ただ、角度をつけるものを用意しないといけない場合もあり少し手間です。
台にするのは数冊の本やコミック、雑誌などで間に合います。
場合によっては滑り止めも必要になるので持ってなければ買わなければいけないので少しデメリット。100均などを利用するといいと思います。
他の角度との比較
●40~50度
20~30度と比べると40~50度だとちょっと描きにくさが出てきます。ただ、より背筋が伸びるので全体を見渡して書くことができバランスはとりやすくなると思います。
●60~90度
60~90度になると個人的には書きづらく感じました。アナログでデッサンなどキャンパスを立ててさら書いてきた経験がある人にはちょうど良く感じる場合があるかもしれません。40~50度よりさらにフカンで見渡している感が強くなります。
まとめ
板タブ、液タブ設置のおすすめ角度は普通に描いていく分には20~30度がちょうどいいと思います。
書きやすさ、見やすさ、肩が凝りにくいなどの健康面全てにおいてバランスよく快適に作業できます。
板タブ、液タブ設置角度に迷ったら一度20~30度でしばらく試してみて、合わなかったらまた違う角度で試すという感じでいいと思います。
分度器を持ってない人はオンライン分度器を利用しましょう。紙などに写して使うのもいいかもです。
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