スチームのおすすめでよく出てくる「マーセナリーズサーガ」というシミュレーションRPGシリーズがタクティクスオウガファンとしては前々から気になっていたので今回はこのマーセナリーズサーガについて詳しく調べていきたいと思います。
ロープライスという事もあり豪華な感じはしませんが手堅く遊べるシミュレーションRPGという感じでタクティクスオウガが好きな人にも刺さる内容だと思いました。
さらに詳細を書いていくので良ければ参考にしていただければと思います。
シリーズ | マーセナリーズサーガ1 マーセナリーズサーガ2 マーセナリーズサーガ3 マーセナリーズウィングス マーセナリーズブレイズ マーセナリーズリバース マーセナリーズラメント※新作 |
ジャンル | シミュレーションRPG |
対応機種 | スイッチ PS4 スチーム |
メーカー | ライドオン |
備考 | ダウンロード専用 |
マーセナリーズサーガとは
スマホや3DS、スイッチなどでリリースされてるシミュレーションRPGシリーズ。
メーカーのライドオンは今回初めて知りました。スマホや携帯ゲーム機のゲームを主に企画、開発しているメーカーです。
マーセナリーズサーガのゲーム内容は潔いくらいのタクティクスオウガ的シミュレーションRPGでタクティクスオウガをずいぶんライトにした印象。価格も安いし手軽に楽しめそうな雰囲気です。
価格が安いという事は当然ボイスが無いのでそこは仕方がないでしょう。
マーセナリーズサーガ1~3はもともとはスマホ向け、まとめたコレクションがスイッチで出ています。
現在スイッチ、PS4、スチームで出てるものをまとめると、
●マーセナリーズサーガクロニクル(マーセナリーズサーガ1~3のコレクション) スイッチ 1,500円(税込み)
※追記 2023年10月12日、スチームで1~3の各作品が単品で発売。価格は1,200円(税込み)。
●マーセナリーズウィングス 偽りの不死鳥 スイッチ、PS4 1,500円(税込み) ※2023年10月12日、スチーム版追加
●マーセナリーズブレイズ 黎明の双竜 スイッチ、PS4、スチーム 2,200円(税込み)
●マーセナリーズリバース 追憶のワイルドリンクス スイッチ、PS4 2,200円(税込み)
となります。
スイッチを持っているとシリーズを一通りさらえるのでスイッチユーザーには朗報。おすすめです。
PS4では家庭用ゲーム機向けに作られたシリーズ3作を遊べるのでこちらも悪くないです。
スチームは今後さらに充実していく可能性が高そう。
タクティクスオウガ好きはマーセナリーズサーガシリーズを楽しめるか調査
タクティクスオウガ好きからすると同じタクティカルSRPGのマーセナリーズサーガに期待するのは主に、
- 中世ヨーロッパ風ファンタジーの世界観
- 戦記物的で分岐するストーリー
- タクティカルな戦闘システム
というところ。
それらを踏まえたうえでマーセナリーズサーガシリーズををチェックすると中世ヨーロッパ風ファンタジーの世界観だし、物語も戦記物で分岐あり、戦闘もオーソドックスな高低差と位置取りを意識したタクティカルシミュレーションで上にあげた3点とも基本的には満たしていると思います。
以下、さらに詳細を書いていきます。
ストーリー、キャラ
マーセナリーズサーガシリーズは傭兵部隊を率いる(傭兵が主人公)というパターンが多くタクティクスオウガと違います。
傭兵だと政治的には中立的な立ち位置なのでタクティクスオウガとはまた違った物語の展開が期待できそう。
分岐もあり値段を考えるとお得感もあります。
世間の評価ではストーリーは良くも悪くも王道中の王道という評価が多いです。
タクティクスオウガのような人の思惑が複雑に交錯する重厚さはあまり期待できないかもしれません。ライト寄りのプレイ感になるんじゃないでしょうか。
値段的にボリュームは無いかと思いきやクリアまでのプレイ時間は20~30時間ほどと十分な容量があるのでそこはポイントが高いです。
キャラクターデザインはマーセナリーズサーガ1~3は同人的な感じですが以降シリーズはすべてプロのイラストレーターに外注していて見栄えはいいと思います。
マーセナリーズウィングスではブリガンダインルーナジア戦記の風間雷太氏が担当していて独特の絵画チックなイラストが美しいです。
個人的には1~3の同人的イラストも味があって嫌いではないです。
サイトを見たうえで印象に残ったキャラはマーセナリーズウィングスの主人公セシルで男装した銃使いの少女と個性を塗り重ねたインパクトの強さがいいです。
男装しているということでストーリー的にもネタになるし銃使いだと戦闘面での運用も楽しそう。使ってみたいと思えるキャラだと思います。
あとはSFCバウンティソードのおっさん的主人公もいたりと個性分けはよくできている感じです。
PVを見る限りではテキストの詳細なセンス、味のようなものは確認できないので気になる人はプレイ動画を探してみるのもいいかもしれません。
グラフィック、曲
グラフィックはドット絵でタクティクスオウガファンとしては親しみが持てます。特別美しいとまでは行きませんが落ち着いた色合いは戦記物のゲームとしてマッチしています。
ただ、シリーズを通してあまり大きく進化している感じがしないのは残念。こういう所に価格が反映しているのかなと思いました。
曲に関しては悪くは無いけど、まあ普通かなという感じ。もうちょっとインパクトは欲しい気がします。好意的に見れば思考型のゲームなのでプレイの邪魔にならないとも取れなくはないかも。
戦闘システム
至って普通の高低差、位置取りを考えて戦うタクティカルシミュレーションです。新鮮味は薄いですがタクティクスオウガファンならかえって安心して楽しめます。
もちろんクラスチェンジやスキルといった定番要素もあります。
マーセナリーズシリーズ独自のシステムとしては、特殊効果付き武具の合成、ステージでリーダーを選択しステージ攻略中はそのユニットが持つリーダースキルが発動する、パワーゲージをため発動できる必殺技ブレイズエクシード(マーセナリーズブレイズ)とリバースエクシード(マーセナリーズリバース)があります。
RPGとしては定番的要素ですがシミュレーションRPGでは結構珍しいと思います。
難易度は世間の評価ではシミュレーションRPGらしく結構な敵の強さで歯ごたえはあるとのこと。
難易度選択も可能のようです。さらにAIでのオート戦闘もできます。
全体的に定番のシステムで固めながら難易度選択、オート戦闘など今の需要に合ったシステムも入れていて好感が持てます。
ユーザーの期待を大きく外すという事は無いと感じました。
新作 マーセナリーズラメント 銀狼と巫女を廻る七つ星
2023年2月9日、スイッチで配信開始のマーセナリーズ新作「マーセナリーズラメント 銀狼と巫女を廻る七つ星」を紹介。
ジャンル | シミュレーションRPG |
対応機種 | スイッチ PS4 |
メーカー | ライドオン |
発売日 | 2023年2月9日(スイッチ) 未定(PS4) |
価格 | 2,200円(税込み) |
CERO | B(12歳以上対象) |
ストーリー
ストーリーは、
謎の疫病 、コロデア病によって人間がゾンビとなり人々を襲う世界。
ゾンビ退治の汚れ仕事に明け暮れる傭兵ヨハンはある日、死神に100日後に死ぬ事を宣告される。
しかし、疫病に倒れた人々を癒しているという巫女との出会いに光明を見出し、死の運命に立ち向っていく。
と、かなりざっくりまとめればこんな感じ。
ゾンビ設定、100日後というワードは流行りを押さえている感じです。
ただやや古いかも・・?
キャラもマーセナリーズらしくいい意味でベタな感じのキャラだと思います。
キャラデザインはイラストレーターのさくらもち氏。
今風の絵柄で無難な感じです。
値段が値段なのでボイスはなし。個人的にはテンポよくテキストを読み進められるのでマイナス要素にはならないです。
システム
システムに関しても今までと同じく、高低差、位置取りを考えて戦うタクティカルシミュレーション。
イベント→戦闘準備→戦闘→編成という順でゲームを進めます。
スキル、必殺技の要素もあり。
マーセナリーズラメントの特徴としては、巫女のヒロインが同行している時、戦闘の攻防でゲージをためると降臨(アドベントソウル)を発動できキャラクターを一定時間強化できます。
さらに、降臨状態のキャラクターと敵を挟みこむように配置している時、敵を攻撃すると連携攻撃を繰り出せます。
システム的に大きな変化このくらいなので新しいシステムに戸惑うことなく物語やキャラに没入できるのはマーセナリーズシリーズの利点でしょう。
グラフィックも今まで通りです。
まとめ
とにかく2000円程度で本格的なタクティカルシミュレーションが楽しめるというのが「マーセナリーズサーガシリーズ」大きなストロングポイントだと思います。
8,9千円する豪華なゲームほどの訴求力がないのは事実ですが、全部買って7400円と普通のゲーム1本分でずいぶんお得。
世間の評価を見る限りでも手堅い感じなのでプレイしてみて大きく外すということにはなりにくいかと思います。
ただし、タクティクスオウガのような実際にあった民族紛争を下敷きにしたような重い物語を求めると少し厳しいかも。あくまでゲーム的な物語を楽しむという気持ちを持つのがタクティクス好きには求められるかもしれません。
コスパ最強ということに間違いはないし、シミュレーションRPG好きで時間のある人はシリーズまとめてやってみるのもいいと思います。
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