インドアでの遊びといえばテレビゲームが定番だと思いますが、家庭用ゲーム機は値段の高い事がネックだと思います。
現状、日本では任天堂の「スイッチ」とソニーの「PS5」の二強状態で予算が少ない時はどちらのゲーム機を買うかのかが最大の悩みどころ。
そこで今回はスイッチ、PS5どちらを買うか決める方法を管理人なりに考えたので紹介します。
個人的感覚ではイメージ的に任天堂系のゲーム機(スイッチ)は「おもちゃ」、ソニー系のゲーム機(PS5)は「家電」という感じがしてこの考え方を起点にこういうタイプの人はスイッチ、こういうタイプの人はPS5と決めるのでよかったら参考にしていただけたらと思います。
※この記事でスイッチ、PS5のアバウトなイメージを得てから具体的にスペックや遊べるソフトを調べて最終決定していただけたらいいかと思います。
スイッチとPS5を簡単に比較
まずは簡単にスイッチとPS5を比較します。
スイッチの主な特徴は、
- 通常版定価 税込み32,978円 (有機液晶モデル定価 税込み37980円)
- 発売日 2017年3月3日
- テレビに接続しても遊べ、携帯もできるハイブリットゲーム機
- マリオやポケモンなど任天堂の人気キャラのゲームが遊べる
- 任天堂のゲームが基本多めで他の会社(サードパーティ)が出すゲームは少なめ
PS5の主な特徴は、
- 通常版定価 税込み54,978円 (デジタルエディション定価 税込み43978円)
- 発売日 2020年11月12日
- 据え置き専用のゲーム機
- ソニー独自のキャラコンテンツは弱め
- 他の会社(サードパーティ)が出すゲームは豊富、海外産が多め
スイッチでも3万円以上、PS5は5万円以上と昔ファミコンが14,800円だったことを考えるとゲーム機も随分値上がりしました。といっても性能が桁違いなのは間違いないので相対的には現行機のほうが性能と照らし合わせると安いんじゃないかと。
なんにせよ大人でもスイッチ、PS5をそろえるとなるとかなりの出費となるのでゲーム好き以外の人はできれば1台で済ませたいというのが理想だと思います。
次にスイッチ(任天堂ハード)、PS5(ソニーハード)から感じられるゲーム機のイメージからおすすめするゲーム機を紹介します。
スイッチ(任天堂ハード)のイメージはおもちゃ
今でこそゲームメーカーのイメージしかない任天堂ですが、もともとは花札やトランプなどを販売する会社でおもちゃのメーカーです。
ちなみに今もトランプや花札は売っています。
おもちゃのメーカーが出すゲーム機だけあって任天堂のゲーム機はやっぱりおもちゃっぽいです。もちろん悪い意味でなく良い意味で、つまり遊び心があるというイメージです。
「アミーボ」みたいにフィギュアをゲームに持ち込む発想はまさにおもちゃ屋的な感じですし、スイッチの段ボールで工作して遊べる「ニンテンドーラボ」はまさしくおもちゃそのものだと思います。
過去の任天堂のゲーム機をさかのぼってもWiiのコントローラー、Wiiリモコンの振ったり、回転させたりして遊ぶというのもおもちゃ的な発想があると思います。
扱うのも子供からお年寄りまでわかりやすくさらに子供が乱暴な扱いをしても壊れないというタフさもあります。
さらに、任天堂のゲームソフトでいうとスーパーマリオや今ならスプラトゥーンなどゲーム性もおもちゃ的な楽しさがあると思います。
スーパーマリオならギミック多彩なステージ、踏んで敵を倒すなど平和的ですし、スプラトゥーンは殺伐としがちなシューティングゲームでイカに変身したりペイントして陣取り合戦をするなど遊び心が豊富だと思います。
マリオやポケモンのモンスターなどのキャラはおもちゃの国からやってきたような温かさと親しみやすさがあります。
任天堂はおもちゃ屋らしく一貫してゲーム機はどれだけ進化しても「おもちゃ」というような意志が感じられ常にユーザーに驚きと楽しさを与えるというようなポリシーがあるように思います。
これは任天堂が任天堂である限りずっと続くと思うのでゲームにおもちゃ的な楽しさや驚きを求めるなら任天堂のゲーム機、「スイッチ」を買うのがいいでしょう。
PS5(ソニーハード)のイメージは家電
ソニーといえば今はゲームメーカーでもありますがやっぱりテレビやオーディオなどの家電メーカーというイメージが強いです。
初代PSは音楽CDが再生出来てラジカセの代わりになってくれたし、PS2ではDVDプレイヤーになるのでゲーム機でありながら家電の片りんを見せてくれたと思います。両方とも家電屋のソニーらしいゲーム機なんじゃないでしょうか。
PS3に至ってはもはや家電という概念すら超え「家庭用スーパーコンピューター」を構想して作られていたようです。※ウィキペディア調べ
PS4で再びゲーム機寄りになりましたが、UIはテレビのブラビアっぽくやはり家電というイメージが強いです。
家電屋のソニーが家電っぽさのあるゲーム機を作るとどうなるかというとやはり映像表現に強いためか映画的な視覚や聴覚に訴えかけるゲームがPSに集まってきます。
初代PSでいうなら光と音のRPGというのがキャッチコピーの「アークザラッド」があったしPSのスペックを活かすべくFFも映画に近いゲームになり他のRPGではアニメーションムービーがだいたいついていました。
最近ではラストオブアスやゴーストオブツシマなどのフォトリアル(実写的)な海外産のゲームがPSの主流で自分がまるで映画の主人公になったようなリッチな体験ができると思います。
それに音響や映像がリッチなゲームがPS5で出るとMAXでそれを楽しむためにスペックの高いテレビやオーディオ機器が売れます。家電メーカーのソニーとしては映画的リッチなゲームが出ると二次的な利益が出るので今後もそのような映画的リッチなゲームが多くリリースされていくのは間違いないと思います。
サードパーティも目の肥えたユーザーを満足させるべく映画的リッチなゲームが多くリリースされていく傾向が続くと思います。
つまり映画が好き、テレビやオーディオが好きでゲームで極上のリッチな表現を楽しみたい人はソニーの「PS5」を買うのがいいでしょう。
まとめ
スイッチかPS5、ゲーム機を買うならどっちを買うか迷ったときの決め方はというと、
- ゲームにおもちゃ的な楽しさや驚きを求めるなら任天堂のゲーム機、「スイッチ」を買う
- 映画が好き、テレビやオーディオが好きでゲームで極上のリッチな表現を楽しみたい場合はソニーの「PS5」を買う
というのが管理人の考えになります。
これである程度方向性を決めてからさらに両ハードの詳細スペックを調べたり出ているソフトや発売予定のソフトを調べて最終決定すればよい買い物ができるんじゃないかと思います。
コメント
任天堂がおもちゃ作りから始まったのはまったくその通りです。一方、任天堂自身の資料(https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2021/211105.pdf 8頁)によると、現在のスイッチユーザーは「20歳~30代」が多数となり、「子ども向け」という従来のイメージとは異なる傾向を示しているようです。
また任天堂のゲームにはファミリー向きの親しみやすいタイトルが多い一方、「ブレスオブザワイルド」は並みいる海外大作を押しのけ、「世界一のオープンワールド」と絶賛されました(英国のある雑誌は「これから10年、世界中の開発者がこの作品の背中を追いかけることになる」と論評) メトロイド・ベヨネッタ・アストラルチェイン・ゼノシリーズ・FE・モンハンR‥‥など、大人が楽しめるソフトもかなり出ています。
またここ何年かのデータを見ると、サードのソフトに限ってもスイッチ用の方がシェアが多くなりました。
‥‥ですので、近年のスイッチに関しては「ライトユーザー層を基本としたうえで、多様なゲームが集まるハード」という表現が、自分にはしっくり来ます。
PS5に関しては、ソニーが「PlayStation PC」ブランドを立ち上げたため、PS5だけでなく双方で展開していくようです。ですので「ゲーミングPC程のスペックは求めないが、海外の最先端の大作FPSなどはプレイしたい」という層に特化していくのかな‥‥と感じます。
これからも、楽しい記事を期待しています!
おっしゃる通りです。ずいぶんお詳しいですね。
スーパーファミコンでもタクティクスオウガのような少し大人向けのゲームがありましたが、スイッチではコメントで挙げられたタイトルなどより多くの大人も楽しめるゲームが出ているし多様化しているのは間違いないです。
教えていただきありがとうございます。