自分だけの物語が作れるフリーシナリオと高難易度の戦闘がウリの「ロマンシングサガ」(ロマサガ1)、そしてロマンシングサガのリメイク作「ロマンシングサガ ミンストレルソング」の感想を書きます。
ロマサガシリーズ初作品というだけあってかなかなか荒々しい作品でしたがフリーシナリオの自由度と戦闘のやりごたえは癖になる面白さでした。リメイクのミンストレルソングはロマサガ1を進化、ブラッシュアップさせ良リメイクの見本と言えるものだと思いました。
さらに詳細な感想を書くので良かったらまとめてご一読していただければと思います。ネタバレは無しです。
ロマサガ1、ミンストレルソング主な特徴
まずロマサガ1の主な特徴は、
- 1992年1月28日スーパーファミコンでスクウェアより発売
- 2Dドット絵のグラフィック
- 8人のキャラの中から主人公を選べる
- 好きなイベントを選べるフリーシナリオ搭載
- 毒っ気のあるセリフ
- 伊藤賢治氏の音楽がかっこいい
- レベル制でない熟練度での育成
- 全体的に戦闘の難易度が高い
- 敵が徐々に強くなる
- 戦闘では3×3マスのエリアで陣形が組める
- 武器に熟練度があり使うほどに強くなる
- バグが多い
というところ。
リメイク作、ロマンシングサガミンストレルソングの主な特徴は、
- 2005年4月21日PS2でスクウェア・エニックスより発売
- グラフィックは3Dに進化、キャラデザもアレンジ
- ボイスあり
- フリーシナリオ
- 追加イベントあり
- 戦闘難易度は相変わらず高い
- LPや連携などこれまでのサガシリーズのシステムを追加
- チュートリアルがある
- バグは少なくなる
という感じだと思います。
ロマサガ1は挑戦的ながらも荒い部分が多い印象、リメイクされたミンストレルソングはサガシリーズのいい所を取り入れた集大成ともいえる出来で評判も高いです。
※ロマサガ1はバーチャルコンソールで、ミンストレルソングはゲームアーカイブスで配信されています。
ロマサガ1スーパーファミコン版感想
スパーファミコン初期に発売、さらにプレイしたのは発売から数年経ってからのプレイという事もありグラフィックは少し他のRPGより劣ってるように感じました。
マップがファミコンのグラフィックをまんま強化しただけという感じでそこが見劣りする主な原因かも。
しかし、ボスのカッコイイ一枚絵はこの当時から健在でロマサガシリーズでお気に入りの要素のひとつです。
物語は好きなイベントを起こしその積み重ねで進めるフリーシナリオなので自由な冒険感がありました。反面、ドラクエやFFのような一貫した壮大な物語ではないのでそのあたりは少し物足りなさも。
キャラやテキストは特徴的で癖がありそこは好みにも合って楽しめました。
ロマサガ1といえばやはり難易度の高い戦闘。これはロマサガ初体験という事もありかなり苦労しました。
まずエンカウントはシンボルエンカウント方式でマップによっては敵の数がハンパなく多いです。というかマップに対する密度が高いのかも。
さらにマップを切り替えると敵が復活するので効率よくマップを移動しないと何度も敵と戦うことになります。
そしてその敵がまた強いのでパーティがどんどん削られる事に。ロマサガはダンジョンでもメニューでセーブできますが下手な場所でセーブすると強い敵に囲まれ詰んでしまうのでセーブするタイミングも結構気を配る必要があります。
スリリングな冒険気分を味わえますが結構寿命が縮まるような思いをしました。
敵は戦闘回数を重ねるとどんどん強くなるのでさらに難しさに拍車がかかります。
育成システムについてはレベル制でない独自のシステムだったのでこのシステムを理解するのも時間がかかりました。
陣形や武器の熟練度、攻撃範囲などあまり分からずにプレイしていたと思います。
今なら攻略サイトを見れば解決ですが、当時は雑誌や攻略本しかないので中々にハードルが高く結局ほとんど自力で何とかしたと思います。
ロマサガシリーズのラスボスは伝統芸でかなり強く、ロマサガ1のボスが管理人の中では一番の強敵でした。
アルベルトを主人公にしていましたが、右利きに設定して右利きのアルベルト状態だったので強い武器が装備できず火力不足だったのも大きかったと思います。
結局裏技に近いやり方でなんとかラスボスを倒してクリアしました。当時やってきた中のゲームでは最強のラスボスだったかもしれません。
ずいぶん苦労したロマサガでイライラした事もかなりあったとはいえカッコイイ音楽や難しい難易度の妙な中毒性があり思い出深いRPGのひとつです。
ロマサガ ミンストレルソング感想
まさにリメイクの鏡というほどよくできていて世間の評価も高いロマサガミンストレルソング。
確かに評判通りのデキでグラフィックは3Dになりかなりクオリティアップしてさらにキャラのボイス付きと豪華になりよりロマサガの世界に入れるようになったと思います。
システム的にLPや連携などのサガシリーズの人気要素を取り入れ大きくパワーアップしていて敵の強さも相変わらずの強さなので歯ごたえのあるバトルが楽しめました。
音楽もパワーアップしているし、山崎まさよし氏のテーマソングもロマサガの世界によく合っていると感じました。
当時ではサガシリーズの集大成という作品だったと思います。
ちなみに管理人としてはミンストレルソングも良かったですがやっぱり原作のスーパーファミコン版の方が魅力的に見えました。
なんか荒々しい中にも力強さがありチャレンジ精神や流行りにとらわれな反骨心みたいな制作側の精神が感じられ好感が持てました。
まとめ
ロマサガ1は荒々しくも当時のRPGの常識にハマらないフリーシナリオ、熟練度による育成、陣形要素など新鮮に楽しめました。
どんどん敵が強くなっていきラスボスもハンパなく強くシステムを理解するのが大変でしたが苦労の末クリアした時はかなりの満足感が得られ今でも思い出深いRPGです。
音楽もカッコよく今でも聴きたくなる名曲ばかり。
ミンストレルソングもリメイク作の見本と言うほどのデキで楽しめたし、サガシリーズの良い所を取り入れたの良かったと思います。
コメント