おおよそ22年ぶりのドラクエモンスターズ ナンバリングタイトルとなる「ドラゴンクエスト モンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅」が2023年12月1日に発売。
体験版が配信され、22年ぶりという長いあいだ沈黙していたという事もあり、世間の期待は爆上がりしているもよう。
個人的には純ドラクエナンバリングのみしかプレイしたことがないため、この盛り上がりを見てドラクエモンスターズ3に興味が湧いたのでモンスターズ ナンバリング発売経緯や、モンスター育成など、ゲームの詳細について調べてみました。
よかったら参考にしていただければと思います。
※体験版のセーブデータは引継ぎ可能。
ジャンル | RPG |
対応機種 | スイッチ |
メーカー | 発売元:スクウェア・エニックス 開発元:トーセ |
発売日 | 2023年12月1日 |
価格 | 通常版7,678円(税込み) マスターズ版11,198円(税込み) 超マスターズ版14,003円(税込み) |
CERO | B(12歳以上対象) |
備考 | 追加DLCあり |
ドラクエモンスターズ ナンバリング発売経緯
22年ぶりのモンスターズナンバリング発売ということもあり発売経緯をまとめました。
(モンスターズ外伝的?シリーズのジョーカー、キャラバンハートは除外。)
ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド 1998年9月25日発売(ゲームボーイカラー)
↓
ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵 ルカの旅立ち/イルの冒険 2001年3月9日/2001年4月12日発売(ゲームボーイカラー)
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ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅 2023年12月1日発売(スイッチ)
※ウィキペディア調べ
なぜナンバリング続編発売に22年も間が空いたのかは謎ですが、別のモンスターシリーズが間に出ているのでそれが代わりという事でしょうか。
対応ハードがゲームボーイカラーからスイッチになり、時代の流れを感じますね。
キャラクターデザインは鳥山明氏
キャラクターデザインは純性のドラクエナンバリングと同じく鳥山明氏が担当。公式サイト記載。
ドラクエトレジャーズでは実際誰がイラストを描いているのかわかりませんでしたが、イラストのタッチ的にも現在の鳥山明氏の絵柄ぽいし、キャライラストのCマークにBIRD STUDIO(鳥山明氏のプロダクション)と記載があるので確かに鳥山氏のデザインだなという感じです。
パッケージのデザインも鳥山明氏が担当しています。
ちなみにゼネラルディレクターに堀井雄二氏、音楽がすぎやまこういち氏となっています。
曲はドラクエ4の曲をアレンジしたものが使用されています。
グラフィック
グラフィックはスイッチらしいフォトリアルとは逆の方向性のマイルドな感じ。ポケモンなどと同じ方向性かと思います。
緻密でないためドラクエシリーズをプレイしてきた大人のユーザーからは評判が悪いイメージです。
逆にまだあまり多くの情報を受け取るの能力が育ってない子供層にはこの感じのグラフィックが結構マッチするかも。
おそらく制作側も多くの子供にプレイしてもらい、ドラクエブランドを守っていくという考えもあるのでしょう。
当方は大人ですがこういうマイルドなグラフィックは嫌いじゃないしむしろフォトリアル系のグラフィックはそこまで好きではないのでこういうグラフィックは歓迎という感じ。
ただ、ドラクエ10オフラインと同じく、あまりセンスがいいとは正直感じられないのでそのあたりはちょっと残念かなと思います。それとマーニャの露出度が激減したのも残念。(笑)
ストーリー
ストーリーはドラクエ4で敵側として登場したピサロが主役に。あらすじは以下、
本作の主人公は『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』に登場したピサロ。父である魔王に魔物が攻撃できないという呪いをかけられたピサロは、魔物とともに戦うモンスターマスターとして、道中で出会ったエルフの少女・ロザリーとさまざまな魔界へと足を踏み入れていきます。
復讐を胸に魔族の頂点を目指す主人公ピサロとなり、多種多様なモンスターたちを仲間にしながら、ダークな冒険へ旅立ちましょう!
スクウェア・エニックス.comより引用
となっており、一応、復讐劇?という体裁をとっている感じです。
ただドラクエモンスターズなのでそこまでドロドロした感じにはならないでしょう。
おそらく鬼滅の刃や呪術廻戦など、昨今流行りのダークファンタジーを意識してのピサロを主人公とした少しダークな雰囲気のストーリーにという感じじゃないでしょうか。
魔王という事もありモンスターを指揮するシチュエーションとも合うので。
気になるところはピサロやロザリー以外のドラクエ4のキャラが出るかという事。
一応公式サイトにドラクエ4の勇者やライアン、アリーナなどのキャラの声を演じた声優の方々の名前が表記されているし、PVにもちょっとだけ登場しているので本編でも何かしらの形で登場するのはほぼ間違いないと言っていいと思います。
ドラクエ4とのつながり
PVでは「これは誰も知らない、もうひとつの可能性の物語」とあるのでおそらく正史という扱いではない「もしも」のストーリーだと思います。
FFシリーズ、FF1の可能性のうちのひとつである前日譚を描いた「FFオリジン」と同じ感じじゃないでしょうか。
余談ですが、ドラクエモンスターズ3のキャラの視点でドラクエ4が語られる絵本ムービーが公開さてていてこれがなかなか見ごたえがあります。
システム
マップ探索
マップはオープンワールドではなくいつものドラクエと同じくエリアマップ制を採用。多種多様な魔界の世界を冒険します。
特徴的なのは初めて四季の概念を導入し時間経過で四季が移ろい変わっていくところ。
ただ見た目が変化するだけでなく、冬だと川が凍って歩けるようになるといったギミックの変化もあるのが面白いところだと思います。
エンカウントはシンボルエンカウント方式。簡易マップもあるので探索でストレスになる事は少ないでしょう。
バトル
バトルはターン制のコマンド式であらかじめ設定した作戦に従って味方モンスターが行動してくれるタイプ。もちろん細かにコマンドを指定することも可能です。
パーティは最大4人で控えも最大4人。モンスターにはSとLのサイズがあってLサイズのモンスターはSサイズのモンスターの2体分の大きさとなります。
敵のモンスターは「スカウト」することで仲間にでき、成功率はレベルなどに依存しているようです。
モンスター配合
仲間にしたモンスターはモンスター同士を掛け合わせることで新たなモンスターを誕生させることができます。
実際掛け合わせる前に結果が分かる親切仕様なのでストレスなくモンスター配合をじっくり吟味することが可能。ぶっちゃけ結果が気に入らないとリセットすることも多そうだし、その手間を省け、ユーザーの心理をよく理解してくれているなあという感じです。
モンスターには9段階のランクがあり、ランクの低いモンスターも配合を繰り返すと強くなっていくのでどんなモンスターでも愛着を持って育てていけます。
掛け合わせにはモンスターの種類だけでなくサイズも大きく関係し、(親モンスターが2体ともSサイズなら子もSサイズに)引き継いで習得させるスキルも自由に選べるのでかなり多種多様な結果になり、シンプルながらに奥の深いシステムになっています。
追加ダウンロードコンテンツ
ドラクエモンスターズ3発売日と同時、2023年12月1日に追加コンテンツ3つが同時配信。内容は以下、
- 追憶のモグダンジョン(特典衣装:ゴシックコート)価格:1,320円(税込)一度仲間にしたことのあるモンスターの種族に再び出会えるダンジョン
- エビ師範の修練迷宮(特典衣装:パティシエ服)価格:1,320円(税込)自動生成ダンジョン搭載
- 時の無限ボックス(特典衣装:魔族の鎧)価格:880円(税込)一定時間ごとに開けられる不思議な宝箱からアイテムを入手可能
となっています。
ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅 マスターズ版と超マスターズ版にはこのダウンロードコンテンツが付いてきます。
e-STORE ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅 マスターズ版
e-STORE ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅 超マスターズ版
まとめ
22年ぶりのドラクエモンスターズナンバリングが復活し、ハードがゲームボーイからスイッチに変わった事もあり、グラフィックは大幅に進化。四季の移ろいが反映されるという試みも新鮮です。
主人公はドラクエ4で敵役だったピサロを起用し、ほんの少しダークな雰囲気のゲームに。今の流行りを取り入れた形になっています。
メイン要素のモンスター育成は「モンスター配合」によっていろいろなモンスターを作れるシンプルながら奥深いものでハマればやめ時が見つからないでしょう。
ドラクエ4のキャラも多数登場するようだし、ドラクエモンスターファンだけでなくドラクエ4のファンにもおすすめのゲームになっています。
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